ネコのミモロのJAPAN TRAVEL (Mimoro the cat:JAPAN TRAVEL)

「京都観光おもてなし大使」のライターとネコのミモロが、京都の情報や暮らし、グルメなどをご紹介。心和む雑誌のようなブログ

1月15日は小正月。無病息災を願い小豆粥。「下鴨神社」での「お粥祭」へ

2025-01-16 | 祭事・神事・風習
1月15日は、小正月。古くから「小豆粥」を食べ、無病息災を祈願する行事です。

この日、ミモロは、「朝ごはんに小豆粥頂こう~」と、朝起きると、朝ごはん抜きで、お出かけです。

向かったのは、近所の「下鴨神社」です。


10時に到着し、糺の森を通り、本殿方向へと向かいます。

「思ったより、たくさん人がいない感じ~」と。そう、ちょっと前まで初詣の参拝者が大勢いた境内は、普段の景色に戻りつつあります。

この日は、10時から本殿で「お粥祭」の神事が行われます。

ご祭神にお粥をお供えして、人々の無病息災と平穏な暮らし、世界の平和などを祈願する神事です。

小正月は、正月の元旦に対して使われた言葉で、この日までを松の内といい、正月飾りなどをしている期間。15日になると、門松や
正月飾りを外します。また、新年初の満月が見えるのも、この日付近です。「そういえば、お月さま、すごくキレイだった~」と昨夜夜空を見上げて、寒い空に煌々と輝く満月を目にしたミモロです。

小豆粥を食べるのは、朱色の小豆には、邪気を祓う力があると言われることから…無病息災を祈るのにピッタリ。
「ミモロ、七草粥も食べたよ~これだけ食べれば、今年も病気にならないね~」と。
今も昔も、一番大切なのは健康。特に寒い冬は、温かで、胃腸にやさしいお粥は、相応しい食べ物と言えましょう。


本殿前で、それを拝見して、ミモロは、再び、楼門から出て、仮設テントへ向かいます。

「あそこで、小豆粥の接待やってるんだって~」

小豆粥の接待は、ひとり500円を納めます。


テントの奥では、神社を崇敬する婦人会の皆さんがご奉仕で、お粥づくりを…


ミモロは、10人ほど待つ列に並んで、お粥を頂きました。
「なくなり次第終了だって~よかった~まだあって…」午前中には、接待も終了しそう…。

白木の膳には、小豆粥と共に御供米が添えられています。


ミモロは、テントの中に置かれた長椅子に座って、頂きました。「あ、お餅も入ってるよ~結構、たっぷりだね~」と言いながら、口へ運びます。ほんのり塩味が感じられる小豆粥です。「来年は、ゴマ持ってこようかな?」と。

家で御供米を拝見すると…白米の他に、小豆と大豆、赤米が…

「これ使って、お家でもお粥作って~」というミモロです。

「ごちそうさまでした~」と、器などを片づけて、テントをあとにします。


「もう少しお散歩して帰ろう~」と、お腹いっぱいになったのか、少し境内を歩くことに…


再び本殿そばに戻って、干支のヘビの絵馬に挨拶。


「お粥祭」は、初めてだったミモロ。「本当に、1月って、いろんな祭事や神事があるね~」と、京都に暮らし、さまざまな経験をするミモロです。

*「下鴨神社」の詳しい情報はホームページから



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京都東山「粟田神社」の「出世えびす祭」。年に1度、笑顔のえびす様に参拝。美味しい甘酒の接待も。

2025-01-12 | 祭事・神事・風習
毎年、参拝に伺う京都東山の「粟田神社」の「出世えびす祭」が、1月9日~11日に行われました。


三条通蹴上近くにある「粟田神社」で行われる様々な祭事や神事に、ミモロは、度々訪れています。

初詣に次いで、ミモロが参拝するのは、「出世えびす祭」です。

本殿に参拝した後、ミモロは、本殿の北側へと回ります。

境内には、出世えびすと染め抜かれた旗が参拝者を社へと導きます。


この期間は、普段、扉が閉じている社が開かれ、中に鎮座なさっているえびす様に参拝できる御開帳が…。


「ここのえびす様って、すごくえびす様らしい~」とミモロがいうのは、満面の笑顔と、手には大きな鯛と釣り竿を持っているのです。

伝教大師(最澄)の作と伝えられる日本最古の寄木造りの恵比寿像と言われます。
「どうして天台宗の最澄さまは、えびす様を彫ったの??」とミモロの鋭い突っ込み。う~その理由はわかりません…

