最近、秋が深まる京都には、東京からお友達がよく訪れます。「そうだ…前に東京行ったときに、食べたお料理美味しかったなぁー」と、ミモロは、ふと思い出しました。それは、雑誌や書籍の出版社が多くある神保町の一角に、ひっそりとある知る人ぞ、知る居酒屋さん「嘉門」です。
お友達の編集者に連れて行ってもらったミモロ、「何が食べられるの?」とワクワク…。ビルの谷間の路地をはいったところにあるお店は、ここに構えて8年。以前は、仙台で、高級料理店を長らくなさっていたというご主人の永武雄吉さん。実は、かつてここ神保町の出版社の編集者だったという経歴の持ち主。
だからでしょうか、お店には、本が並び、また編集者も多く贔屓にしているお店なのです。
ここで頂けるのは、おまかせ料理。次々にお酒の進み具合を見計らい、ほどよい加減で料理が運ばれます。カウンターだけのお店で、いるのはご主人だけ…。
「えーと、まずはお酒なんにしますか?」と。お店の棚には、日本酒がずらり。ミモロは、「飲みやすいのをお願いします」と。
「じゃーこれ」と東北ものの冷おろしを。「たっぷりね」カップからこぼれるお酒をじっと見つめるミモロです。
お酒に合う料理は、どれもこだわりの食材でできたもの。
「これなあに?」とミモロは赤身のお肉を前に。「それは、イワシクジラの尾の身です」「へぇ、クジラのお肉…珍しい…」生姜をたっぷりつけて頂きます。次ぎに登場したのは…。大きな揚げ物、穴子の天婦羅。「でかい…」と目を真ん丸に…。パリパリとした衣の中に、ほっくりとした穴子が…お塩でシンプルにパクリ。
「わー卵が割れてるー」これはタマゴウニ。
トロリとした黄身の下にウニがたっぷり。「美味しいーお酒が進む…」とミモロは、お酒をもう一杯注文。「へぇー京都に住んでるのー」「はい、もう2年になります。お祭りがすごくたくさんあってねー楽しいし、ご近所のお散歩も飽きないのー」「京都のネコなんだー」「ううん、生まれたのは、東京…」「京都が気に入ってるんだー」「ウン、みんなに可愛がってもらってるのーだから、住みやすいよー」「いいね…」などなど、ご主人と会話を楽しみながら、過ごす時間…東京もいいなぁーと思うミモロです。
サンマの素揚げ。これも秋らしい一品。「美味しそう…」そこまで見つめなくても…。
「キャーこれ穴子の山椒煮だー」
「山椒大好き…それに穴子も…」口の中でとろけるような穴子にうっとり。次々にミモロの好物の魚が登場し、大満足の様子。
お店には、やはり編集者の御贔屓さんが。出版した本を見せてもらいました。すぐに初対面の人とも仲良しになれるミモロ。
食事の〆は、芋煮汁。東北らしい体が温まる料理です。
「すごく美味しかったー。また連れて来てねー」とお友達にリクエスト。
ご主人や御贔屓さんたちとの会話を楽しむミモロたち…東京の居酒屋さんの夜は、まだまだ続きます。
*「嘉門」東京都千代田区神田神保町3の1の19 電話03-3288-3960 17:00~気のまま 日曜・祝日休み ランチは、11:30~なくなり次第 東京メトロ 神保町駅と九段下駅の中間あたり、靖国通から、一筋ほど南の路地に。夜の予算は、ひとり5000円~くらい。 日により満席になるので、事前に電話で空き具合の確認をおすすめ
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