goo blog サービス終了のお知らせ 

ネコのミモロのJAPAN TRAVEL (Mimoro the cat:JAPAN TRAVEL)

「京都観光おもてなし大使」のライターとネコのミモロが、京都の情報や暮らし、グルメなどをご紹介。心和む雑誌のようなブログ

書家 西垣一川先生のところでの「書初め」。今年の抱負を心をこめて描きます。

2023-01-15 | 習い事

「こんな感じかな~う~なかなか難しい~」と筆を久しぶりに持ったミモロです。

新年になり、今年の抱負を半紙にしたためます。

「書初め」をしたのは、書家の西垣一川先生のご自宅。

京都や東京でも書道をご指導なさっている西垣先生。個展なども開催し、多くのファンをお持ちです。

「ミモロちゃん、明けましておめでとうございます。今年はどんな文字を書きますか?」と。

お教室となる和室の床の間には、お正月の飾り…「うさぎさんもいる~こんにちは~」とまずは挨拶。


この日は、大阪からいらっしゃった皆さんとご一緒に…

書初めを始まる前に、心を和ませるお茶の時間を過ごします。
「ミモロちゃんのお着物素敵ね~」とみなさんに褒められ、「うん、これミモロの一番自慢の着物なの~」と。

「あ、花びら餅…今年食べそこなってたんだ~うれしいなぁ」

お正月の和菓子の花びら餅に心和むミモロです。

お茶の時間を楽しんだ後、いよいよ書初めがスタート。
ミモロは、振袖では全く動けないので、洋服に着替えます。やる気満々です…。

西垣先生にお手本を書いていただきます。


今年の抱負として描く文字は、「猫三昧」。ミモロは、ネコ本来の好奇心と自由な生き方に没頭したい…との思いがあるよう。

「なかなかユニークな言葉ですね~ミモロちゃんならではね~」と西垣先生。

先生のお手本を見ながら、筆を動かします。「う~書初め、3年ぶりかも…筆持つ機会なかったし~う~難しい~」と真剣な面持ちで挑みます。


だんだん書き進めると、ミモロの文字は、先生のお手本から離れていきました。「猫」の文字が次第にネコっぽい形に変化。

「不思議な文字になってる~」とそばで見ていたウサギちゃん。「うん、そうかな~」ネコの耳があるような形に…

「まぁ、ミモロちゃんらしくていいんじゃない?」と西垣先生。

そして書初めの締めくくりに、大きな半紙に描きます。

先生の筆の動きに見とれるミモロ…「すごい~!」と感激しきり…「あんな風にサラサラ描けたら素敵だなぁ~」と憧れの眼差し。


「こんな大きな筆で書くの初めて~」


「わ~ん、うまく書けない・・・」と自分の作品にがっかり…。でも、こんな大きな文字を書いたことがなかったので、素敵な経験になりました。


さすが書道の経験が長いみなさん…素敵な作品が仕上がっています。


久しぶりの「書初め」…「猫三昧」の日々を過ごしてゆくミモロの1年です。

<ブログを見たら 金魚鉢をクリックしてね 応援よろしく!ミモロより
人気ブログランキング

ミモロの通販ショップ「ミモロショップ」はこちら 
いつも一緒だよ~ミモロオリジナルキーホルダー



ミモロへのお問い合わせ・ご要望は、mimoro1888@gmail.comまで
コメント
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

「楽器はじめてみませんか」下鴨「月光堂楽器店」での古楽器などのお教室。まずは無料体験教室へ

2022-09-13 | 習い事

「これリコーダーっていう、中世に盛んだった楽器なんだって…」とミモロは、木製のリコーダーに興味津々。


以前、比延平で行われた「月光堂楽器店」の古楽器教室発表会。その時聞いた古楽器の優しくて、心癒す音色に感激したミモロ。
「古楽器っていいね~演奏できるようになりたいなぁ~」と思うようになりました。

そこで、「月光堂楽器店」を取材したとき、リコーダーの無料体験教室を予約。「一度、できるか、やってみよう~」と出かけました。

「はい、体験教室の方ですね、どうぞ~」とお店の方に促されて、店の奥のスペースへ。

そこでは、リコーダーを教えてくださる森本英希先生がいらっしゃいました。
「こんばんは~ミモロちゃん、比延平でご挨拶しましたね~。今日は、楽しんでくださいね」とやさしい笑顔で…。

