ネコのミモロのJAPAN TRAVEL (Mimoro the cat:JAPAN TRAVEL)

「京都観光おもてなし大使」のライターとネコのミモロが、京都の情報や暮らし、グルメなどをご紹介。心和む雑誌のようなブログ

今、人気急上昇中「宇治市源氏物語ミュージアム」。源氏物語を知りたい人にわかりやすい展示が豊富。

2024-01-31 | 博物館・美術館

「恋に悩んでるの?よかったら、相談にのるよ~」とミモロが心配そうに見つめるのは、京都の宇治川沿いにあるモニュメントの前で…

源氏物語の「宇治十帖」に登場する浮舟と匂宮の姿です。
う~ミモロに恋の相談は、無理でしょ…色気より食い気なんだから…

今、NHK大河ドラマで注目される「源氏物語」。実は、あまりよく知らないミモロ…「もっと知りたい!」と宇治へ。


目的地は、「宇治市源氏物語ミュージアム」です。


京阪「宇治駅」から徒歩10分ほどの住宅地にあり、平成10年に開館したモダンな建物で、中には「源氏物語」の世界が展開されています。


入口でミモロが立ち止まったのは、避けては通れない「スタンプラリー」台。

「めぐり逢ひて、紫式部」題されたスタンプラリーで「源氏物語」のゆかりの地を巡るもの。
期間は、3月24日までスタンプ4つ集めると、宇治市、大津市の記念品が抽選で10名に当たるそう。


「う~でも、このスタンプラリー結構大変だよ、集めるの…」とミモロ。
スタンプポイントは、ここ「源氏物語ミュージアム」、京都八幡市の「石清水八幡宮」、滋賀県大津市「石山寺」、そして滋賀県高島市「白髭神社」です。
「みんな場所離れてるし~行ける人多くないかも…ということは、賞品もらう当選確率が高いってこと?!」とミモロ。
すでに参拝したある場所なので、改めてスタンプ集めに行くのには…でも、「源氏物語というコンセプトで参拝したことはあんまりないかも…」と。そういう視点で、参拝するのは、今年らしいかもしれません。

さて、館内に進みましょう。


館内は、さまざまな展示と映像で「源氏物語」の世界をわかりやすく伝えます。

宮中の暮らしなど、人形をモデルに実物大で迫ってきます。
「葵祭なんかで見るよね~黒毛和牛さんが引っ張る牛車だ~黒毛和牛さんは、いないんだ~」とミモロ。


多くの人が熱心に見つめる平安時代を解説する映像。

そこには、内裏の姿を表す模型の展示も


「宇治十帖」の場面を再現した展示がある「宇治の間」

ひとつひとつを見てゆくと、かなり「源氏物語」の内容がわかります。

モダンな建物の中には、洒落た橋もデザインされています。


ミモロをはじめ、訪れた人に人気があるのは、「映像展示室」で上映されるアニメや人形の映画。ミモロは、ホリ・ヒロシ作の人形による映画の「浮舟」20分を鑑賞しました。「なかなか見ごたえあったね~わ~声、岩下志麻、監督、篠田正浩だって~」と最後のロールを見て「なるほど~」と納得。この映像は、ミュージアムオリジナル映像だそう。

ミモロが一緒に歩くのは、アニメ「GENJI FANTASY ネコが光源氏に恋をした」に登場するネコです。


上映は、30分毎に行われます。「他のも見たかったね~」と思うミモロです。


さて、今までご紹介したのは、有料ゾーンで600円の入館料が必要ですが、ミュージアムには、無料ゾーンも。
それは、ミュージアムショップやカフェ。
 
カフェでは、宇治茶のスイーツが味わえます。


ミモロが興味を抱いたのは、図書館。

ここには、「源氏物語」関連の書籍が豊富に収蔵され、館内で自由に閲覧ができるのです。
小説や研究書などだけでなく、マンガも揃っています。

「ここで、1日中、源氏物語の本に没頭するのもいいねぇ~」と思うミモロでした。
「源氏物語」ファンには、おすすめの場所…でも、何日も通わないと、読破できない「源氏物語」です。

執筆活動をしていたのは、13年ほどと言われる紫式部。その間に、世界最古の長編物語などを書いたパワーと才能は、今の作家も及びません。「よっぽど書くことが好きだったんだね~」とミモロ。でも好きなだけでは、1000年も愛読される物語が生まれるはずはなく、やはりその才能に驚きます。

長編物語「源氏物語」は、与謝野晶子、谷崎潤一郎、円地文子、瀬戸内寂聴などが、現代語にて執筆する作品があります。
「う~なかなかそれでも途中で挫折しちゃうんだよね~」とミモロ。そう「宇治十帖」まで読んでない人は多いのでは?

