ネコのミモロのJAPAN TRAVEL (Mimoro the cat:JAPAN TRAVEL)

「京都観光おもてなし大使」のライターとネコのミモロが、京都の情報や暮らし、グルメなどをご紹介。心和む雑誌のようなブログ

ミツバチの巣板から、ハチミツを集める作業体験。遠心分離器を回して、丁寧にこして完成です!

2024-07-03 | 体験

京都、北白川のハチミツ専門店「オ・ボン・ミエル」の企画イベント「ぐるぐる回してキラキラはちみつを楽しむ会」に参加したミモロ。京都左京区市原の養蜂家大道さんご夫妻のご指導で、ミツバチが蜜を貯蔵する巣板の蓋である蜜蝋を取った後、いよいよ遠心分離器にセットして、ハチミツを集めます。


蜜がいっぱい詰まった巣板を手動式の遠心分離器にセット。

そのハンドルをグルグル回し、巣板を回転させ、飛び散るハチミツを集めるのです。

参加者は、次々にハンドルを回します。


初めは重いハンドルも、ハチミツが巣板から抜けると軽くなってゆきます。
「はい、ミモロちゃんの番ですよ~」

「は~い!」と張り切るミモロ。「よいしょ!」と全身の力を込めてハンドルを回します。

グルグルと回転する音が遠心分離器から聞こえ、ハンドルは思ったより軽く動きます。

「はい、もういいですね~」と大道さん。
「どうなってるのかな?」と遠心分離器の中を覗き込むミモロ。

「よくわかんない~」と。

そこで遠心分離器から巣板を1枚外して、その様子を観察。

ハニカム構造の巣板は、向こう側が見えるように、中のハチミツがなくなっています。

ハチミツをとっても、巣板は残り、また、そこに蜜を集めるそう。巣板で色が濃くなっているのは、何回が使った部分で、色が薄い部分は、壊れた巣板をミツバチが修復したところだとか。

「どうですか?前と重さ違うでしょ?」と大道さん。

「うん、軽い…」1枚の巣板から約2キロのハチミツを採取できるそう。「また、ここにハチミツ貯蔵するんだね~」

「さぁ、ハチミツが出てきますよ~」と、遠心分離器の下にある管の口を開けると、トロリとハチミツが流れ出します。

滑らかなハチミツのために、こし器と布をセット。

「わ~いっぱい出て来た~」こし器に満ちていくハチミツは、キラキラと黄金色に輝いて見えます。


もちろん遠心分離器の側面に付いたハチミツは、ヘラで落とします。

「あのヘラ舐めたい…」とミモロ。

こし器を経たハチミツ…

「わ~金色の糸みたい…」

集めたハチミツの一部を別の容器に移し、そこからビンに注ぎます。
「はい、これは任せて~」と、「オ・ボン・ミエル」の大久保さん。

ミモロのガラス瓶にも、たっぷりとハチミツを入れてくれました。

「お土産にどうぞ~」と参加者に渡されたハチミツ。

京都産のくりの花の蜜で、今年の新蜜です。

他にもハチミツをプレゼントされた参加者の皆さん。
全員、ハチミツの採取は初体験でした。「すごく楽しかった~」とみなさん笑顔。


疲労回復などの効果があるといわれるハチミツ。今年、ミモロは「実山椒はちみつ」も作り、炭酸水で割って、よく飲んでいます。「夏バテにハチミツの甘さに癒されるね~」と。
自然の恵みの味わいは、とてもやさしいもの。ぜひ、ハチミツを料理などにも積極的に活用してはいかがでしょうか?

オ・ボン・ミエル」では、毎月、さまざまな企画イベントを開催。ハチミツ好きの方は、ぜひ~

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ミモロのハチミツ採集体験。ミツバチの巣板から、輝くハチミツを集める作業。

2024-07-02 | 体験
「ミモロ、ハチミツ大好きだもんね~」と、蜜蜂をイメージしたスタイルで出かけたのは…

北白川のハチミツ専門店「オ・ボン・ミエル」です。

「ミモロちゃんいらっしゃい~待ってましたよ~」とお店で出迎えてくださったのは、オーナーの大久保さん。


この日、大久保さんが企画するハチミツに関するイベントに参加しました。今回は、「ぐるぐる回してキラキラはちみつを楽しむ会」です。


「ハチミツって、体にいいんだよね~自然な甘さで…ミツバチさんが一生懸命に集めてくれる蜜…ありがたいよね~」と、ハチミツを食べるたびに、小さなミツバチの仕事に感謝するミモロです。

お店には、そんなミツバチの生態を知るための書籍などもあり、お店で読ませてもらいます。


早めにお店に到着したミモロは、参加者が揃うまで、本を読んで過ごします。

世界各地で生産されるハチミツは、昔から人々のそばにあったもの。人類より前に地上に存在していたと言われる蜜蜂。
人類が最初に使った甘味料とも言われます。フムフム…

「ミモロちゃん、初めまして~ハチミツ好きなのね~」というのは、左京区の市原で活動をなさっている養蜂家の大道さんご夫妻。

自然豊かな環境で育った大道さんは、元々地域にいた日本ミツバチで養蜂をはじめ、すでに15年。今は、西洋ミツバチが中心に養蜂を行っているそう。なんでも体の小さな日本ミツバチに比べ、なんと8倍の蜜が西洋ミツバチからは取れるとか。ご家族で瓶詰なども行い、さまざまなイベントなどでも販売なさっています。

