鼎子堂(Teishi-Do)

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随伴音楽を越えた伊福部昭とゴジラ

2016-07-30 17:15:25 | 音楽

昨日から、映画『シンゴジラ』が公開となったようで、私は、ゴジラのヴィジュアルが好きではないのですが、相方は、ゴジラをこよなく愛して?いるので、映画公開を楽しみしていたようなのですが、仕事が、忙しいようで、暫くは、ダメかも・・・なんてことを言っていました。

今回の『シンゴジラ』の予告映像をみると、陸・海・空の自衛隊・・・というか、ゴジラを攻撃するのは、いつも彼らなのでしょうけれど(見たことないのでよくわかりませんケド・・・)。

ゴジラ対日本政府という構造のようです。

それは、さておき。

毎回お馴染みのあのゴジラのテーマ。

あの楽曲を作曲されたのが、伊福部昭さん。
もともとは、クラシックのご出身だったそうですが、そういえば、あの『ゴジラが来る!』という・・・あの曲を聞くと、ゴジラ!!!というのが、日本人のDNAに、刻みこまれているんじゃないか・・・と思えるくらい、ゴジラ!なんですよね・・・。

音楽には、全く造詣がないので、感じたことを書きます(見当違いな事を書いていたら、お許しを・・・)。

ドラマチックな展開、音が、感情を表現していていて・・・特に、ゴジラ出現の驚愕、底知れぬ恐怖、これからすぐ先の未来に起こるであろう不吉な予感・・・そんなものがいっしょくたになって、あのゴジラがいる!


ゴジラが来る!!!!!!!!!

そのひとことにつきるかな・・・ゴジラ。

もう、そこには、コジラが来る!という間違いのない予感と、恐怖を通り越した得体の知れない感情というか・・・上手く書けぬのですが・・・。

コレは、かの機動戦士ガンダムの『シャアが来る!』・・・敵としては、最高最強の・・・それでいて、先の未来に、己の生存が、保証されるか、否か・・・の恐怖にも似た感じなのですが・・・。
まあ、シャアは人間だし、話してわかる相手ですけど、ゴジラはなぁ・・・。

生存権を持つ神との遭遇みたいな・・・出会わなければ、危機感はないのに、出会ってしまうと、もう・・・みたいな。
すみません。わけわからないですね。

それを音楽で表してしまうという・・・。

伊福部昭さんの曲は、ワーグナーを思い出してしまうのですが、ワーグナーにも、底知れぬ恐怖(絶対神の出現的な)のようなものが、あるような気がします。


音楽が既に、ドラマとして成り立ってしまう。

随伴音楽を越えて、ひとつのジャンルになっているような気がします。
随伴音楽は、映画、演劇、テレビドラマ、ドキュメンタリー・・・その視覚を邪魔しては、いけない・・・という制約のモトに成り立つ音楽であるにも関わらず。

伊福部音楽の凄いところは、あの音楽無しでは、もうゴジラは、存在できない(かもしれない)ってとこでしょうか?


関係ありませんが、対ゴジラ必勝法。

ジャンケンの『チョキ!』を出すと、必ず、ゴジラに勝てるそうです・・・???