鼎子堂(Teishi-Do)

三毛猫堂 改め 『鼎子堂(ていしどう)』に屋号を変更しました。

雪灯(ゆきあかり)

2017-02-19 11:35:44 | 自然・気象

午前3時頃、何やら、外が妙に明るい気がして、ヴェランダ側の窓の外をみると・・・。

雪が積もっておりました・・・。


一昨日は、20℃越えだったのに。

そして、今日は、冷たい北西のやや強めの風が吹いてきました。

季節のフライング。

行ったり・・・来たり・・・。

昔から、不思議に思っていましたが、雪の積もる夜は、何故か明るい・・・ような気がします。
白い雪が反射するせいなのか・・・。
雪雲は、真の闇夜にならないような・・・それは、今は、街灯の光が、雪に反射するから、そう見えるのか・・・。

雪灯りは、不思議な色合いで、明け方でもないのに、明るいのです。

ぽぅ・・・とした明るさ・・・。

太陽にはない・・・月夜のような明るさ・・・。


私の車のフロントガラスとボンネット、ルーフには、もうかなり積もっておりました。

・・・降りだしたのは、日付が変わった頃でしょうかね?


・・・そんなことを思いながら、うとうと眠ってしまいました。


目がさめると・・・世界は、明るく輝いていました。

春の光が、溢れています。

眩しい眩しい春のひかりです・・・(春のひかり…などと書くと、何処かの通信会社とか電力会社のキャッチフレーズみたいですね・・・。ナントカひかり・・・とか、ひかりナントカ・・・だとか・・・)

そして、正午前。

冬の置手紙のような雪は、私の車のフロントガラスに、少し残っておりました。

北向きの日影に、冬の置手紙です。


一昨日訪ねた大沼の白鳥さんは、北へ帰ってしまったのか・・・会えませんでした。

古い皮のトランクに、冬の名残を詰め込んで、白いトレンチコートの衿を立てて、北へ旅立つ綺麗な女のひとを連想してしまいました。

『来年もまた会いにきてくれるよ。』

相方は、そう言いました。

『赤城の山も今宵かぎり・・・。』

私は、大沼の白鳥に、白いトレンチコートのきれいな女のひとを連想しましたが、相方は、国定忠治だったようです。

随分なギャップがあるようです?