曇りがち。
失業が決まってからというもの・・・。
相方は、週に1度は、夕食に誘ってくれる。
以前は、1ヶ月に1度くらいしか会わなかったのだけれど・・・。
連れだって歩くことも多くなった。
相方は、身長が、175cm、私は、153cmと22cmの差があって、チビな私は、大抵5cm以上ヒールのある靴をはいているけれど、その身長差だと、相方の顎あたりに私の頭の位置がくるようで、相方は、時々、私の髪の匂いをかぐ。
汗をかいた日(かかない方が珍しいけれど)などは、やめてもらいたい。
『シャンプー変えないでね。』
相方は、笑いながら言う。
現在、使っているシャンプーがいたくお気に召しているようだ。
『・・・このシャンプーね。イタリアのヤツでね。(値段が)高いんだよ。わたしには、もう収入がないから、今使っている分が無くなれば、もう買えないかもね・・・。』
今はまだ、そう逼迫した感じはないけれど、先月、最終給与を貰って以来、私の銀行預金口座に、入金があることは、なく、現在の残高から減る一方なのであった。
そんなことを言うと、相方、少し考えて、曰く。
『それ、いくらするの?』
『250ml入りで、2,500円くらいかな。』
『ふうん。スーパーで売ってるヤツの10倍くらいなのね?』
『うん。今の私の身には、全くそぐわないシャンプーなんだけどね。』
『じゃあ、買ってあげるよ。だから、シャンプー変えちゃダメだよ。』
私の頭に鼻を近づけて、くんくん・・・する。
くんくん・・・だの、もぐもぐ・・・(拙ブログ11月6日ご参照)だの・・・私達は、人間失格かしらん・・・
男性は、薔薇の香りが好きだと聞いていたけれど、相方もか・・・。
・・・だけどなぁ・・・シャンプーくらい自分で買うし、今年春の個人的経済危機以後は、節約しようと思っていたけれど、それも上手くいかなくて、結局、この現在の収入にそぐわないシャンプーを使い続けている訳なのだけれど・・・。
それに、以前、使っていたやはりイタリア製だけれど、薔薇とラヴェンダーのシャンプーに変えようかと思っていた矢先・・・。
この薔薇とラヴェンダーのシャンプーも大好きで、価格も、今使っているものよりは、やや安価なのだった・・・。
好きなシャンプーくらい遠慮なく?自分で買いたい・・・と思う失業中の私である。