鼎子堂(Teishi-Do)

三毛猫堂 改め 『鼎子堂(ていしどう)』に屋号を変更しました。

不思議な個性・・・容貌魁偉・・・或いは容貌怪異???②

2013-03-20 22:50:00 | Weblog
祝日ですが、出勤。このところの高温で、工場内の桜満開・・・。早すぎる桜・・・そして爛熟する春。


映画・テレビ・・・、演劇(舞台)や舞踊・・・見せる商売に、美男・美女は、欠かせない存在だし、天然の美形は、世の中への排出個体が、ソレ程、多くないだろうから、希少価値な存在として、普通に(或いは、普通以下に)生まれた人達に賞賛されるために存在するものだろう。

俳優とか、女優とか・・・。ひとは、美しいものが好きである。

美しいものは、少ししか存在しないから、手にいれるのが難しい。

四方を見渡せば・・・普通水準以上の造形を持つひとの多い役者の世界ではあるけれど、美形ばかりでは、ドラマには、ならない。
もって生まれた資質(美形度)でしか、演じられない役柄というものも、確かに存在するし、天然の美しさを堪能させてくれるものまた、個性というものなのだろう。

し・か・し、その天然の美形度をもってして、敵わないのが、容貌魁偉(或いは、醜悪さと断定してもよいのかどうか、迷うところだけれど)なのだ・・・と最近思うようになった。

一度見たら脳裡から離れない容貌・・・。
そんな個性の方が、柔らかな美しさを凌ぐことは、多い。
タレントさんでは、六平直政さん、八名信夫さん、麿赤児さん・・・あたりが、ベスト3かと思う。
古田新太さんも足しておこう。

容貌魁偉というのは、女性にはどうか・・・と思うし、大変失礼にも当たるかもしれない。
女性では、逆に、妙な色気というか、艶気の或る方が多いのでは、ないだろうか?
迫力のある女傑・・・みたいな。
一見、美人なのだけれど、美よりも、なにかそれを超えたオーラみたいなものがあったりもする。

美しさの造作は、別にして、物理的な顔の大きさでは、片桐はいりさんなどは、女性の容貌魁偉になるのではないだろうか?

演技力でいえば、その容貌を凌ぐ、樹木希林さんと市原悦子さんは、双璧だろうか?
(美人だが)迫力のある大地喜和子さん、刺すような色気の江波杏子さんとか・・・。
同系列で、岩下志麻さんも、超美人だが、底から湧きあがってくるような怖さ?があったりする。

・・・ソレに比べると、今の旬の俳優さん、女優さん達って、あまり迫力ないですかね?例えは、悪いけれど、学芸会だし。なんだか、とてもつまらない気がする。可愛くて綺麗だけれど、みんな同じ顔にしかみえない・・・個体としての区別が難しいのである。

小説では、皆川博子さんの『伯林蝋人形館』のツェツェンリエが、ダントツ。
このひと、容貌は醜悪でありながら、最高の美を備えた不思議な存在として描かれる・・・。
女優で言うなら誰が、該当するのだろうか・・・?
見当もつかずにいる。


不思議な個性・・・容貌魁偉・・・或いは容貌怪異???

2013-03-19 22:50:42 | Weblog
まだ、春も浅い?というのに、夏日だなんて・・・。


平日は、自宅から会社・・・そしてその逆を自動車で、行っているし、途中、寄るところ言えば、跨線橋下のスーパーか、それより先の複合商業施設、銀行のATM、自宅近くのドラッグストア・・・と数えるくらいしかない。
そして、このところ、週末病人化して、自宅で、横臥していたから、外出もほとんどしていなかった。

そんなこんなで、久しぶりに都内へ出てみると、まあ・・・ヒト・ひと・人・・・人口密度の高い事よな!とイナカ在住の私などは、いつも『!』がついてしまう。

日常、決まった人(会社で仕事をするひと)以外、あまり接触がない身にとって、準日常(週末)に出会うひとに、異質を感じることがある。

わりと極端に目立つことを嫌う性質があるのか・・・年代によっては、同一?と思える服装・髪型・・・定番というか、使い勝手がよいのだろうし、TPOを弁えたお支度の方がほとんどの日本の人達の中にあって、ご本人は、普通にしていても、何故か、ソコへ目がいく・・・目立たずにはいられない個性・・・?というものが存在するようだ。
それは、つくりものではない。奇抜なメイクや髪型、服装、態度・・・そんなものでは、御しきれない複雑な『存在』が、そこにあるひとのことを指す。

