昨日は、一応、誕生日ということで、相方が、お祝いをしてくれた。
去年、予約をしてくれたのだけれど、施設の都合で、キャンセルになった美術館併設のフレンチで、ディナーを御馳走になった。
本日の画像。薔薇の花束。
この時期の薔薇は、花びらが、縦長で、チューリップを連想させられる薔薇達で、2ダース分(24本)のボリューム。
深紅をメインにして、淡いオレンジとピンクの薔薇のアレンジ。
1年越しのレストランで、楽しみしていた。
この美術館併設のレストランは、毎月、観月会で利用する和食料理店の系列店とのことで、期待充分。
ディナーは、予約客しか取らず、昨日は、私達の他に、4名様ご利用のお客さんが、1組。
どうやら、若いカップルのどちらかのご両親とのお食事会・・・のようだった。
期待していたお料理は、正方形の大きなプレートに、絵画を描くように配されていた。
真っ白なプレート、黒いプレート、丸いプレートの中央部が、数センチくりぬかれたような形のものとモダン系、アート系の食器が、料理を引き立てる。
見た目・・・さすがに美術館併設のレストランだけあるなぁ・・・という感じだった。
7皿のメニューだったけれど、見た目に反して、不思議な味だった。
・・・美味しくない。
途中で、食べるのが苦痛になってくるコースだった。
まず、塩味が、半端ではなく、きつくて、その分、ビール(いつものノンアルコール)が欲しくなる。
素材の味がしない。
相方、顔をしかめる。
変わった野菜を沢山つかっているけれど、どれも固い。
インターネットの情報では、フレンチとのことだったのに、パスタが2皿。
手作りのパスタという説明だったけれど、なんだか、うどん系(ニョッキ系か・・・)。
(ああ・・・コレなら、ハナマルとか、マルガメの380円くらいの温泉玉子のうどんの方が、美味しいかもしれない・・・)
不謹慎ながら、そんなことを思った。
このディナーは、一人様5000円を超える価格なのだった・・・。
一皿目が、マグロのお刺身をオリーヴオイルに漬けたものだったけれど、わさび醤油の方がどれだけ美味しいことか・・・。
素材を殺してしまっている。
美味しくないプレートが次々やってくる。
非常に苦痛に満ちた誕生日ディナーだった・・・こんなん初めて・・・。
価格が高価なだけに(貧乏性なので)、残すに残せず、無理やり、食べる。
12時間以上たった現在、まだ胃の中で、モタモタしていて、消化しないカンジだから、今日は、何も食べずに、空腹を待つことにする。
木立の中で、冬の十六夜の月が、煌々と夜道を照らすシチュエーションは、最高だったけれど。