「よろしくお願いします」とミモロ。さっそくレッスンが始まりました。

森本先生は、古楽器だけでなく、篠笛やフルートの演奏家として、オーケストラやアンサンブルでご活躍なさっています。

まずは、リコーダーについて教えて頂きます。

「小学校の音楽の時間にやったことがある人が多いと思いますが、実は、リコーダーは、中世、そう17~18世紀に最もヨーロッパで盛んだった古楽器なんです。ハイドンやヘンデルなど、バロック音楽の作曲家も数多くのリコーダーの曲を作曲しているんですよ。日本では、リコーダーというと、学校の縦笛って思われがちですが、その演奏の幅は広く、大人でも十分に楽しんでいただける楽器なんです」と。


小学生が学校で習うのは、ソプラノリコーダーという小型のもの。「子供は手が小さいですから、ソプラノのを使います。バロック音楽の演奏には、それより大きいアルトリコーダーが多く用いられます」と。

「木製のリコーダー素敵だなぁ~」と思うミモロ。「あ、木製のリコーダーはドイツの楽器メーカーの品です。はじめは、木製のシンプルなものだったんですが、宮殿などで演奏されるようになると、象牙を使ったものなど装飾性が高いものが好まれるようになりました」とお話してくださいました。

「でも、シンプルな木製のが素敵だなぁ~草原なんかで吹く気持ちいいだろうなぁ~」と、まだ吹けるかどうかもわからないミモロの想像は膨らみます。

「そう、昔は、羊飼いがよく草原で吹いていたんです。みんなで集まってダンスをするためのリコーダーの曲も多くあります」と。
「ミモロ、よく山に自然観察に行くの・・・その時吹けたら、気持ちいいかも…」というミモロです。
「そうですね~森や山で吹くと、野鳥が寄ってくるんですよ」と森本先生。
「わ~いいなぁ~そういうの…でも、ミモロが吹いたら野鳥逃げたらどうしよう・・」と不安もよぎります。

「では、さっそく実際に吹いてみましょう」と、ミモロに小さなリコーダーを貸してくださいました。

ミニチュアサイズのリコーダーは、実際にも音が出ます。


「まずは、持ち方から…」と。ミモロは、先生のマネをして、リコーダーを構えます。

「じゃ、そのまま吹いてみてください~」「ピ~」と、ミモロのリコーダーから優しい音が響きます。
「では、指使いをいっしょにやってみましょう」と先生。「は~い」ミモロは、先生の指の動きを真剣に見つめ、その通りに動かします。「ドレミ…」いくつかの指使いを習い、それから楽譜を見て、先生と一緒に吹くことに…


「ミモロちゃん、初めてにしては、よく吹けてますよ…」と先生に褒められて、思わずニッコリ。
「では、簡単な曲を一緒に演奏しましょう」と、「エーデルワイス」を一緒に…


ミモロは、楽譜を見ないで、先生の指使いを見て、耳を澄ませて音を拾います。
「はい、上手に吹けましたね」「わ~楽しい~」と思わず笑みがこぼれるミモロです。

「肺活量は、気にしないで大丈夫ですよ。吹くことは、とても体に良くて、喘息のお子さんがリコーダーで症状が出なくなったというケースもあるんです。また、音を聞き、指を動かすことは、脳の働きにもよくて、ボケ防止にも…。それに優しい音色なので、心も癒されますし、ひとりで気ままに練習もできます」と先生。

もちろん、いろいろな音階を出すために、かなり練習は必要。

「では、上達するとどんな曲が吹けるか、聞いてください」と、ミモロのために1曲演奏してくださいました。

複雑な指の動き…

「でも、あんな風に演奏できたらいいなぁ~。森の動物さんたちに聞かせてあげたい…」と思うミモロです。


レッスンは、月3~4回、30分コースで、月11000円。チケット制もあり、5回22000円です。
 
詳しくは、「月光堂楽器店」のホームページで…

若いころ、楽器をやっていた人、また時間に余裕ができて楽器をやってみたい人などに、リュート、バロックギター、チェンバロ、リコーダーなどの古楽器はおすすめ。優しい音色とバロック音楽が、大人の心に寄り添います。

「レッスンありがとうございました」とミモロ。いつか森の動物さんに聞いてもらえるようになればいいなぁ~

ちなみに、森本先生は、9月18日「京都コンサートホール」にご出演なさいます。



<ブログを見たら 金魚鉢をクリックしてね 応援よろしく!ミモロより
人気ブログランキング

ミモロの通販ショップ「ミモロショップ」はこちら 

ミモロへのお問い合わせ・ご要望は、mimoro1888@gmail.comまで



コメント
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

再び楽器を弾きたい人におすすめの古楽器。個人レッスンで自分なりに楽しむ癒しのひとときを…。

2022-08-28 | 習い事

「え?ウクレレでも、バロック音楽弾けるの??」ずらりと並ぶウクレレを前に、首をかしげるミモロです。


古楽器を使ったバロック音楽の演奏を久しぶりに聞いたミモロは、その優しくて、雅なメロディーにすっかり夢中になってしまいました。そこで、古楽器を扱う下鴨の「月光堂楽器店」へ。

