5月のある日、ミモロは、知り合いに誘われて亀岡に出かけました。京都駅からJR山陰本線で20分、亀岡駅へ。
一昨年、よく訪れていた亀岡。「久しぶりだね~」と、駅に降り立ち、ビックリしたミモロ。以前は、なにもない土地が駅前に広がっていましたが、今や駅前には、「京都サンガスタジアム」が堂々とした姿を見せ、駅周辺の雰囲気も変わりました。
ここは、2018年に竣工したサッカーやラグビーなど、球技専用スタジアムです。
「え~と保津川下りの乗り場どこだっけ~」とキョロキョロ。「あ、あそこだ~」と以前は、遠く感じた乗り場も近く感じます。
実は、この日、ミモロは、「保津川下り」の再開前の事前運航に参加させてもらうことに…。
「準備はいいですか?」「は~い」ミモロは、ほかのスタッフと共に、乗船しました。
緊急事態宣言が出されて以来、船の運航は中止され、多くの船頭さんやスタッフがお休みを余儀なくされました。もちろん、売り上げも激減。運営上の問題も深刻です。そもそもコロナだけでなく、台風や大雨などで、川の水位が上がり、運航できない状況になることも多く、観光事業としては、さまざまなダメージを受けやすいのです。
でも、京都の歴史および素晴らしい景色を多くの人に知ってほしいという思いから、今も熱意をもって運航されているのです。
キラキラ輝く川を亀岡から嵐山まで16キロを船頭さんが運航する船で下ります。
すでに以前も乗ったことがあるミモロ。「保津川下り大好きなんだ~」。初夏の保津川下りは、本当に川風が気持ちよく、このところ沈みがちな心を解き放ちてくれるよう…
もともと江戸時代、京都の豪商、角倉了以が、丹波と京都の水運事業のために、周囲の山を開削して水路を作り、物資の運搬を始めます。さまざまな物資を丹波から京の町へ運搬した船。時を経て。物資の運搬は、トラックなどに代わり、船は、その後、周囲の山々の四季の自然を満喫できる観光船として多くの人々を運ぶことに。
山の間を蛇行して進む保津川。ミモロをのせた船は、途中のポイントで止まりながら進みます。
「あ、ここ前に、保津川のラフティングの時に来たことある~」とミモロ。2年前、ラフティングにも参加しているミモロです。
「すごく楽しかった~」と、川で泳いだり、岩からジャンプしたことを思い出します。保津川のラフティングも6月から再開される予定です。
そこは「トロッコ保津峡駅」。この日は、まだ再開に向けて試運転が行われていました。
観光客に大人気の「トロッコ列車」も緊急事態宣言が出されてからは、運航を中止。6月の再開に向けて準備が進んでいます。
「観光客来ないから、寂しかったでしょ?」とホームに並ぶタヌキに声を掛けるミモロ。あれ?どこにいるの?
そう、信楽でもタヌキの置物にまぎれたミモロ。「う~失礼ね~ミモロ、ネコだよ~」と言いますが、どうも体形がタヌキに類似しています。
保津川沿いに走る「トロッコ列車」。いつも大人気で、予約が取れないこともしばしばでした。「トロッコ列車」の予約が取れないと、「保津川下り」ができないと思われがちですが、両者は連携はしているものの、全く別。だから「保津川下り」は、JR山陰本線を利用すると、簡単に乗れます。もちろん事前予約は必要ですが、結構、運航本数も多いので、大丈夫なんです。
さぁ、また船で進みますよ~「は~い」とミモロは、吊り橋を渡り、再び船に…
船頭さんの鮮やかなろさばき。岩や激流を巧みに通ってゆきます。
「わ~橋の下~」保津川下りでは5本の橋を通過します。
「あれ?さっきもJRの電車通ってたよね~」とミモロ。そう、保津川は蛇行しているので、何度電車を見ることができます。
自然豊かな亀岡と嵐山を結ぶ船の旅…約1時間ほどですが、本当に何度乗っても心弾みます。
川沿いの木々・・・そこに住む野鳥や水鳥などの姿や声を楽しむ船の旅。
「これからの季節も気持ちいいですよ~」と船頭さん。
真夏になると、船には、日よけの屋根がかかります。
「保津川下り」を運航する「保津川遊船企業組合」では、乗船者人数を少なくし、また乗船者にはマスクの着用をお願いするそう。もちろん船頭さんたちの体温チェック、船のアルコール消毒の徹底などのコロナ対策が行われます。
ミモロを乗せた船は、やがて終点の嵯峨嵐山へ到着。
「う~何度乗っても楽しい~」とミモロ。まだ外国人観光客がいないので、予約も取りやすくなっています。
ぜひ、一度「保津川下り」を楽しんで…
*「保津川下り」の詳しい情報およびご予約はホームページで
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