そもそもこのえびす様は、三条蹴上の夷谷という場所に祀られていたそう。比叡山の近くとも言えなくもない鞍馬山で過ごした牛若丸が、成長して源義経となり、東へと向かう時に、このえびす様に源氏再興を祈願したと言われることから、出世または門出えびすと称されました。そして時代を経て、明治時代に、現在の場所へ。以来、家運隆盛、旅の安全のご神徳から、地元の人をはじめ、多くの崇敬を集めているのです。

ともかく歴史を纏ったありがたいお姿のえびす様。その穏やかな笑顔で多くの人々を導いていらっしゃるのです。
「うん、ミモロ、このえびす様好きなんだ~」と。熱心に拝みます。


境内では、吉兆の授与品がいろいろ。


特に福をかき集める熊手は、人気です。


前日に雪が降り、境内の日蔭の場所は、まだ雪が残っていました。いいの、わざわざ歩かなくても…

「だって~雪の上歩くの久しぶりだもの…」と足跡を付けるのが楽しいよう。手編みのセーターとマフラ、帽子と防寒対策も万全。

「でも、少し冷えた感じ…」と言い出したのは、甘酒が飲みたいから…

3日間に渡り、神社の崇敬会の皆さんが甘酒の接待で参拝者をもてなしてくださいます。


「あの~1杯くださいな~」とミモロもお願いします。
「あ、ミモロちゃん~どうぞどうぞ~」と、いつも祭事や神事でお世話になる地元のお友達。

「生姜がいっぱい~体温まるね~すごく美味しい~」と、目を細めながら頂きました。

京都に暮らす前まで、あまり甘酒を飲んだことがなかったミモロ。「発酵食品だから体にいいんだって~」と、すっかり甘酒のファンに。家にも常備するようになりました。

甘酒でポカポカしながら石段を下ります。


*「粟田神社」の詳しい情報はホームページから

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[京都ゑびす神社」の「十日ゑびす大祭」。9日の「宵ゑびす祭」へ参拝。人気大よせかざり笹を

2025-01-10 | 祭事・神事・風習
「今年は、どの大きさにしようかな?」と、「十日ゑびす大祭」の福笹に付ける飾りを選ぶミモロ。

1月8日~12日にかけて、京都祇園の西側にある「京都ゑびす神社」では、商売繁盛を祈願する「十日ゑびす大祭」が行われます。


「南座」の西側の大和大路を南へ。すでに交通規制が行われ、通りには、四条通から参拝者が神社へと進んでいます。
人波を縫うように歩き、鳥居へと至ります。


ミモロが訪れたのは、9日で、宵ゑびす祭の日。平日のため「思ったより混雑してないね~よかった~」

まずは、本殿に…。

大きな招福まぐろが、この日の午前中に奉納されています。「後で、あのマグロ食べるのかな?」とそれが気になるミモロです。
コロナの間は、マグロの姿も見られないことがありました。
参拝を済ませて、ミモロは本殿の南側へ。

ここは、「横まいり」と言って、ご高齢のえびす様に気づいてもらうように、本殿の壁を叩いてお詣りするのですが、コロナ以来、それができなくなりました。「う~残念…」とお賽銭を奉納して、静かに白い布に向かって参拝したミモロです。
「えびす様、ミモロに気づいてくれたかな?」ちょっと寂しそうな表情に…。

