冬晴れ・・・。
(11月16日からの続き・・・)
首都高へ入る前の埼玉県中央部で、事故渋滞に遭遇。
『普通だったら、2時間くらいで、着いちゃうのに・・・。』
日頃、冷静な相方は、相変らず、焦りもなく呟く。
(私としては、かの施設内で、並んだり、歩いたりするよりは、渋滞の方が、いいと思うのだった)
それでも早朝(夜明け前)の山などは、冬の美しい趣を湛え、緩やかに明けていく朝の気分は、久しく経験のないものだったことを思い出す。
平地でも色づき始めた木々が、朝靄の中、再び目を覚ましたようで、朝には、朝の美しさがあった。
東北道を南下中、白く雪化粧した富士山のお出迎え。
午前10時20分、かの地に到着。
舞浜の海は、穏やかな初冬の景色を映し出していた。
なんなら、この浜辺に1日居てもいいのでは、と思ったくらいだった。
平日だというのに、隣接の駐車場は、満杯。かなり遠くの立体駐車場にパーク。
それでも、次々と車が入ってくる。
『今日は、本当に、平日なのでしょうか?』
これから、先。何度もこのセリフを言うことになるのだけれど。
本当に、何処から、どれだけ『人』が、集まってくるのだろうか・・・。
『でも、この前の3連休なんて、もっとスゴかったんですよ。』
相方、今月2回目の来園らしい。
人気アトラクション・・・既に、140分待ち。
ファストパスを取得するものの、14時から・・・。
140分とは・・・2時間20分・・・並んで待つのか・・・私は、この時点で、既にうんざりしていた。
そして、このファストパスなるシステムやら、わずか数分のアトラクションのために、待ち続ける『ヒト達』が、何故に、これ程多いのか・・・と改めて、『この国(かの地)』の不思議な不文律に、驚いた。たぶん、それだけ待っても、アトラクションを経験したい・・・さぞや、物凄いモノなのだろうと思った次第。
相方は、これらのアトラクションの機械構造や技術に、興味があるらしく、遠心力だの、落下速度だの・・・計算しつくされた『遊び』の中の物理を体験するのが楽しみのようだ。
・・・つまりは、ジェット・コースター系が好き・・・らしい。
逆に、私は、苦手なのだろうか・・・コースター酔いを起こして、30分の休憩を余儀なくされたのだった・・・。