店内の壁に並ぶギターの上の段に、ウクレレを見つけます。
「ウクレレって、ハワイアンの楽器じゃないの?ここでもハワイアン練習するの?」と、店主の加藤さんに伺います。

弦楽器にほとんど知識のないミモロにわかるように伝えるのは、なかなか難しいかも…。
「この店には、ギターにもいろいろな種類がありますが、エレキギターはありません。クラシック、フラメンコ、ジャズなどのギターのレッスンもあり、いろんな音楽が楽しめるようになっています。。ウクレレは、ギターの親戚みたいなもの。大航海時代にポルトガル人が、ハワイに伝えて、それがウクレレになったと言われます。ギターももとは4弦だった時代もあって、ウクレレのチューニングでも、バロック音楽が弾けるんですよ。僕は、時々弾いてます」と。

「ウクレレでバロック音楽弾くの素敵かも…」と興味を示すミモロ。「でも、弦楽器って、チューニングって大変な気がする…」と、チューニングに使う音叉を叩くミモロ。

「この音覚えなくちゃね~」と耳を澄ませます。


店に並ぶギターを眺めたミモロ。

「あの~ギターの音聞きたいんですけど…」と加藤さんにお願いします。「じゃ、ちょっとだけね~」

イギリス民謡の「グリーンスリーブス」を少し演奏してくださいました。

「いい音色…」とうっとり。


そもそも近代楽器の発展は、それを演奏する場所の拡大と聴衆の数の増加によって、音量の増加が求められたことによる部分も大きいそう。
もちろん古楽器の演奏会では、マイクを使用します。「でも、本当は、生の音だけで聞きたいなぁ~」と思うミモロです。

つまり、「少人数で、またはほとんど人がいない自然の中で風や木々の音とのアンサンブルをしたい~」と。
「まぁ、そういうのが楽器の始まりかもしれませんね~」と加藤さん。

「あのね~今、キラキラした音じゃなくて、もっと素朴が音が好きなんだ~」とミモロ。
「古楽器は、自分の心に寄り添う楽器としては、とてもいいかもしれません。別に他の人と腕を比べることなく、気の合った仲間とアンサンブルをしたり…」「そう、そういうのがいいの~」とミモロ。

「あのね、お友達の中には、昔、ピアノやバイオリンを習っていて、今、何かまた習いたいって人多いんだ~。そういう人に、古楽器ってピッタリだと思う。自分の感性で楽しめばいいんだもの」。

ギターも1万円台からいろいろ。ウクレレは、3000円台からと、始める初期投資も少な目に抑えられそう。

「ミモロちゃんは、なんの楽器やりたいんですか」と加藤さん。
「う~弦楽器、難しそうだから、縦笛のリコーダーなら、どうにかなるかも…」と。
「リコーダーは、学校の音楽の時間のイメージが強くて、簡単そうだけど、つまらないかも…という人もいらっしゃいますが、え~こんな曲も吹けるんだと驚くほど、曲の幅もあるんですよ。初心者向けなら、2000円台からありますから手軽かも…」と。

「でも、本当に自分に合うかわかんない…」というミモロ。
「それなら、30分の無料体験教室がありますから、それを申し込んで、実際に楽器に触れてから、考えたらどうですか?」と加藤さん。「え!体験教室もあるんだ!はい、ぜひ!」と目を輝かすミモロ。

体験教室の楽器は、貸していただけるそうです。
 

「これも曲弾けるんだ~」と、カリンバで、チョウチョを弾き始めたミモロ。

「なんかいい音~これも練習すると、いろんな曲が弾けるようになるのかな?」と。

古楽器、バロックギターやリュート、リコーダーなどは、だれが弾いても、それなりの音が出ること。そして音量が小さいので、下手でも周囲に迷惑にならないこと。弓を使うヴァイオリンなどは、いい音を出すまでが大変で、友人のネコは、友人がヴァイオリンケースを持つと、逃げるそうです。ネコでもわかる音の良しあし…。

ぜひ、なにか楽器を始めたいという人は、古楽器を候補にしては?

