鼎子堂(Teishi-Do)

三毛猫堂 改め 『鼎子堂(ていしどう)』に屋号を変更しました。

久しぶりの観月会

2017-09-14 19:24:15 | 食・料理
 
夏日。

残暑厳しく・・・。


昨日は、夕刻より、久々の観月の食事。
昨年末まで、毎月訪れていた某所展望レストランへ。

お店は、送別会のお客さんで、一角が占められていて、少し騒がしかったけれど、いつもの市内一望のカウンター席で、仲秋の名月に因んだお料理が供された。


先附けから、お月見。
玉子の黄味をお醤油付けたもの。ゼリーよりすこしねっとり目の濃厚な食感と味。
その黄味の上に小豆、紅葉麩、稲穂のままを油で揚げて、お米のポップーン。
目にも楽しく、美味しい一品。

次の御碗も絶品。
こちらも海老を黄味で包んで、お月様に見立てたものが、蟹の身、大根を乗せ、葛を引いたとろみのある汁仕立て。

八寸は、秋刀魚の煮物。秋茄子の煮びたしに菊花、蟹。トマトを白ワインで煮たもの。炒銀杏。鰹蓮根の土佐煮。川海老の素揚げは、カリカリした食感が美味。

御作り。

旬菜は、牛肉のロールキャベツの上に、更にローストした柔らかい牛肉が・・・。
ロールキャベツのトマトソースが、甘くておいしい。

このあたりで、もう満足で、お腹一杯なんだけれど、更に、蒸し物。
茶碗蒸しに、まあるいお魚のすり身。コレもお月さまね・・・。

名月に因んで、南瓜の身をマッシュしてアーモンドを粉砕して衣につけた揚物を始め、海老を蓮根で挟んだ揚物・・・コレも丸い。獅子唐。

舞茸ご飯には、味の濃いちりめんじゃこ。赤出汁。香の物は、溜り漬け。

デザートは、黒胡麻のパンナコッタ、梨のコンポート、ラズベリー。珈琲。

暫く、ご無沙汰だったけれど、お料理の質は、変わるどころか、グレードアップしてしたような。

お月様ありがとう・・・。

御馳走さまでした。