昨日の雨曇りの天気から、明け方から、濃霧。
水蒸気をたっぷり含んだ気温の高い空気の中に、霧が立ち込める。
五里霧中。
物凄い濃い霧で、なにやら不思議な霧の匂いがする。
雨の降る前も、雨の匂いがするし。
起きていると眩暈がする。
気持ちの悪い眩暈だけれど、身を横にして、頭を心臓の位置と同じくらいにすると、不思議と、今度は、フワフワ感のある(どちらか・・・といえば、心地よい)眩暈に変わる。
1日中(24時間以上)起きていたりするのは、あまり苦痛ではないけれど、12時間以上は眠れない。
だいたい、ヒトの睡眠時間は、6~8時間くらいが適当で、それ以下でもそれ以上でも、良くないらしい。
健康なひとは、規則正しく、寝たり起きたりができるひとで、ひととしての第一条件だろうと思う。
そのヒトとして、ヒトであるべきヒトなのに、そんな普通の事もできないワタシは、やっぱり、ヒトでないのだろう。
ヒトとして生存不適格なんだと思う。
眠れない反動で、寝過ぎる。
現実から逃れたいから、眠る・・・たぶん、そんなところだろうか・・・。
寝なくては身体が持たないのは、仕事を持つ人の常だ。
だから、否応なしに、時間になれば、眠る・・・私は、それが出来なかった。眠らなくてはいけないのに、眠れず、起きなくてはいけないのに、起きられない・・・この繰り返し。
このきまぐれな睡魔と、いつも、いつも戦って、戦って・・・でも、勝つことはできない。
せいぜいドロー。
そんな訳で、睡魔に振り回されながら、なんとか、夕方には目が覚めた。
夕方、少しだけ、外に出てみると、春の沈丁花の香りがした。
ああ。春だね・・・。
水色の瞳の白大猫が、お散歩中。
夕方だね。お目覚めだね。これから眠らぬ長い夜が始まるね・・・。