鼎子堂(Teishi-Do)

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映画『相棒-劇場版Ⅳ-』

2017-02-18 11:45:45 | 演劇・映画

昨日の暖かさは、何処ともなく消えて、曇りがちの・・・それでも、二月としては、暖かいのか・・・昨日が、暖かすぎたのかもしれませんが・・・。


テレ朝の看板番組『相棒』もテレビドラマでは、season15をオン・エア中で、映画版も第4作上映中。

昨日(17日)のファースト・ショーの上映を、相方と見に行ってきました。

週末の平日の朝から・・・お客さんで、一杯。
なんでこんなにヒトがいるの・・・?平日なのに・・・っていうくらいでした。

以前は、夜の上映を見るのが殆どだったので、こんなに混んでいたことは、なかったんだケドな・・・。

なんて思いながら・・・。
世の中には、平日が、お休みのひとも多いのでしょうし、時間に拘束されず御仕事をするひとも多いのでしょうし、御仕事をしなくてもよいひとも、たぶん・・・たくさんいらっしゃるのでしょう・・・ワタシが知らなかっただけで。
(私は、これまで、午前8時から午後5時までの平日の会社の外というものを、殆ど、知らずに生きてきましたので)


『相棒』シリーズは、脚本の面白さ・・・が、一番なのでしょう。
(或る程度)矛盾は、少ないし、矛盾点は、それなりに理由づけされているし。
テレビドラマの方では、時々、手抜きかな・・・?疑問点をスルーしている作品もあるには、ありますが。


今回のテーマは、(たぶん・・・)愛国・・・なんでしょうかね?

国家に見捨てられた少女。
国家のために、南方へ移住し、国家のために働いたのに、戦争により、見捨てられた日本人。

決断を下す内閣の腐った体質。
国民を欺き、情報を開示しない日本と言う国家の体質。

そんなことが、テーマでしたのかしら?

映画だと、テロだし、自衛隊だし、公安だし・・・がメインでしたね。過去の作品群では。

権力が握りつぶそうとする『真実』を、『殺人』の真実を、探し求める杉下右京さんと冠城亘さん。

杉下右京を演じる水谷豊さんオンリーで、もうひとりの4代目の相棒さんの反町隆史さんの影が、相変わらず薄いようです。

2代目ミッチーの及川光博さんが、ゲスト出演で、5分くらい?出ていたけれど、このヒトの方が、華がある清潔感で、インパクト大。

社美禰子役の仲間由紀恵さんも、トシとったな・・・あのロングヘアのキャリア役か・・・。なんだかな・・・???

昔の演劇界の二大劇団・四季(鹿賀丈史さん)、文学座(江守徹さん)の対決も見所のひとつかも?
↑知らない人は、スルーしてください。

個人的には、北村一輝さんが、かなりカッコよかったです。


映画のストーリには、関係ないですが、映画を見ながらこんなことを考えました。

世界は、一瞬にして、数十万、数百万単位の人間の殺傷権を手にいれてしまいました。

直接であれ、間接であれ。生産性のない老人に支払う年金もソコをつき・・・ハテサテ・・・解決方法は、支給年齢の繰り上げとか、医薬品で、ジワジワ・・・気が付かないうちに・・・。

カネを産む癌治療は、そのままに・・・。
身体を確実の蝕む食品でない食品は、野放し状態。利権だけにしがみつく官僚。天下り。

そんな権力体制に刃向う右京さんは、市民的には、スカっとするし、日頃の溜飲が下がる思いですが・・・。

そして、コレは、製作者サイドの作品に関係あるかどうか、わかりませんが、反日企業である朝日新聞関係でつくるこの作品群が、果たして、本当の『日本人による日本を愛する心』を、表現しているのかどうかは、私には、わからないのです。

それでも、物語的には、面白いので、娯楽作品として見る映画としては、楽しめる作品に仕上がりました。