このミュージアムに来て、「宇治十帖」に興味を抱く人も…。
「また、読んでみようかな?」と思うミモロです。


*「宇治市源氏物語ミュージアム」の詳しい情報はホームページで

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ミモロのおすすめランチ。京都市役所そばの本場スペインのパエリアが味わえる「バラッカ」。

2024-01-30 | グルメ

スペインを代表する料理のひとつパエリア…大きな鍋で炊かれたスペインの炊き込みご飯。

「わ~美味しそう!ミモロ、パエリア大好きなんだ~」とお皿の上に盛られたランチです。

「京都御苑」の自然教室が終わって、「お腹空いた~」というミモロが歩いて訪れたのは、「京都市役所」のそば、柳馬場通にある「パエリア&グリル バラッカ」です。


店の前には、ランチをやっている看板。「ここパエリアが自慢らしいよ~」と。


「いらっしゃいませ~お好きな席にどうぞ~」とにこやかな笑顔の店長さんに迎えられて…

ミモロは、お店の奥へと進みます。

「お店の奥行あるんだ~」スペインの居酒屋さんのイメージが漂うお店(ミモロは、スペインに行ったことないけど)
外の光が、奥の窓から店内に注ぎます。

京都のスペイン料理店として愛され続けるお店です。
「あの~京都ってスペイン料理店多いんですか?」とミモロ。
「そうね~多いですよ~特に最近は…昔はあんまりなかったけどね~」と店長さん。
そう、近年、京都では手軽に食事やお酒が楽しめるバルというスタイルのお店が増えて、外国人観光客がよく利用しています。

ここ「バラッカ」は、もちろんスペインワインなどが種類豊富に揃い、さまざまなワインに合う料理があるのですが、ランチで人気は、なんと言っても、パエリアです。
店の壁には、それに使われる鍋がたくさん飾られています。

浅めの大きな鍋でお米と具材を炊き、ちょっと焦げた部分も美味しいパエリア。ランチでは一度に大きな鍋で作られるので、待ち時間が少なくて済むというのもポイント。

昼休みの時間内で、パエリアが味わえるのです。

「どのパエリアにしようかな?」とミモロはメニューを見て迷います。

「どれも食べたい…」

とうがらし海老のパエリア、イカスミのパエリア、丹後鶏と黒豆のパエリアなどどれも美味しそう。

「う~今日は、これにする!」と選んだのは、880円の「丹後鶏と黒豆のパエリアです。
店の中をキョロキョロしたり、手を洗いに行って席に戻ると、テーブルにパエリアが運ばれました。

プレートには、サラダなどの野菜もたっぷり。
なかなか食べ応えも…「美味しいね~これにサングリアなんか飲んじゃいたい…ワインもいいよね~」と。
時間に余裕があれば、絶対飲みたい…。

店のガラスケースには、いろいろな焼き菓子も

「お家で食べたい!」というミモロ。
特に心惹かれたのは、「ポルボロン」というスペインのアーモンドクッキー。


ミモロは、2こセットのを選ぶことに…「好きなの選んでいいですよ~」と言われ、ポットの中を覗きます。

「あれとあれ…ください~」と。ミモロの真剣な姿に思わずニッコリする店長さん。

選んだ「ポルボロン」を自分のリュックに入れようとするミモロ。

でも、思ったより大きくて入らないので、いっしょに購入したカップケーキと一緒に紙袋に入れてもらいました。


「京都市役所」エリアは、事務所なども多く、ランチタイムにはお弁当という人も多いそう…また、コロナ以来、テイクアウトも人気に…
ここでも、テイクアウトのランチが用意されています。
 

「ごちそうさまでした。美味しかったで~す。また来ま~す」とポッコリお腹になった満足そうなミモロです。


*「パエリア&グリル バラッカ」の詳しい情報はホームページで

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「京都御苑」で開催された「冬の自然教室」。京都の町中にこんなに豊かな自然があることに感激。

2024-01-29 | 体験

「え~こんなに寒い冬なのに、落ち葉の下にも、虫がいるの?」

1月21日に開催された「京都御苑」の「冬の自然教室」。
年に4回開催される子供から大人まで市民参加の自然観察会です。

植物や鳥類、昆虫などの専門家が、「京都御苑」の自然を案内して下さいます。


「え~どこにいるの?」とミモロは、落ち葉を裏返して虫を探します。


資料によると、昆虫は、低温から命を守る方法をもっているのだそう。
「冬眠中に体が凍ったら死んじゃうもの…不思議~」とミモロ。
その方法は、体が凍っても、細胞の外だけ凍らせて、内部を凍らない仕組み。そして、体が凍らない場所で、体内に凍りにくい物質を増やす仕組みだそう。

