宇治川沿いにある「京都宇治茶房 山本甚次郎」の茶園は、伝統の「ほんず栽培」を行う希少な茶園。
ミモロは、そこで碾茶の茶葉の摘み方を教わります。
「あの~ミモロ、前にも茶摘みしたことあるんです~」とミモロ。ちょっと茶摘みには自信があるよう。
「う~でも、碾茶の茶摘みは、ちょっと違うかも・・・」と、6代目になる山本さん。
碾茶は、高級抹茶の原料で、蒸した茶葉を揉むことなく、乾燥させて作ります。その茶葉は、覆いをして日照時間を調整することで、いっそう茶葉の旨味をアップさせることができるのです。その方法を昔ながらの葦簀と藁で行うのが「ほんず栽培」です。
葦簀と藁で屋根を覆った「ほんず栽培」茶園には、碾茶にふさわしい2種類の茶葉が栽培されています。
「あさひ」と「さみどり」という茶葉です。
「ほら、葉っぱの大きさとかツヤが少し違うでしょ」と山本さん。
「うん、そういわれれば~」と目を凝らして見るミモロ。
ツヤが強く感じるのは、「あさひ」、ちょっとマットな感じなのが「さみどり」です。いずれも優れた碾茶用の茶葉なのだそう。
茶の木は、種からではなく、優れた茶の木を挿し木で増やしてゆきます。つまりクローンの状態で、同じ茶の木が育ちます。
では、次に摘み方です。
摘む部分は、新芽だけ。1本の枝についた小さな分け枝についた新芽を丁寧にやさしく摘んでゆきます。
「ここの部分?」とミモロ。「そう、そこ~やさしくね~」
柔らかい新芽だけを摘んで集めます。
「さぁ、やるぞ~」と、茶の木の前で気合を入れるミモロです。
「この新芽かわいい~」と、芽吹いたばかりの小さな芽に、つい見とれます。
しばらくして、「ミモロちゃん、茶葉、摘めましたか?」と山本さん。
「はい、一応、摘んだけど…」と背中の籠を下ろします。
「あれ?あんまり集まってない・・・」と。ミモロは、観察ばかりで一向に作業が進んでいなかったようです。
茶摘みのお手伝いにはならないみたい・・・やはりネコの手でした。
さて、毎年、「宇治市茶生産組合」では、加盟する茶生産農家で茶摘み作業をする人を募集しています。
今年は、すでに応募は終わっている農家も多いと思われます。、ぜひ来年・・・
碾茶だけでなく、さまざまな種類のお茶の茶摘み作業です。
「宇治市茶生産組合」の☎は、0774-20-8723 FBでも連絡できます。
「ところでミモロちゃん、お茶飲みたいですか?」と山本さん。
「はい!飲みたいです!」と、突然、元気になるミモロ。
そこで宇治の駅に近い「京都宇治茶房 山本甚次郎」のお店の方に伺うことに。
「あの~今日は、閉まってますから、特別ね~」とのことです。
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