昨日は、猛暑の中、午前中より、県北へ蛍狩りへ。
今年の蛍狩りは、7月7日から31日迄で、去年より幾分、期間が短くなっていた。
『来週は、時間が取れないし・・・再来週もダメかも・・・。』
相方は、どうも忙しいらしい。・・・ということで、平日の・・・しかも月曜日に今年の蛍狩り決行!(決行・・・っつ~ても、
私は、車の助手席に座っているだけだから、全く、造作ないことなのだけれど)
去年は、不作で、蛍の個体数が少なかったので、今年は、どうかな・・・?と思う。
先週末からの雨と気温が、低い日もあったので、今日は、舞飛んでくれるかどうか・・・。
気温23度。
吹き抜けていく風が冷たい・・・。
少し風が強いか・・・?
暮れゆく山入端は、オレンジ色に染まる。
迫る闇の色。
ヒグラシの声。
空には、煌々とした半月。
金星を伴い、西の空に傾き始める。
渓谷の入り口を少し下っていくと、箒川の支流の小さな小川があって、小さな閃光が、ひとつふたつ見え始めた。
蛍の呼吸に合わせて、ひとつ、ふたつ。
周囲の森林の中にも、またひとつふたつ。
鋭い閃光を放つ。
かなり高い位置まで飛翔しながら、光を七つ。
奥に進むにつれて、蛍は、数を増して行く。
蛍狩りには、新月の夜が特に良い・・・と案内の人が言っていた。
地上の住宅地と違って、灯りの少ない山の中は、半月の光でも、充分に明るい。
一番奥まった場所にある池には、蛍が乱舞していた。
水面に反射する蛍のひかり・・・。
空の月、星と相まって、光は競合する。
空に浮かぶ半月と同じ金色のひかり。
銀色の星と同じ閃光。
緑がかったひかり。
夜空を見上げれば、無数の星。
月と星と蛍達が織りなす極上の宵。