樹木の皮や葉、落ち葉には、昆虫が、卵や幼虫、サナギなどで冬眠し、春を待っているのです。

「落ち葉の下に、ゴマダラチョウの幼虫がいるかもしれません…」と、この日、昆虫のことを説明してくださる河合先生。
「え~ここに蝶の幼虫がいるの?」と、ミモロをはじめ、参加者はみんな落ち葉を真剣に見つめ、探します。
「あ、見つけました!」と、参加者の一人が声をあげます。

「よく見つけましたね~」と、河合先生の元に届けられたのは、小さな黒っぽい幼虫です。

「これが、ゴマダラチョウの幼虫です」と。
「あれ?イモムシや毛虫じゃないんだ~」と、想像とは違う姿。
「はい、よく見てください~」

なんと2つの角がある変わった姿…なんでも、この角は、アシナガバチなどの敵から身を守る武器になるそう。
「え~こんなに小さいのに、敵を戦うんだ~すごい!」と感心するミモロ。
「でも、これが大人になると、キレイな蝶になるんだ~不思議~」と、どうも想像できないミモロです。

厳しい寒さの中…昆虫たちも必死に命を繋いでいることがわかりました。

草地の多い「京都御苑」の敷地も冬は、草が枯れて茶色が広がりますが、その中で、緑の葉を茂らせているのは…

「これは、彼岸花です」と、植物担当の上村先生。
「え?あの赤いお花付ける彼岸花??」と首をかしげるミモロ。
「はい、そうです。彼岸花は、花が咲く時期には、葉はなく、冬に葉を茂らせます」と。
「そういえば、葉っぱ見たことないかも…いつもお花しか気にしないから…」とミモロ。

そして木のそばに生えているのは大きなキノコ…

「あ、これ知ってるエノキだ~」と、京都の山里久多で毎年キノコ狩りをしているミモロは、見たことがありました。
「皆さんが知るエノキは、栽培されたものですから、天然ものは感じが違いますね」と上村先生。

「こんなに大きなエノキ、久多の山でも見たことない…さすが御苑…美味しそう…」と思うミモロ。
「採っちゃダメ…」と場所も秘密にしようと…。

「京都御苑」では、400種類以上のキノコが確認されていますが、キノコは、毒性があるものが多く、よほど詳しい人でないと食べられるキノコを判別するのは難しいもの。ミモロもキノコ狩りの後は、採って来たものを専門家に見て頂き、大丈夫というものだけを持って帰るようにしています。

くれぐれも「京都御苑」でキノコを採らないように・・・!!!

大きな木の枝を見上げると…「わ~大きな蜂の巣…」

「これはスズメバチの巣ですね~でも、もう蜂は中にいませんから、大丈夫ですよ」と河合先生。

蜂の生態のお話を伺ったりしながら、じっと巣を見上げるミモロです。
「あの模様素敵だよね~」と。蜂の巣の絶妙な模様は、働きバチが集めた木の皮などで作られたもの。

人に危害を与えない状況であれば、蜂の巣はそのままに…それが自然のバランスを保つことに通じるそう。

環境省と京都御苑管理事務所主催の「自然教室」は、9時20分にスタートし、昼の12時におしまいに…。
「2時間以上なのに、あっという間だった~」と、歩く距離は、それほどではなかったのですが、立ち止まり観察する楽しい時間でした。


閉会の挨拶があり、参加者は解散します。

「次は、春に開催されるのかな?また、参加したい!」と思うミモロです。

梅の花もちらほら咲き始めた「京都御苑」。

「春が近づいてるんだね~」と、まだまだ雪の日もあるかもしれない京都ですが、確実に春は近づいています。

先着順なので、4月に近づいたら、「京都御苑」のホームページやポスターなどを確認してください。


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環境省と京都御苑管理事務所主催の京都御苑の「冬の自然教室」。京都の中心地に生息する動植物を観察。

2024-01-28 | 自然

「もう梅の花咲き始めたね~」と、厳しい寒さが続く京都ですが、春の兆しが…


1月21日の日曜日「京都御苑」では、「冬の自然教室」が開催されました。
これは、「京都御苑」を管理する環境省と京都御苑管理事務所が主催する市民参加のイベントです。

事前に申し込みをした参加者は、朝9時に下立売御門に集合。
参加者50名を2つのグループに分かれ、それぞれ京都自然観察学習会メンバーの講師の方々の案内で、御苑内を巡ります。