今回の参加者が集まり、いよいよイベントがスタート。まずは、大久保さんのハチミツのお話から…

ミモロ達は、ハチミツレモンのドリンクを頂きながら、耳を傾けます。


「ハチミツは、花によって味わいが異なります。買う時は、好みの香りなどで選ぶのがおすすめです。味わいもそれぞれ異なりますから、いろいろ試食してみてください。また、その年によって、微妙に味わいも異なるんです。例えば、今年の桜のハチミツは、昨年の方がよかったですね。桜の時期が、いつもより遅く、一度に咲いてしまったためかもしれません。自然の事ですから…」と。

同じハチミツでも、2年目の方がおすすめ。ビンの中で、味わいが深まるそう。

「さぁ、では、蜜を集める作業やってみましょう」と大道さん。
用意してくださったクリの花の蜜を集めたハチミツの巣(巣板)。

「もう、蜂さんはいないよね~」とちょっと怖がりながら、近づくミモロでした。

巣板には、ハチミツがいっぱい。「わ~重い…」と持たせてもらったミモロはビックリ。

1枚の巣板から、約2キロのハチミツが取れるそう。

蜂の巣というと、6角形の丈夫なハニカム構造で知られますが、蜂は、6角形を意識して作っているのではなく、丸く形作るうちに、自然とそうなるのだそう。「え~そうなんだ~すごいね~」と驚くミモロ。

いっぱい蜜が詰まった場所には、白っぽいより水分が少ない蜜蝋で蓋がされ、蜜がこぼれないようになっています。

蜜を集めるために、まず、その蜜蝋を取り外す作業を…

「これで蜜蝋を取るの?」

専門の道具も揃っています。

木枠にはみ出した蜜蝋をヘラで取る作業に挑戦するミモロ。

「よいしょ!結構硬い…」と。「あんまり深くヘラをいれないようにね~巣を壊さないように注意してね~」「は~い!」

ヘラには、蜜蝋が溜まります。


また、トゲトゲがついたローラーは、蜜蝋に穴をあけるもの。


参加者は、次々に蜜蝋取りを体験します。


剥がされた蜜蝋…料理などに使うと美味しいそう。


蜜蝋を剥がした巣板は、遠心分離器にセットします。


「わ~もう蜜が垂れ始めてる…」と中を覗くミモロ。


さぁ、次の作業に移りましょう…
その前に…「甘い~」と手袋についた蜜を舐めるミモロでした。


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京都の夏の神事「夏越の祓い」。東山の「粟田神社」の神事に…身と心が清めらる時間

2024-07-01 | 祭事・神事・風習

「よいしょ!」と、足を大きく開いて、茅の輪をくぐるミモロ。

6月30日の16時から始まった京都東山の「粟田神社」の夏越の祓いへ。


日頃、知らず知らずに身に付いた穢れを祓う神事です。
「夏バテ防止になるかなぁ~」と、このところの暑さが身に応えるミモロ。

鳥居から石段を上り、境内へ。そこには、茅の輪が…
 
1週間前に作った茅の輪は、暑さのためか、すでに緑の色を失われ、ドライフラワー状態ですが、そのお役目の効果には変わりありません。

16時になり、神事がはじまりました。
佐々貴宮司様の祝詞の奏上などが行われます。

「あ、宮司様、おひげはやしてる…なんか感じ変わったけど…似合うね~貫禄感じる…」と密かに思うミモロでした。

さて、神事に際し、手渡されたのは、「茅の輪くぐり」の方法を記したものと、身の汚れを祓う「切麻」です。

中には、1センチ四方に刻まれた紙と刻まれた麻が入っています。

その紙を両肩や頭に散らし、穢れを祓います。

まるで花吹雪のように散らされた小紙と麻…ミモロの頭にも…。
そして、紙が入っていた包み紙で、体中を摩り、そこに穢れを移すのです。

宮司様が白布を勢いよく裂き、その音が境内に響きます。

その様子をじっと見つめるミモロです。


ミモロ達、参列者の穢れを移した紙は、宮司様の手元の木箱に納められ、それを神様に浄めて頂きます。

さぁ、茅の輪くぐりが始まりました。


茅の輪を通るたびに、和歌を詠みます。
「思うこと みなつくねとて 麻の葉を 切りに切りても 祓へつるかな」

茅の輪をくぐり、左に回り、再び正面へ、
「みなつきの 夏越の祓 する人は 千歳のいのち 延ぶといふなり」
そして、また、茅の輪をくぐり、右へ、八の字を描くように進んで祈ります。
最後の和歌は、「宮川の きよき流れに みそぎせば 祈れることの 叶はぬはなし」


くぐり終わったら、「我は蘇民将来の子孫なり!」と宣言します。

その昔、神様を助けた蘇民一族は、その後、神様のお力で、疫病や災いを免れたというお話から、「私は、蘇民一族の子孫ですから、守ってくださいね~」と祈れば、健やかに暮らせるということです。

「ミモロ、ネコだけど、蘇民一族の子孫って思ってくれるかな?」とちょっと心配を。でも大丈夫、祈れば叶えられるかも…。

ますます夏が厳しくなる京都…「夏越の祓い」への参拝者も以前に比べ多くなっています。

神事が納められると、参列者に神様に備えられた品が下されます。
「はい、ミモロちゃん、どうぞ~」「いただきま~す」


頂いたのは、この時期の和菓子「水無月」です。

以前は、ひとりひとりに渡された品ですが、参列者が多いため、今回は一世帯にひとつということに。
「みんなで分けて頂くんだよね~ママと半分こね~」と。

氷の姿を象った水無月…疲れた体を癒す甘さです。

今年も無事に夏が越せますように…


神事の後、境内から町を望み、深呼吸するミモロ。

「少し風があるから涼しいね~」

でも石段を下り、三条通を歩くころには、再び汗が滲みます。

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