そんな時、境内に、突然、鈴の音が響きます。
 
「吉兆笹授与所」で、笹への祈願が行われたのです。

「もう終わっちゃったの~」と、中を覗くミモロです。

じっと見つめるミモロの姿を見つけてくださった神社の方々が、笑顔でミモロに応えてくださいました。

そこには、ミモロを知る方がいらっしゃったのです。

吉兆笹は、3500円。そこに、いろいろな福飾りを下げて、商売繫盛を祈ります。

飾りは、ひとつ1000円が目安。福くまで飾りは、1万円~。

境内には、外国人観光客の姿もありますが、福笹を求める人は少な目。確かに飛行機で、もって行くのがむずかしいのでしょう。
京都でお商売をなさっている店や家には、入口に飾られる福笹です。

「ここで今年も笹買おう~」とミモロは、丸い傘のような飾りのところへ。

この傘には、人型が下がっていて、人を寄せると言われる「人気大よせ飾り」です。人気商売の人や商売をする人が求めます。
「ミモロのブログも、いろいろな人に見て欲しいから…」と、昨年から求め始めました。

人気が高まるよう毎年、少しずつサイズを大きくするのだそう。

「まだ、今年は一番小さいのにしよう~」と謙虚なのか、お小遣いのためか、1000円の一番小さなものを求めます。
「あの~笹に付けてください~」と。「はい、待っててね~」とお店の方が、笹に縛って、ミモロへ。


「ありがとうございます~」とお礼を言って、嬉しそうに笹を抱えます。


9日と10日は、夜通し神社に参拝できます。今年は、寒波が京都へ。この日も参拝中に、チラリと雪が降りました。


開催期間中には、東映太秦映画村の俳優さんなどによる「宝恵かご社参」や舞妓さんの福笹授与なども行われます。

「寒波で電車が止まったりする危険性もあるから、夜は、たぶん人出は、いつもより少ないかも…」という声が。
「でも、昼間は思ったより寒くないね~」とミモロ。う~それだけ着てれば寒くないでしょ!
昼間でも風は冷たい京都です。

「なんかお腹空いた~」とミモロ。はい、ランチをしましょうね。露天のお店などが連なる大和大路へと向かいました。

*「京都ゑびす神社」の詳しい情報はホームページから


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1月7日の初詣「上賀茂神社」での「白馬奏覧神事」。生き物のパワーを感じる自然豊かな神社で過ごします。

2025-01-09 | 祭事・神事・風習
「わ~神々しいお顔…」と、ミモロが見惚れる美しい白馬。

1月7日のお昼ごろ、「上賀茂神社」での「白馬奏覧神事」に初めて立ち会ったミモロです。

初詣にやって来たミモロは、楼門そばで、参拝した後、「七草粥」の接待でお腹いっぱいに…。

のんびり境内で過ごしている時、「白馬奏覧神事」の牽馬の儀(ひきうまのぎ)が始まりました。

ちょっと前に、ニンジンのスライスを奉納した神馬の「神山号」が、神馬舎から出て、神前にお詣りするのです。

二の鳥居を経て、橋殿へと向かいます。


ミモロは、「橋殿」のそばへ。

「あ、神山号が来る~」

神職に連れられた「神山号」の姿が見えてきました。

ミモロは、じっとすの姿を見つめます。

年の始めに、白馬を見ると、1年の邪気が祓われるそう。今年、初めて神前にお詣りする神馬の儀式です。


ミモロのすぐそばを通り、「橋殿」の前から、本殿を拝みます。

なんとも神々しい雰囲気が漂う儀式…

「橋殿」を3周して、やがて神山号は、奥へと進み、再び「神馬舎」へと戻ります。


今まで「七草粥」は頂いても、この「白馬奏覧神事」は知らなかったミモロでした。
「なんか感激しちゃう…」と。

それから、「上賀茂神社」のご祭神「賀茂別雷大神」の母である「玉依比売命」を祀る「片山御子神社」に参拝。ここは、縁結びと家内安全のご神徳が…


さらに奥へ進み「新宮神社」へ参拝します。

「ここすごく自然を感じる場所なの~だから大好き…」神山の自然のパワーを感じる場所と、ミモロは思っているのです。
この日は、中に入ることはできませんでしたが、門の前から参拝を…。

