「キャ~素敵~久しぶりに拝見しちゃった~」とミモロが見惚れる舞姿。
京都祇園甲部の芸妓さんたちの踊りです。
ミモロがいるのは、「祇園サンボア 五十周年を祝う会」です。
まん延防止も解除され、久しぶり多くの人が集った会。
その主役となるのは、女将の中川歓子さんです。
先日、ミモロが昼間に立ち寄った「祇園サンボア」。
大正7年(1918)神戸を発祥とするバー「サンボア」。その後、大阪、東京、京都などにのれん分けをした店が誕生してゆきます。その数は、14店舗にもおよぶそう。そこのマスターになるには、10年以上の修業が必須。京都には、3店舗あります。
中川さんのご主人が、祇園に店を構えたのが50年前、二人三脚でお店を発展させます。お店が軌道に乗りかけたころ、突然、ご主人が倒れ。帰らぬ人に…。以来、歓子さんはひとりでバーを切り盛りすることに。やがて成長した息子さんがマスターに。
これで安心…と思っていたところ、数年前に突然の病で頼りにしていた息子さんを亡くされます。
以後、再び「祇園サンボア」の中心になった歓子さん。息子さんのお嫁さんと共に店を続けます。
そして2017年から、孫の瑞貴さんがマスターに。
波乱万丈の50年。今回の会は、そんな「祇園サンボア」の姿を知る常連さんたちが、発起人となり開催されました。
壇上には、発起人である一澤帆布の一澤信三郎さん、俳優の角野卓造さん、漫画家の北見けんいちさん、陶芸家の辻村史朗さんなどそうそうたるメンバーの名が連なります。
「本当に、京都の名だたる人たちに愛されているんだよね~」
会場となった「ホテルオークラ京都」の大宴会場には、たくさんのサンボアファンが、全国からお祝いに駆け付けました。
「中川歓子さんの人生を映画化したいくらい~」との声も。さまざまな試練にもかかわらず、いつも笑顔でもてなす歓子さん。ミモロも大ファンなのでした。
「カンパ~イ!」
「なんかすごく乾杯をみんなでするの久しぶり~感激しちゃう」と。長いコロナ禍で、お店の休業も余儀なくされる事態に…。今まで経験したことがなかった新たな試練に見舞われた2年間です。
歓談の時間には、祇園甲部の芸妓さんの踊りが披露されました。
「このおもてなしって、京都らしいよね~」と、艶やかな姿にうっとり。
「あ、舞妓さんだ~」ミモロは、ビュッフェのお料理を楽しみながら、踊りを鑑賞。
「祇園小唄だ~これ大好き~」と、舞台に近づくミモロです。
祇園の芸妓や舞妓さんもたびたびお客様と訪れる「祇園サンボア」。
会も進み、最後のお楽しみのくじ引きへ。
発起人の方々などが提供した品々がいっぱい。
「どれか当たるといいなぁ~」と、受付でもらったお土産引換券の裏に書かれた数字を凝視。
「あ、1番違いだ~」ミモロのひとつ前の番号が最初に呼ばれました。
その後は、全くミモロの番号が呼ばれることはありませんでした。
「あのね~くじ引き外れちゃったの~」としょんぼりしながら芸妓さんに抱き着くミモロ。
「いや~可愛いらしい~素敵なお着物どすね~」という言葉に、「うん、お誂えの着物なの~カツラも被ってくればよかった~」と笑顔でお返事。
そしてついに会も〆の時を迎えます。再び壇上に発起人のみなさま。そして中川歓子さんとマスターの瑞貴さんが…たくさんの拍手が会場から沸き上がります。
「こんばんは~ミモロです~」と、角野さんと一澤さんに挨拶。
さぁ、退場する時間ですよ~。「は~い」とミモロは、会場の出口へ。
そこにはズラリと芸妓さんたち。
「いや~可愛い~クマちゃん…ちゃんとお着物着てはる~」と抱っこされます。「あの~ネコなんですけど~」と小さな声で…その声は聞こえなかったよう…。
「おかあさん~楽しく過ごしました。本当におめでとうございます~」と最後にご挨拶。
「よー来てくれはっておおきに~」と歓子さん。「また、お店伺います~」とミモロ。
「またね~」と艶やかなみなさんにもご挨拶。
「日本髪にマスクって、初めは違和感あったけど、なんか普通になっちゃった~」というミモロです。当分、マスクは外せそうもない今…「昔、マスク着けてお座敷いったね~」と笑い話になる時代がくるかもしれません。
*「祇園サンボア」京都市東山区祇園町南側有楽町570 ☎075-541-7509 17:00~21:00LO 月曜休み 「漢字ミュージアム」の南方向です。女性一人でも行けますよ~
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