たまたま募集を見つけたミモロは、さっそく申し込み、先着順の50名に入ることができました。参加費は100円です。

ミモロは、A班。この日、野鳥と昆虫は、河合先生、植物は上村先生がご担当くださいました。
 

「京都御苑」は、明治まで約140軒の公家屋敷が建ち並んだ町のような構造。明治天皇が東京に住まいを移されて、それに随行した公家たちも多く、御所の周囲は、住む人のない家などで荒廃してしまいます。それを憂いた明治天皇の勅命により、御所の保存とその周辺の維持されることに。荒れ放題の公家屋敷は取り壊され、その敷地にさまざまな樹木が植えられます。
昭和24年に「京都御苑」は、国民公園となり、現在、環境省が管理しています。
ちなみに、「京都御所」「京都仙洞御所」「京都迎賓館」は、宮内庁に属します。

宮内庁が管理する場所を覗いた「京都御苑」の面積は、約65ヘクタール。甲子園球場の約16個分に相当する広大な敷地を有します。

配布された資料によると、広い敷地の中には、確認されているだけで、植物は703種、きのこは423種、野鳥は123種、蝶やトンボ、セミを合わせると100種類を超え、その自然の豊かさがわかります。

「ここにいろんな動植物の暮らしがあるんだね~どんな子たちに出会えるのかな?」とミモロはワクワク。

尚、さまざまな動植物が見られる「京都御苑」では、それらの採集は禁止です。

さぁ、観察会の始まりです。


まずは、苑内の植物を観察…冬の今も緑の葉を茂らせているのは、樫の木、苑内で多い木のひとつです。

「葉っぱの表側は、ツヤツヤしていますが、裏側は、違いますね~」と植物を担当なさる上村先生。

「ホント、裏と表と違うんだ~あんまりよく見てなかった…」とミモロ。

また、多い樹木には、松があります。

「御苑で多いのは、アカマツです。葉が柔らかいんですよ~」と上村先生。
ツンツン…ミモロも松の葉を触ります。

「あの~アカマツってことは、松茸生えるんですか?」と質問するミモロ。
「う~今まで、松茸は、見たことがありませんね~」と、御苑管理事務所の方。
「そうなんだ~松茸狩りできないんだ~ガッガリ…あ!御苑で植物採取しちゃいけないから、あっても採っちゃダメだよね」と、そう、どんなキノコが生えていても、採取はできません。

次に見たのは、ロウバイです。すでに花を咲かせています。

「ロウバイは、冬の早い時期に花を咲かせます。いい香りがする花ですが、この時期、昆虫はいないので、受粉することができません。もともと、中国の花で、中国では、虫が受粉して木を増やしていきますが、日本では、増やすことができず、その木だけで成長するんです」と。
「梅は、梅の実付けて、それで増えていくよね~へぇ~増やす気ないんだ~」

いろいろな姿で、その土地に適応してゆく逞しい植物なのです。

ミモロたちが、植物の観察をしていると、「カ~」と声が…

枝にカラスが止まって、ミモロ達を見ています。

「京都には、ハシボソガラスとハシブトガラスの両方がいます」と、鳥類を担当なさる河合先生。

わかりやすいイラストで、説明してくださいました。
「え~2種類いるって、意識したことなかった~」とミモロ。

町中で、よくゴミを荒らすのが、ハシブトガラスで、高いところから狙いを付けて急降下し、ピョンピョンと跳ねるように歩くそう。一方、ハシボソガラスは、畑や草原で、足を左右動かして歩き、地面の虫などを見つけてたべるのだそう。

顔つきも、鳴き声も違うそう。「今度、もっとよく注意して、鳴き声聞こう~」とミモロ。

都会には、ハシブトガラスが多いのですが、京都は自然が豊かなこともあり、両方生息しているとのこと。

頂いた資料を見て、「へぇ、御苑にこんなにいろんな鳥がいるんだ~」と改めて驚くミモロでした。


さぁ、次は何を観察するのかな?

