夏の京都は、いろいろな神事や祭事が行われます。7月25日には、京都の東、鹿ケ谷にある「住蓮山 安楽寺」で、「鹿ケ谷カボチャ供養」が行われました。

毎年7月25日に行われますが、コロナの影響で3年ぶりの開催に。

「今年は、カボチャ頂けるんだよ~」と楽しみに昼頃お寺に到着したミモロです。
拝観料500円を納めると、中風除けのお札とカボチャ煮券が渡されました。

さてこの「鹿ケ谷カボチャ供養」は、かつて体力が消耗する夏に発症しやすかった中風。脳卒中の後遺症で半身不随や麻痺などを恐れられたもの。「コロナの後遺症にも効くのかな?」とミモロ。う~どうかわからないけど、後遺症を除ける思いは同じかも…。
本堂に参拝した後、「こんにちは~」とミモロがご挨拶したのは、ご住職。

「ミモロちゃん、ようこそ~病気にならないように、しっかりお詣りしてくださいね~」と。
ここ「安楽寺」は、すでに何度もブログでご紹介しているお寺のひとつ。詳しくは、「ミモロ 安楽寺」で検索してみてね。
この日、ご住職同様、忙しく動いていらっしゃるのは、ご住職の奥様。

7月25日の「鹿ケ谷カボチャ供養」のために、さまざまなご準備をなさいました。
瓢箪のような形の「鹿ケ谷カボチャ」は、「京の伝統野菜」のひとつです。

江戸時代から鹿ケ谷エリアで栽培がはじまったそう。初めは、よく知るカボチャと同じ丸い形だったのが、数年栽培を繰り返すうちに今のような瓢箪型になったとか。「どうして?」とミモロ。う~突然変異かな???
カボチャ煮を頂く風習は、冬至が有名ですが、この鹿ケ谷カボチャの収穫期は夏。だからこの時期にいただくのです。
お寺の一角では、檀家の方々などが、朝6時から準備をなさっているのです。

皮の厚いカボチャを切断するのは、重労働。また、内部の種を取り去ります。本当にたくさんのカボチャを用意なさっています。
器に納まる大きさにカットされたカボチャは、大きな鍋へ。
「あれ?お鍋の底の部分に竹皮が敷かれてる…」とミモロ。「はい、こうすることで、鍋の底の焦げ付きも防げますし、引っ張り上げて一度に移動もできるんですよ。昔からやってますよ~」と。「え~知らなかった~」とミモロ。なんでも煮物に竹皮は必須アイテムだそう。煮魚なども、竹皮を敷いて調理すれば、形よくお皿に移動ができるのだす。「今度、やってみよう~」とミモロ。みなさんご存じでしたか?
カボチャの味付けは、酒、しょうゆ、みりん、砂糖とだし汁で、約40分煮つけます。

「わ~美味しそう~いい色…」と煮あがったカボチャを前によだれが出そうなミモロです。

大きな鍋から、形が崩れないように注意しながら器に…

「よく味も滲みてますよ~」と。

この日は、約800食を準備。ミモロが訪れた12時頃は、すでに400食が渡されていました。

ミモロもさっそくいただくことに…子供たちがお手伝いするお座敷へ。

「あ~ん。フウフウ…」猫舌なので、一応息を吹きかけて冷まします。

「わ~美味しい~やさしいお味…」口の中でとろけるほどの柔らかさ。
15時頃には、800食に達したそう。みんな、この日を楽しみにしていたことがわかります。
この日限定のオリジナル手ぬぐいもかわいいもの。

「ごちそうさまでした~」とミモロ。「また、いらっしゃいね~」と手を振って…

通常非公開のお寺で、次は、紅葉の季節かな?
それまでには、まだまだ暑い毎日が続く京都です。

*「安楽寺」の詳しい情報はホームページで
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