鼎子堂(Teishi-Do)

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インド占星術~春は、モラトリアム???

2016-03-27 16:15:21 | 占術

その昔。
西洋占星術のホロスコープを、本を見ながら、本の巻末に出ている惑星運行表などを見ながら、手計算してみて、恵まれた星の下には、生まれていないとオボロゲながら、わかった。

幸運なんて、無縁なチャートだ。

四柱推命も全くダメだし・・・。

いろいろな占い本などを見て、やはりどうも、宜しからざる・・・らしいと思っていたら、その通りらしい。
認めたくないが、大筋では、当たっているのかもしれない。

これも昔だけれど、或るインド占星術師に、

『20歳代前半までは、そうですねぇ・・・どうも、人前にでるという感じではなくて、隠棲していた。イナカなどに引っ込んで、静かに暮らしていたというか、病気療養的な生活をしていたような星の配置ですかね?』

と言われたことがあって、たしかに2年間は、自宅で、療養生活の延長みたいな生活をしていて、良く言えば、モラトリアムだった。就業もしていなかったし(アルバイトは時々していた)。

インド占星術では、公務員だとか、仕事一筋だとか・・・そんなふうに、解読できる星めぐりであるらしい・・・?

・・・真面目に勉強して、公務員とか、教員になれれば、ソコソコ良い人生だったのかもしれない。
(しかし、公務員や教員になるには、人並み以上の頭脳でないと、試験には受かりませんから、まあ、無理ね)

そんな訳で、再び、モラトリアムになった。いつまで、続く・・・このモラトリアム。

いや・・・モラトリアムって、響きはいいよね(最近では、『おそ松さん』ブームで、働かないニートを、モラトリアムと言っているから、ちょっと意味合いが違うかもしない。学生などが、就職をする前に、期限つきで、自分探し?みたいなことをする時期という意味合いが強いようだ)。

このトシで、モラトリアムを気取って(・・・というよりは、そうせざるを得ないし事情があってのことだけれど)いても、単なる馬鹿である。

人生残り時間も・・・あまりない現在で、モラトリアムだと?

今更自分探してどうなる?

モラトリアムという言葉から、学生運動だとか、ニューエイジだとか・・・あくまでイメージだけれど、1960年代後半から、1970年代前半の・・・所謂、若者が、なにか、得体の知れないエネルギーを社会に向かって爆発させていた時代に、ひっそりと隠棲しているのがモラトリアムのイメージだけれど、その時代、私は、まだお子ちゃまだったから、本当の意味でのモラトリアムを知らない。

あの頃は、世界中の若者が、煮えたぎっていたような気がする。
あのエネルギーを、今の若者は、持っていない。個人の時代なんだという。

スマートフォンがあれば、一日中、部屋の中で、過ごせるし、不自由しない。

もしかすると、全員、モラトリアムなの?都内で電車にのっていると、対面する座席の10人中8人は、スマホを操作中で、なにやら恐ろしい気がする。

見知らぬ集団の中に、個々の世界があって、他の仮想世界に繋がっていようとしている。

違う世界に繋がっていながら、やってることは、皆同じ・・・。

不思議な光景を見ることができる。