「月光堂楽器店に行くと、相談に乗ってくれますよ~」と、ミモロは、リコーダーの体験に申し込みました。

*「月光堂楽器店」の詳しい情報はホームページで


<ブログを見たら 金魚鉢をクリックしてね 応援よろしく!ミモロより
人気ブログランキング

ミモロの通販ショップ「ミモロショップ」はこちら 

ミモロへのお問い合わせ・ご要望は、mimoro1888@gmail.comまで



コメント
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

友禅作家の上仲正茂さんの「手描友禅ワークショップ」。「ホテル カンラ キョウト」で開催

2022-08-02 | 習い事

友禅作家の上仲正茂さんの工房に伺ったミモロは、「手描き友禅体験したい!」ということで、7月24日に開催されたお教室に。

「素敵なハンカチできちゃった!」と嬉しそう。

さて、この「手描き友禅ワークショップ」は、東本願寺の北側にある「ホテル カンラ キョウト」のロビースペースで開催されました。


京都の伝統工芸に関心が高いホテルで、ロビーには、さまざまな品が並んでいます。そのことは、またいずれご紹介します。
年に何回か伝統工芸に関係するワークショップが開催されています。

伝統の手描き友禅の技法を教わりながら、ハンカチ彩色をするワークショップです。

参加費は、3500円。所要時間は、1時間ほどで、その日のうちに完成したハンカチは持ち帰れます。

「ミモロちゃん、ようこそ~今日は楽しんでいってくださいね~」とご指導くださる上仲正茂さん。

「はい、よろしくお願いします。ミモロ、ワークショップ大好きなの~」とやる気満々の表情。

今回の参加者は、6名。京都在住の方だけでなく、東京からの参加者も。ホテル宿泊者のための体験プランでもありますが、外部からも参加可能なのです。
すでにテーブルには、筆や染料などが用意されています。


ミモロも席に…


まずは、上仲さんの京友禅のお話から…。そして作る工程なども説明されます。

そして、今回のハンカチの染色の仕方を教えて頂きます。「フムフム…」と真剣なまなざしのミモロ。

すでに図案は、色滲みを防ぐ糊でハンカチの上に描かれています。ここに塗り絵のように自分好みの色を置いてゆくのです。


上仲さんが染められた見本のプリントを参考に…「どこにどの色入れようかな?」としばし図案を見つめて考えるミモロ。

「好きな色を好きなところに、まずは置いてください」と上仲さん。
それから…「図の中央から…」「淡い色から…」「筆は立てて…」とアドバイス。

4色の染料を筆になじませ、いよいよ布に色を置きます。


「わ~思ったより、滲む…」「わ~はみ出しちゃった~」「あれ?うまく滲まない」と、思ったより難しい~と感じたミモロ。
「なんか上手に濃淡がつかない…」と。上仲さんの作品を見ては、首をかしげます。あのね~当たり前でしょ。ミモロは初めてなんだから…。

それでも次第に筆使いのコツをつかんだミモロ…。

楽しそうに筆を動かします。

他の参加者の方々も、話すことなく、真剣に…


「できた~」と、色を置き終えたミモロ。

いつもながら、仕事が速い…。他の方が半分くらいのところで、すでに完成?!

しっかり名前も入れました。


「できました~こんなんでどうでしょう?」と上仲さんに見て頂きます。
「はい、上手にできましたね~」と。「う~でも、後で修正したいと思うところもあるけど、もうできないんですよね?」とミモロ。
そう、染めの作業は、やり直しがききません。まさに真剣勝負…。「そこが技なんだよね~」と思うミモロです。

「ミモロちゃん、こっちで乾かしましょうね」と、ドライヤー湿っている染料を乾かします。


さらに当て布をしながらアイロンを…枠で皺になった部分を伸ばすと同時に染料の色を定着させるのです。


「はい、完成です。どうぞ~」とミモロの作品を手渡され…「ありがとうございました」と思わずニッコリ。


「やったね!」と完成品を嬉しそうに抱えます。


参加なさった方に伺うと…
「筆を持つのは、何年ぶりかしら…ちょっと緊張しちゃいました」「友禅って、憧れてたんですが、本当になかなか難しいものですね~ハンカチでこれですから、着物を作られる職人さんの技術ってすごいですね~」
「京都の素敵な思い出になりました」など、いろいろな感想が…。

観光だけではなく、その土地の文化や伝統を実際に体験する旅が、今、人気です。

秋の旅には、ぜひ何かを体験してはいかがでしょうか?