境内には、今年の干支にちなんだ書や飾りも、いろいろな場所で目にします。


手づくり市などでも、よく訪れる「上賀茂神社」。今年も、きっと何度も参拝に伺うことでしょう。

2月2日には、「節分祭」が行われます。

まだまだ寒い日が続きますが、春の行事が次々に行われる京都です。

*「上賀茂神社」の詳しい情報はホームページから

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晴天の穏やかな新年。「上賀茂神社」で頂く大きな鍋で炊く、たっぷりの厄除け「七草粥」

2025-01-08 | 祭事・神事・風習
「頂戴しま~す」1月7日のお昼前、ミモロは、「上賀茂神社」へ向かいました。

この日は、新春の「七草粥」を頂く日。

京都では、「西院春日神社」「御香宮」などでも、七草粥の授与が行われます。「昨年は、西院春日神社に伺ったから、今年は、上賀茂神社に行こう~」と、自転車でやって来たミモロです。


まずは、本殿への初詣に…楼門の外まで、参拝者の列が続いています。

「すごく混んでるから、ここでお詣りして、また別の日に来よう~」と。長蛇の列に弱いミモロ…そこは京都に住んでいるので、日を改めて…ということに。

ミモロが向かったのは、二の鳥居にほど近い場所に設置されたテントです。

「今年は、まだたっぷりありそう…」と中を覗いて、一安心。平日である今年は、約500人分が用意されているそう。

そこでは、この神社の敬神婦人会の皆さんのご奉仕で、「七草粥」が作られて、参拝者に…。

「七草粥」に使われるお米、七草、お餅は、大神さまにお供えされたもの。

いろいろな準備を経て、この日を迎えた、ありがたいお粥です。

「あの~1人分お願いします~」と、ミモロは、受付で500円を納め、お粥を頂きます。


「すごくたっぷり入ってる~」と、大き目のプラスチックの器には、お粥とお餅が2個。そばには、ずいき漬とお茶がお盆に…。


そもそも「七草粥」は、中国から伝わり、平安時代の宮中での早春の習慣を基にしているのだそう。1月7日に庶民が「七草粥」を食べるようになったのは、鎌倉時代からで、春の息吹を食することで、生命力をアップさせようとする行事になりました。
「セリ、ナズナ、ゴギョウ、ハコベラ、ホトケノザ、スズナ、スズシロ、春の七草~」と歌うミモロ。
「きっと昔は、畑や畔に生えていた草を取って食べたんだろうね~でも、草を入れることでビタミン摂取できるよね~」と。
その通り、ヨモギの草餅などにしても、野草を食べることで、健康維持の一助に…。

「う~なかなか食べ応えある~朝ごはん、少しでよかった~」とミモロがいうほどの量です。
風は強いものの、陽ざしが暖かいこの日…広い境内を眺めながら、のんびり頂くミモロです。


ミモロが座った緋毛氈の縁台のそばには、神馬舎があり、風にのって馬の臭いが漂ってきます。

「神馬さんも、七草粥食べたいのかなぁ~」

ミモロは、お粥を食べ終わると、神馬舎へ。

「にんじん、あげてくださいね~」と係の方に促され、ミモロは、100円をご志納して、ニンジンのお皿を受け取ります。
「はい、どうぞ~」と馬の口元へお皿を運ぶと…

パクリ…スライスされたニンジンは、一瞬に馬の口へ。

一瞬の出来事に何が起きたかわからない様子のミモロ。手には空になったお皿が…

「はい、いいことありますように~」と係の方の声が…
「もっと大きなニンジン食べたいよね~」と思うミモロですが、多くの参拝者が次々に馬にあげるためには、薄いのも仕方ないこと。馬としては、一度に食べたいのでしょうけど、これもお仕事ですから…。

この神馬の白馬…「神山号」は、日曜・祝日と祭事のある9時半から15時まで、厩舎からここに出社。「週に3日間くらいお仕事してるんだ~」他の日には、たくさん餌を食べているので、ミモロが心配することはありません。

「う~まだお腹いっぱい~」とミモロは、ならの小川のそばでひと休み…


「あれ?神馬さんが、どこか行くんだ~」と、急いで、鳥居のそばへ移動しました。

この日は、「白馬奉覧神事」が行われるのでした。

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