「小豆島って、おひさまが明るくて、青い海と緑の島が、まるで地中海みたいだねぇー」とミモロ。え?ミモロ、地中海に行ったことあるの?
「ううん、TVで見たの…」

海岸線をドライブしながら、ふと思うミモロでした。
さて、そのイメージがぴったり当てはまるのが、「小豆島オリーブ公園」。

島の南にあり、海を一望できる丘の上に位置します。

「わー素敵な景色…」明るい陽射しがミモロの体を包みます。
「丘にオリーブの木がたくさん植わってるー」

そう、オリーブは、小豆島を代表する産品のひとつ。
そもそもオリーブの起源は、すごく古く紀元前14世紀ごろには、シリア、トルコを経て、地中海のギリシャに伝えられたそう。
オリーブは、温暖な気候を好む植物。また比較的、乾燥に強く、降水量が少ない地中海に適しています。
小豆島に、オリーブが植えられたのは、明治41年ごろのこと。当時の農商務省がアメリカから苗木を輸入し、三重、鹿児島、香川の3県に試験的に植えたのが始まり。
しかし、残念ながら、三重、鹿児島では、うまく育たず、香川だけが順調に育ったそう。
大正時代には、搾油ができるほど、見事な実をつけることに成功。以来、オリーブは、小豆島の特産品となりました。
ここ「小豆島オリーブ公園」には、丘一面にオリーブの木が植わり、また、さまざまな種類のオリーブが揃うハーブガーデンなど、丘全体が楽しめる公園になっています。
海からの風が爽やか吹き抜ける丘を、ミモロは、楽しそうに走り回ります。

さぁ、記念館の中に入りましょ!「ハーイ、待ってー」と、急いで戻ってくるミモロです。

公園の中心的な建物が「オリーブ記念館」。

入口のホールには、女神アテナの像がゲストを迎えます。
そこでは、オリーブを使った品々がいろいろ。
「美味しそうなものが、いろいろあるよー」と、ミモロ。

「オリーブのチョコレートだってー」

「こっちは、オリーブの石鹸だー」

売店には、食用のオリーブオイルや、美容オイルなども種類豊富。
オリーブは、ビタミンをはじめ、血液をサラサラにするポリフェノールやオレイン酸など、抗酸化成分を多く含み、体にやさしいオイルとして、世界中で使われています。
公園の一角には、海を眺めながら食事ができるレストランも。
オリーブオイルで料理されたパスタなどが味わえるおすすめの場所です。

「なんかのんびりお食事ができて、いいところ…」ミモロは、ミートスパゲッティを味わいながら、青い海を眺めます。
「あ、オリーブの苗木を売ってるー」

「京都でも育つかなぁー」
さぁ、ミモロ、そろそろジャンボフェリーが出港する時間が近づきました。
「えー、もう帰るの?もっと遊んでいたいのにー」と、この公園がすっかり気に入ったミモロは、名残惜しそう…。

11月は、「オリーブ収穫と選果の作業体験」もできるそう。
小豆島の魅力が満喫できる公園です。
*「小豆島オリーブ公園」香川県小豆島町西村甲1941-1 電話0879-82-2200 敷地内には、天然温泉施設や宿泊施設もあります。詳しくは、ホームページで

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