夏日。
残暑厳しく・・・。
昨日は、夕刻より、久々の観月の食事。
昨年末まで、毎月訪れていた某所展望レストランへ。
お店は、送別会のお客さんで、一角が占められていて、少し騒がしかったけれど、いつもの市内一望のカウンター席で、仲秋の名月に因んだお料理が供された。
先附けから、お月見。
玉子の黄味をお醤油付けたもの。ゼリーよりすこしねっとり目の濃厚な食感と味。
その黄味の上に小豆、紅葉麩、稲穂のままを油で揚げて、お米のポップーン。
目にも楽しく、美味しい一品。
次の御碗も絶品。
こちらも海老を黄味で包んで、お月様に見立てたものが、蟹の身、大根を乗せ、葛を引いたとろみのある汁仕立て。
八寸は、秋刀魚の煮物。秋茄子の煮びたしに菊花、蟹。トマトを白ワインで煮たもの。炒銀杏。鰹蓮根の土佐煮。川海老の素揚げは、カリカリした食感が美味。
御作り。
旬菜は、牛肉のロールキャベツの上に、更にローストした柔らかい牛肉が・・・。
ロールキャベツのトマトソースが、甘くておいしい。
このあたりで、もう満足で、お腹一杯なんだけれど、更に、蒸し物。
茶碗蒸しに、まあるいお魚のすり身。コレもお月さまね・・・。
名月に因んで、南瓜の身をマッシュしてアーモンドを粉砕して衣につけた揚物を始め、海老を蓮根で挟んだ揚物・・・コレも丸い。獅子唐。
舞茸ご飯には、味の濃いちりめんじゃこ。赤出汁。香の物は、溜り漬け。
デザートは、黒胡麻のパンナコッタ、梨のコンポート、ラズベリー。珈琲。
暫く、ご無沙汰だったけれど、お料理の質は、変わるどころか、グレードアップしてしたような。
お月様ありがとう・・・。
御馳走さまでした。