7月15日のことです。ミモロは、朝からワクワク…それは、この日、「百万遍 知恩寺」で久しぶりに「手作り市」が開催されることになったのです。
やっと再開!
京都各所で行われる手作り市は、京都の楽しみのひとつ。東寺の弘法市、北野天満宮の天神市という歴史ある市と共に、ここは、京都でも大人気の手作り市のひとつです。ほかにも、上賀茂神社、梅小路公園、岡崎公園など、週末になるとどこかで開催されていたのです。しかし、コロナの影響で、春から、そのすべてが中止になっていました。
久しぶりの再開…入口には、アルコール消毒が…そしてソーシャルディスタンスを保つように注意の看板が…
マスクは必須だね~
コロナ禍の中での開催のため、「なんとなく空いてる~」と感じたミモロ。訪れる人も観光客がいないのでほとんどが地元の人…またお店のテントも出店数を制限されています。
「なんかガラガラ…」
しばらく境内を歩き、馴染みのお店を探します。「あ、ミモロちゃん~久しぶりね~」「キャ~会えた~」と嬉しそうに駆け寄るのは、ファッション小物などをお得意にする作家さんたちの「雨工房」
「すごく会いたかった~」とミモロ。本当は、抱き着きたいところですが、ソーシャルディスタンスを保つために我慢…。以前には、なかったガーゼマスクなどがいろいろ。
「なんか風通しいいね~」と。そう、隣りのテントとの距離がかなり取られています。
まぁ涼しくいいけど…ちょっと寂しい感じです。
本堂のそばには、ここが定位置のようにいつもテントがある手描きのTシャツの「きのび」さんも。
「キャ~ネコがいっぱい~」と身を乗り出して品を見るのは、平田さんのハンドメイドの陶器の猫たち。アクセサリーや小物がいっぱい。「これネコ好きのお友達にプレゼントしよう~」とミモロ。
「こっちも覗いてみてください~」と声がかかったのは、蜂蜜のお店「ハチミツ屋アピ」です。
ちょこっと蜂蜜なめさせてもらいました。もちろん、スプーンは1回ごとに廃棄します。
以前は、多かった試食もコロナ禍ではできなくなり、「つまんないの~」とミモロの楽しみが減ってしまったのです。
「もっと歩こう~」と境内をあちこち歩き回るミモロ。
ソーシャルディスタンスは、バッチリです。
「わ~美味しそう~」と足を止めたのは、手作りマフィンのお店「KIRY'S MUFFIN SHOP」です。
オーストラリアのタスマニア出身のオーナーさんが、焼いたマフィン。「ひとつください~」とミモロは、おやつに買いました。
「う~ここのアクセサリー、すごくアーティスティック!」と、ミモロが夢中になったのは、特殊樹脂で作られた緻密なアクセサリーの「オゴオゴ」です。作家の竹中さんの美的感覚の鋭さを感じる作品が並びます。
「どれにしようかなぁ~」と品選びも楽しみに‥
かつてファッション関係のお仕事をなさっていたという竹中さん。作品には、ヨーロッパのヴィンテージの金具なども使われているそう。
さらに進むと…「わ~ミモロちゃんお久しぶり~」とオシャレなボールペンなどで知られる「penmode」の三上さんと松川さん。
久しぶりに馴染み方々に会えたひととき…「でも、あんまりお話しちゃいけないんだって…」と、たくさんお話したい気持ちをグッと、我慢するミモロです。
コロナ禍で、本当は一番つらいのが、人とのコミュニケーションが希薄になること。みんなで一緒に何かする…ということに制限がかかっていることです。そもそも人間は、集団で生きる動物。その特性に従えないのが、辛いのです。
外出を自粛する…それはコロナ感染を防ぐために、とても大切なことですが、「孤立」しないように、電話などでお話することが必要。だれかに自分の思いを伝えるようにしたいもの。もちろんメールやSNSをやっているという人も多いでしょうが、「話すこと」が、人間の重要なコミュニケーション手段であることをないがしろにしては、精神的に落ち込みやすくなります。
1日中、黙っているのは、健康上もよくありません。一人でも、部屋で声を出すようにしましょう。誰にも迷惑をかけず配慮しながら、声を出すこと…。「ひとりでおしゃべりって、危ない人って見えない?」という懸念は、通常の時。今は、いいんです。本や般若心経を音読するのも効果的。
8月1日開催予定の「梅小路手作り市」は、すでに中止が決定されました。
京都のコロナ感染者数が増える今、8月15日に予定されている「百万遍 手作り市」の開催も危ぶまれる状況になっています。
「う~また、中止になったら悲しいね~」というミモロですが、今は、我慢の時。
さまざまな苦しい状況の中で、なんとか明るい光を見いだせるように、小さなことでも楽しむミモロ。
「おうちに帰って、マフィン食べるんだ~。お友達に手作り市のこと電話でお話しよう~」と。
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