1か月に渡る「祇園祭」が終わる頃…ミモロは、後祭りでお手伝いした「大船鉾」の会所に向かいました。
「お邪魔しま~す」と会所の中へ。この日は、「大船鉾」の厄除け粽の授与などのご奉仕をした人たちに、「四条町」の方々が慰労会を開催してくださいました。
ご奉仕をしているのは、NPO法人「京都の観光文化を考える会 都草」など、いくつかのグループです。
そんなご奉仕をした人をもてなすという習慣は、なんとも京都らしいものなのかも…。
「うれしいね~」と思うミモロです。
「みなさん、今年もどうもありがとうございました~」と、四条町の理事さんと都草の役員さんの挨拶が…
ミモロは、目の前に並ぶ料理が気になっています。「もうすぐ食べられる…」と・・・
まずは、乾杯から…
「大船鉾」では、乾杯とは言わないのだそう…
「え?そうなんだ~」と目を丸くするミモロ。
おめでたい言葉で「弥栄(いやさかえ)」というのです。
弥栄とは、ますます栄えること・・・繁栄することを意味します。みんなで声を揃え、「弥栄!」といい、盃を上げます。
「乾杯より、なんかいい感じ~」と思うミモロ…。
さて、テーブルの上には、四条町で料理屋さんをなさっている方が、いろいろご用意くださいました。
「さすがプロの味…美味しい~」と遠慮なくバクバク頂くミモロです。
「ミモロちゃん、今年もお疲れさまでしたね~」と、「大船鉾保存会」の木村理事長。
大船鉾が祇園祭に復活して10年。その歩みは、多くの人たちの努力でなされたもの。「そう、はじめ、鉾が、まだない時からご奉仕しているんだ~」というミモロ。多くの方々のご支援で、鉾は次第にその姿を立派なものに…
今年も、ミモロは、厄除け粽の授与などのご奉仕をなどをさせて頂きました。
猛烈な暑さだった今年の後祭り…そこにご奉仕する人は、大変だけど、やりがいがあるのです。
汗びっしょりになっても、頑張るミモロ…祭には、それに関わる人たちにパワーを与えるもののよう…。
会所には、鉾を飾る幕などが広げられています。
今年は、山鉾巡行の折に、突然の豪雨に見舞われた「大船鉾」。
急いで雨除けのビニールを被せましたが、カバーしきれない部分も…
そのため、しばらく広げて乾かさないと、仕舞えないのだそう。
「あなたの濡れちゃったの?」
鉾を飾るものは、すべて芸術品…時代を超えて、職人たちがその技術を発揮した作品です。
「今日は、ごちそうさまでした~また来年ね~~バイバイ」とポッコリお腹を摩りながら四条町会所をあとに…
「また、来年も大船鉾でご奉仕しよう~」と、船の形の大船鉾が大好きなミモロでした。
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