*「京都御苑自然教室」は、初心者向けの自然観察会として、年4回開催。開催日などは、「京都御苑」のホームページやポスター、ニュースなどで随時告知され、参加者の募集が行われます。

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剣豪宮本武蔵の気迫の「鷲の図」がある「東寺」の「観智院」。[京の冬の旅」で公開中の「東寺五重塔」

2024-01-27 | 寺社仏閣

冬のある日、ミモロは、真言宗総本山「東寺」を訪れ、境内の北側に位置する別格本山「観智院」に行きました。


ここは、真言宗の学問所のような場所。 徳治3年(1308)に後宇多法皇が東寺に帰依され、真言教学の研鑽に努められました。この時代、弘法大師の教えを学ぶ優れた学僧が育ち、その一人、杲宝(ごうほう)が創建したのが、ここ「観智院」です。

「東寺」の北門から続く石畳の参道は、「櫛笥小路」と言って、なんでも平安時代から、そのままの幅で残っている京都市内唯一の小路なんだそう。

「え~そうなんだ~そういう目でこの参道見たことなかった~」とミモロ。
その参道に面している「観智院」へと入ります。

門を入ると、正面に弘法大師さまの御像を祀る「観静堂」が、「学問や健康なんかいろいろご利益があるんだ~」とさっそくお詣り。

「学生がお詣りするといいかもね~」と思うミモロでした。

拝観料を納め、受付を過ぎて、国宝である「客殿」へと、さらに進みます。

慶長10年(1605)に、第10世亮盛によって、再建された桃山時代書院造の建物で、かつてここは住まいとして使われていたところ。

その床の間には、気迫にあふれた2羽の鷲の姿が描かれているのです。

それを描いたのは、剣豪の宮本武蔵。ガイドさんのお話によると、「ここに吉岡一門と決闘した後、武蔵は、しばらく潜伏していて、その間に描いたものと言われます」と。

う?吉岡一門との「一乗寺下がり松」での決闘は慶長9年(1604)ですから、ここが再建途中ということに…???
「きっと再建中に滞在して、それで床の間に合う絵を描いたんじゃないの?だって、床の間のサイズにピッタリだし、そのために描いたとしか思えない…」と、ミモロの勝手な解釈…。

「吉岡一門から、しばらく命を狙われた武蔵は、縁あって、ここに…」とガイドさん。
ここに過ごす時間は、武蔵の剣豪として、その後の人生に少なからぬ影響をもたらしたかもしれません。

客殿の前には、枯山水庭園が広がります。

この庭は、「真言宗立教開宗1200年慶讃大事業」のひとつとして新たに作庭され、真言密教の無限の宇宙観と涅槃寂静の境地を表現しているそう。
「心が鎮まるね~」としばし、庭に対するミモロです。

「あ、作業してる~」と、庭の片隅を熊手で白砂に模様を付けている方が…

「あの~この作業、毎日するんですか?」とミモロ。
「毎日ではありませんが、常に気を付けています。私は、専門家ではないんで~」と謙虚なお言葉。

雨や風、雪などで、白砂は動き、美しい整然とした波紋を保つには、それなりの作業が必須。
白砂のお庭を持つ寺院では、欠かせない作業です。
「あの熊手結構重いんだよね~」と以前、どこかでちょっと触らせていただいたことがあるミモロです。

お寺の中には、さまざまな場所に小さなお庭も…

「このお手入れも大変だよね~」と…

さて、「客殿」の東側には「本堂」があり、そこにご本尊の「五大虚空菩薩」が祀られています。

五体の菩薩さまは、いずれも獅子、象、馬、孔雀、迦楼羅の上に蓮の花を鞍にして鎮座なさっています。
重要文化財の木像で、唐時代のものだそう。無尽蔵。広大無辺の知恵を授ける仏様。
かつて長安の「青龍寺」の本尊で、唐に渡った恵運が日本にもたらしたものと。

スラリとしたお姿には、宋と唐の時代の彫刻様式を見て取ることができるそう。
「はるばるいらっしゃったんだね~」と、手を合わせ祈るミモロです。

また、江戸時代作と伝えられる「愛染明王像」にも参拝。

縁を結び、開運と子宝の本尊として、信仰を集めている御像です。
(写真撮影ができなかったので、頂いたお寺の資料を掲載しました)

さらに奥には、江戸幕府の絵師、狩野氏信筆の襖絵などがある茶室が続きます。

「ここで、しばし過ごすのもいいね~」と茶室の静寂に包まれるミモロでした。

「なんか、本当に静かな時間だね~」と

観光客や参拝者が多い、「東寺」の境内。少し離れた場所にある「観智院」は、ぜひ足を延ばしたい場所のひとつです。

「さぁ、他の場所も参拝しなくちゃ~」と、ミモロは広い境内を進みます。

必ず参拝するのは、弘法大師さまの「御影堂」

そして、高野山の方向に参拝できる場所です。

「しばらく高野山にお詣りしてないなぁ~また行きたい~」と思いながら祈ります。

現在、「五重塔」は、「京の冬の旅」で公開中。ぜひ、そちらでも貴重な文化財との出会いを…。


*「東寺」の詳しい情報はホームページで

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