DVDレコーダーのリモコンが動かなくなってしまった。
両面がリモコンになっていて、片面がテレビ用、もう片面が、DVDレコーダー用のモノで、電池切れかとおもったけれど、テレビ用は、普通に使える。DVD用のリモコンだけが、死んでしまったようなのだ。電源が入らないので、手動で、本体のスイッチを入れることはできるので、DVDだけは、視聴可能だけれど、早送り、スキップなどの機能は、使えないし、録画した番組は見ることができない。新しいリモコンを買うしかないのか・・・と思い、もしかすると信号面の設定で何らかのトラブルかと思い、リモコン本体の切替スイッチなど押してみる。なんとか、使えるようになるけれど、時間が経つと、また動かなくなってしまうのだった。録画を止めたり、動かしたり、早送りしたりするときに、いちいち、この切替スイッチを押し続けて、イライラしながら見ている。騙しダマシが何時まで通用するのか・・・?
・・・このところ、録画番組は、殆どみていなかったので、内臓のハードディスク(2TB)の半分が録画で埋まってしまっている。どんどん視聴して、消去していかないと、満杯になってしまう・・・と思い、今年のお正月に録画したまま、まだ見ていなかった『オリエント急行殺人事件』を見る。
オンエアから、既に、11ヶ月。何を今更・・・というカンジだが・・・。
このドラマは、アガサ・クリスティの原題の小説を、作家で、脚本家で、演出家の三谷幸喜氏が、換骨奪胎して、昭和初期の日本に舞台を置き換えて、博多発東京行きの寝台特急の中で、起こる殺人事件を、名探偵ポワロならぬ、スグロが解決していくという筋立て。
前後篇2日に渡り、合計4時間超の長いドラマとなっていた。
名探偵・勝呂武尊役に野村萬斎さん。
このひとは、声に特徴のあるひとで、そのひとが更に、不思議な抑揚で、物語の前篇を牽引していく・・・。
謎解きの部分の後篇には、ほとんど出てこない。
どうも、テレ朝の看板番組『相棒』の杉下右京と、フジの看板だった『警部(補)・古畑任三郎』をミックスしたようなキャラで、そう言えば、古畑任三郎は、三谷氏の脚本だったな・・・。
セリフの抑揚とあの声で、なんだか、相当、ヘンなキャラクターになっていた。
出演者は、富司純子さん、草笛光子さんといった大御所女優陣、松島菜々子さん、吉瀬美智子さんといった中堅の綺麗処。
西田敏行さん、佐藤浩市さん、沢村一樹さん、石丸幹二さんといった俳優陣。
更に、二宮和也さんなどの若手?に、加え、三谷ファミリーの小林隆さん。
そのほか、笹野高史さん、高橋克実さん。フジのアナウンサー(だった?今も???よく知らないけれど?)八木亜希子さん、お笑い?青木さやかさんなど、幅広い出演者達・・・。
三谷幸喜さんといえば、笑いを取るのに、引っ張る引っ張る引っ張る・・・という演出なので、私は、あまり好きではない。
舞台などは、短気な私とは、合わない演出家さんので、その点を割り引いても・・・一時の勢いは、落ちたな・・・という感じは、否めなかった。
この秋公開だった『ギャラクシー街道』(私は見ていないけれど)の評価も・・・???だったし。
羽鳥夫人と轟公爵夫人の関係、および、娘たちの嫁ぎ先も昭和初期の身分制度の中であり得るのか(全く無いとはいいきれないけれど)。
原作に無理やり合わせたという感じが否めない。
殺人に至る動悸などもなんだか、曖昧だし?
本当に、犯人を殺したいと思っているのは、家族を殺された身内くらいなものなのではないだろうか?
他人が、ここまで、殺人に関わるというのは、ちょっと解せないような気がする。
この程度の動機で、ヒトは、殺人するのだろうか?という点が、多いに疑問だった。
もっとも、殺された藤堂は、極悪人という設定だからな。
でも、適当に観る分なら充分楽しめる作品だろうと・・・思った次第。
今更・・・ですかね?
全然、タイムーじゃなくて、すみません。