「下鴨神社」の参道の西側にある「旧三井家下鴨別邸」。ミモロは、先日、初めて訪れました。


そのときは、まだ紅葉もあまり進んでいませんでした。それに3階建ての一番上の望楼は、通常公開されていないため、三井家の人たちが楽しんだ景色を見ることができなかったのです。
12月4日まで、特別公開で、その望楼に上がれ、しかも紅葉も見られるというので、ミモロは、再び訪れました。
28日のお昼頃、到着すると、なんと門の前には、大勢の人が列を作っています。
「ただいま、80分待ちです」と係の方。団体客も訪れ、大人気。3階の望楼には、1度に10人ほどしか上がれないため、その順番待ちにかなり時間がかかるのです。
「あの~何時ごろなら空いてますか?」とミモロ。「夕方なら観光客が引き始める16時頃、でも受付終了は、16時半ですから、それまでに受付できないと入場できません。う~朝、9時の開門前に来たら、あまり待たずに入れますよ」とのこと。「それなら近所だから明日にしよう・・・」ということで、次の日の朝、出直すことに。
「旧三井家下鴨別邸」の塀からは、紅葉した紅葉が見えます。

開門すると受付へ。通常の拝観料は410円ですが、特別拝観は、800円です。




三井家の家紋が付いた屋根瓦。屋根越しに、イチョウの黄色の葉が見えます。
「あそこに上がれるんだよね~」

さて、開門と同時に中に入ったミモロは、「建物はあとで説明しますから、みなさんまずは2階に上がってください」と係の方に促され、2階へ。そこは広い縁のある座敷になっており、そこに椅子がいっぱい並べられています。
「ここに座って、待っていてください。順番に上にご案内します」と。ミモロは、第2グループ。椅子の2列目に座り、初めのグループが見学を終わるのを待ちます。
「3階は、とても狭いので、荷物は、ここの棚においてください~」と言われ、廊下の棚へ荷物を置きます。

さて、いよいよミモロの番に。約45度という急な階段を手をつきながら上がります。
「わ~着いた~」360度ガラス張りの望楼は、まさに展望室。でも広さは、3畳ほどで、なるほど多くの人が上がれないわけを納得。
一方、ミモロは、「あ、大文字が見えるね~」と、大喜び。確かにここで五山の送り火が見たい~という気になる所です。「いいなぁ、ここで送り火眺めながら、お酒のんだりしたんだよね~」う~あまりに狭い殻、ここで送り火眺めてから、下のお座敷で宴会したんじゃないの~。きっと三井家の人も、交代で眺めたのではと思わせる狭さです。
さて東側の高野川沿いは確かに景色が広がっていますが、ほかの方角は、周囲の木が大きすぎて下の庭以外、景色らしい景色を望むことはできませんでした。
「昔は、きっとすごくいい景色だったんだろうな?木もこれほど大きくないから、ほかの送り火も見えたかも…。それにしても東側もマンションや高層住宅多いね~」とミモロ。正直、期待していたほどの雄大な景色ではありませんでした。「昔と違うもんね~」と、よくわかっているミモロです。
ミモロが最後に階段を降りたのは、5分ほどではなかったでしょうか?上の滞在時間は、3分弱という感じ。
望楼から降りると、来たときとは別の階段で下へ。途中、トイレを見学。


これは大正期に作られた、腰かけるタイプの珍しい洋式トイレです。「水洗なのかなぁ~水流すボタンやハンドルないけど…」と不思議がるミモロ。
こちらの階段は、木製の枠が素敵。おそらくこちらが正式の階段と思われます。


1階に戻ったミモロは、お座敷へ。そこから庭を眺めます。


「あれ~思ったより赤く紅葉してない…う~残念…」
お庭の楓は、赤く色づかず、なんかこのまま茶色になって葉を落としそうな感じです。


真っ赤な紅葉を期待していたミモロは、ちょっとがっかり。「もっと先なのかなぁ~。ほかの楓は、紅葉してるのにね~」
庭に降りて、先ほど上った望楼を眺めます。


「紅葉はもう少し先・・・?」


イチョウの葉は落ちて、地面を彩っています。

ここの楽しみは、庭と共に、建物の細部。


ミモロが興味を抱いたのは、照明と金具です。
「近いから特別公開終わってから、また来ようかなぁ~」

朝、開門と同時に入ったため、ミモロは、ほとんど待つことなく、望楼を見学できました。
特別公開は、12月4日まで。「下鴨神社」の糺の森では、3,4日と手づくり市が開催されるので、そのときは、もっと混雑しそうです。行くなら、やはり朝9時前に到着し、開門と同時に中へ。9時半を過ぎると団体客が到着しはじめ、個人の見学者は、その隙間に見学する感じになります。
「望楼」に上らないから、特別公開時期を外して。
*「旧三井家下鴨別邸」の詳しい情報は、ホームページで

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