ここ数日(4日間)、強風の日が続いている。
こんなに風が吹いて、空気が乾燥しているから、普通の風邪は、もちろん、インフルエンザなども蔓延していることだろうなぁ・・・。
会社勤めをしていた頃、インフルエンザピーク時などは、事務所内で、咳が聞こえると、目には、見えねども、ウィルスが、あちこちに飛散しているさまを想像して、恐怖に脅えた。
間違った方向の使命感を持っていて、月末、月初は、どうしても休めぬ・・・と思っていた。
気楽に休める社員の皆様とは、違って、一度でも会計にアナを空けたら、私なんぞは、即解雇!だと信じて疑わなくて、咳をしてウィルスをまき散らすヤカラが許せなかった。
そんな屈折した思いもあって、大嫌いな無能な馬鹿女(←ここまで、罵倒する程でもないが・・・)が、私の隣の席で、インフル上がりなのに、マスクもせず(←マスクなんてしたって、大して変わりはないのだけれど)、一日中、咳き込んでいるので、休む也、早退する也・・・してほしいと思った。
この女は、最低だった。
自分でも、極め付けの馬鹿!と自虐していたけれど、顔だけは、綺麗な女で、バカだと言いつつも、親会社の生産管理だったか、何処だったか、忘れたが、院卒のダンナをゲットした。
しかも、馬鹿のくせに、ダンナの服の趣味が、自分とあわないので、結婚したら、全部捨てただとか・・・そんなことを話していたことを覚えている。
↑・・・んなこたぁ、どうでもいい。
今、インフルエンザを、うつされたら、私は、身の破滅なんだよ。
アンタは、仕事がなくて、暇だから、ゆっくりインフルエンザを味わってもよかろう身分だし、正社員だから、雇用は、守られているんだから、好きなだけ休んでくれ。頼むから、私にインフルエンザウィルスを浴びせかけるのは止めてくれ・・・心の中で、絶叫していた。
何で、こんな馬鹿に煩わされなくてはいけないんだ。
コイツには、何の責任もなく、運悪く?解雇されたとしても、ダンナが養ってくれるではないか・・・!
相手の身の強運?を逆恨みしたくなった。
ささやかな嫌がらせを思いついた・・・今考えれば、こんなことにエネルギーを使ってしまった私も最低の馬鹿だったのだれど。
ドラッグストアで、スプレー式のエアー消臭・除菌剤を購入。ヤツが咳き込むたびに、スプレーしてやった。
周囲は、固まった・・・。
あのオンナの直属の上司も、何も言わなかった。
誰も文句を言うモノは、いなかったけれど・・・。
それから暫く、あのオンナは、5年間だか、保存を義務づけれている部品の納品検収書類カードを入れたダンボール2箱を、社外の機密処理溶解に出してしまった。
あの女の直属の上司は、溶解炉にまで、出張って行ったが、あと僅かなところで、ダンボールは、溶解炉へ消えていった。
私は、そのとき、燃えてしまえ!と思ったのだった(あとあと考えれば、溶解されない方がよかったんだけど)。
数千件に及ぶ部品の納品書検収書類を、各業者に懇願して、再発行・復元をするのに、人件費など含めるとかなりな金額が掛ったし、ご他聞に漏れず、何故だか、私もかり出され、数日間残業させられるハメになった(なんで、私が・・・?)
それなのに、あのオンナは、この再発行・復元業務に参加することもなく(また何やらかすかわからないというのが、当時の部長の見解であった)、その後すぐに、ダンナのアメリカ出張に伴い、会社を退職して、渡米して、二人の子供を出産したとか・・・・・・。
つくづく、運の良いヤツだなと思うし、こんなオンナを養ってやる馬鹿男(←院卒だが・・・)が、ちゃんと存在するのは、世の不思議だと・・・遠い昔話である。
除菌スプレー散布くらいもっと堂々とやるべきだったと、自分の小心さを、悔やむばかりであるし、随分、下らない話を思い出したものである。