*「ホテルカンラキョウト」の詳しい情報はホームページで
また「染工房 正茂」で、上仲さんの作品が購入可能です。


<ブログを見たら 金魚鉢をクリックしてね 応援よろしく!ミモロより
人気ブログランキング

ミモロの通販ショップ「ミモロショップ」はこちら 

ミモロへのお問い合わせ・ご要望は、mimoro1888@gmail.comまで



コメント
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

自分の字が好きになる!「知ふみ書道」の新年書初め会。書家、新見知ふみさんが広める書道の魅力

2022-01-13 | 習い事

「迫力ある~」と、子供たちが熱い視線を注ぐのは、書家の新見知ふみさんの書のパフォーマンス。

1月9日に「京都文化博物館」6階で行われた恒例の「知ふみ書道」のお教室の生徒さんたちの書初め展です。


京都生まれの書家の新見知ふみさんは、同じく書家であるお母さまの元、幼いころから書を学び、「京都府知事優秀賞」などさまざまな賞を受賞されている方。また「多くの人に書のすばらしさを知って欲しい」との強い思いから、海外の主要都市での書のパフォーマンスなどもされています。また、2018年には「オックスフォード大学 イートン校」の要請で講演と実演を披露。「書道を世界へプロジェクト」も2012年から始動しています。

書家として、独自の書の作品を生み出しながら、新見知ふみさんは、常に子供たちをはじめ、書に触れたことがない外国人へ、書のすばらしさを伝える活動を長い間続けています。
「書家が教える書の魅力」は、京都御所南にある「カリグラフィー京都」を本部に、4か所の書道教室で子供たちから大人、そして外国人観光客などに伝えられているのです。

この日、展示会場の壁には、教室に通う子供たちの書が並びます。

どれも半紙からはみ出すばかりの大きく元気のある文字ばかり。
「あの~この言葉って、どうやって選ぶんですか?自分が書きたい文字なの?」とミモロ。
「いいえ、これは、私がそれぞれの書の技術に合わせて文字を選んでいます。そして決して他の人と同じ文字は書きません」と新見さん。
つまり、書を始めて、上達してゆく技に沿って、それを最大限に活かせる文字が描かれているのです。
「同じ文字をみんなで書く学校の習字では、それぞれの力量がどうしてもわかってしまうでしょ…。でも、その子にとって一番上手に書けて、自信を持てる文字を書けば、もっと書道が好きになります。じっと半紙に向かい自分の心を鎮める書道は、無の境地を体験することにも通じます。禅の心にも通じる点はそんなところにあるんです」と。

会場に展示された書初めには、それを見た人の言葉が貼られています。「すごく伸び伸びした文字ですね」「元気いっぱい」「去年より上達してますね」などそれを書いた子供たちへのメッセージです。「それ読むと、もっと頑張ろうって思っちゃうね~」とミモロ。

「そう、この書初めの展示は、文字の上手さを見せるのではなく、書に向かい合った子供たちの心を励ますことになるんです」と新見さん。「みんなすごくいい文字書いてるでしょ!」

さて、この書初め展では、新見知ふみさんの書のパフォーマンスも行われました。
 
お友達のフルートの演奏に合わせ、大きな筆が動きます。

一枚目は、日本の昔からの月の呼び方が…

書を通じ、日本の伝統文化や風習などを学ぶのも。子供たちや外国人にとって興味深いこと。

続いてさらに大きな白い布に、もっと大きな筆で…

いつものお教室の先生とは、違う書家の顔に、子供たちは熱い視線を送ります。

全身全霊を傾けて臨む書。「先生、すごい~」と囁かれる声。

完成した書をじっと見つめる人たち…書のもつパワーを感じます。


さて、ここでは2つの文字が描かれました。
「あれ~墨なくなちゃってる~」とミモロ。書を描く前には、たっぷり墨が入っていた大きな墨壺は、すっかり空になっています。
 

完成した書…でも、実はまだ途中…


2月11日、12日11:00~17:00に「京都文化博物館別館」(レトロな建物)で「知史書展」が開催され、そこに2つの文字を加え4文字の大きな作品が展示されます。(入場無料)
 
会期中、作品の解説やパフォーマンスなどが行われる「ギャラリーツアー」(有料)。また会場内で、無料の写経や坐禅体験なども。

また「書道の魅力を世界に広める」短編映画の製作も決定し、クラウドファンディングにて支援を求めることに…。

「ともかく新見知ふみさんって、すごいパワーフルな書家さんで、それでいて子供たちへの笑顔が素敵だよね~人柄が面白い!」とミモロ。

ぜひ、一度、会いに来てください~
*「新見知ふみ カリグラフィー京都」の詳しい情報はホームページで


<ブログを見たら 金魚鉢をクリックしてね 応援よろしく!ミモロより
人気ブログランキング

ミモロの通販ショップ「ミモロショップ」はこちら 「2022ミモロの京都暮らしカレンダー」

ミモロへのお問い合わせ・ご要望は、mimoro1888@gmail.comまで



コメント
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする