暖かくなってくる予報だったけれど、昨日は、思ったほど、気温が上昇しなかったように思う。
それでも、もうすぐ春分の日。
夜明けが早くなってきて、日暮は、遅くなってきている。
裏の雑木林では、うぐいすの初鳴き。
ダイドコロで、お茶をいれる為に、お湯を沸かしていたら、家人が帰ってきて、玄関のドアをあけたら、さっ・・・と、一緒に、白大猫が、飛び込んできた。
おやおや。お客さんだね。
私の足許にちょこんと座って見上げている。
その姿は、大きいのに、ほっそりとして、いつもの美猫っぷりである。
この猫は、美しい瞳の持ち主で、水色の瞳。
サファイアのような濃いブルーではなくて、アクアマリンとか、トパーズとか・・・澄んだ軽い水色。
綺麗な綺麗な瞳。
トパーズの瞳。
ミルクでもあげようか?
冷蔵庫を覗くと、生憎、品切れ。
かつおぶしでも食べるかい?
小分けのパッケージの袋を開けて、かつおぶしを振る舞う。
もしょもしょもしょ・・・そんな音をさせながら、春のひととき。
私は、レモンティー。
レモンは、国産の愛媛産。輸入物は、残留農薬だとか、防腐剤、防黴剤に浸してから、船積みするから、危険だと聞いているから、外国産のものは、買わないんだよ。
猫に言ったって、猫は、かつおぶしに夢中だから。
もしょもしょもしょ・・・そんな音をさせながら、一生懸命?食べている。
高村光太郎が、レモン哀歌(・・・だったと思うけれど?)
『トパーズ色の香気』という表現をしていたけれど、光太郎の言うトパーズは、何色を想定したのだろうか?トパーズにもいろいろと色があって、青だけでないようだ。
水色のトパーズ、ロゼワインのようなインペリアルトパーズ、深い夕闇の色のロンドンブルートパーズ、もちろん檸檬の果汁のような透明なイエローのトパーズもあったよな?