久々に、(しかも)地元駅で、容貌魁偉というか、不思議な存在感のある女性をみかけた。
ひとことでいうなら、魔女という存在があるのであれば、間違いなく、こういう風貌だろうなぁ・・・と思わせるヴィジュアルであった。
いかなるヴィジュアルだったというと、
タレントのマツコ・デラックスさんを、少し縮めて、更に、太らせ、ロングな髪型を乱し、(ここ重要です→)お年を取らせたような方・・・と書けば、マツコさんをご存じの方なれば、容易に想像可能だと思う。
御衣裳?も、あの体形には、アレしかない・・・という黒いロングドレス(ウエストのくびれなど全くないような・・・)。

マンドラゴラ、トカゲの脚、龍のウロコ、毒ニンジンの根に、サソリの尻尾・・・なんて、ワードがよく似合いそうだった。

周囲を圧倒するあの存在感・・・隠したくても隠せないような怪異さ・・・。
コレも、個性ってことでいいのだろうか・・・と、電車に乗ってからも、あのヴィジアルが頭からはなれないでいた。夢に出てきそうで怖い。悪夢の主ともなりそうなのだ。

容貌魁偉=他を圧倒する存在感・・・と言えなくもないな・・・と思った次第。

変化考(へんげこう)

2013-03-18 22:51:22 | Weblog
強風。風に巻き上げられた砂埃で、にごったような空の色。


一昨日、南総里見八犬伝をベースにした『八犬伝』を観劇して、このドラマの底辺にあるのは、犬猫そして、狸といった人以外の動物の変化(へんげ)なのだなぁ・・・と、ツラツラ思う。
・・・私が、ツラツラ思うときは、ほぼ、ロクなことを考えていないときでもある(・・・それでは、ちゃんとしたことを考えている時があるのか・・・と言われれば、そりゃ、いかな三毛猫堂かて、真面目に考えるときは、あるには、ありますがな・・・)。

たいてい、ツラツラ・・・と世の中には、何の役にも立たないことを、考えては、こうして、誰の役にも立たないブログなんぞ書いている。

・・・まっ・・・そんな話です。

化け猫に憑りつかれた角太郎さんのお父さんは、角太郎さんの奥さんの死産した子供の墓を暴いて、貪り喰って、霊力を強めるし、化け狸の玉梓の怨霊が、里見家に仇をなす・・・と言う設定だったので、八剣士対化け狸・・・という構図になっていた。

狸って、もしかして、イヌ科じゃなかったかの・・・?

ひとでも、猫でも狸でも・・・なにか、やむを得ぬ、事情があって、化けるということだろう。
猫だとか、キツネだとか、狸は、比較的、化け話が多い様な気がする。

猫は、言わずとしれた鍋島藩の化け猫騒動をはじめとして、枚挙にいとまがないくらい。
狐は、霊力の強い九尾の狐なんてのは、ウチの地元・・・っていうか・・・馴染が深いし(九尾の釜めしっていう駅弁があった・・・今でもあるのかな?)。
玉藻の前という絶世の美女に化けておってな・・・。
・・・この玉藻の前の前世(わかりにくいな・・・)は、妲己(だっき)。
殷の紂王(ちゅうおう)の妃であったけれど、齢千年の古狐っつ~~~ことらしい。

なに・・・?殷の紂王だと・・・?殷の紂王に捉えられた文王が、かの『易』の解説を書いたってハナシだから、まんざら、知らない『易』じゃない・・・。
こちらの文献には、妲己は、狸の化け物とある…狐か狸か・・・???

因みに『酒池肉林』ってのは、紂王と妲己のお楽しみが語源ってことで・・・なんだ、狸だか狐だかに化かされてたのね・・・紂王ってば・・・。

犬は、化けんな~~~~~なんて、思っていたら、人為的に化けさせる『犬神憑き』なんてのも四国にはあるそう・・・横溝正史の『犬神家の一族』なんて、名前聞いただけでも、なんかオドロオドロしそう・・・。

・・・でもって、やっぱ一番怖いのは、化ける女性(にょしょう)でしょうな。
朝、目が覚めると、隣に知らない女が眠ってる・・・おおっ・・・コワっ・・・(メイク落としただけですからぁ・・・???)



『八犬伝』~再会!ぴちぴちと飛び跳ねる阿部サダヲさん!

2013-03-17 22:51:18 | Weblog
春へ向かって一直線。待ったなし・・・な陽気の中、昨日は、夕方から、久々に都内へ観劇に。

・・・いや。ほんと。久々・・・2ヶ月半ぶりですかね。
最近は、都内って言えば、通院ばかりだったので。


さて・・・。今回の演目は、南総里見八犬伝をベースにした物語。

これは、大昔、某国営放送のNHKが、夕方、少年少女向けに15分くらいの人形劇として、毎日放送しておりましたので、そっちのイメージが強いのですが、物語の発端となる安房・里見家のお家事情は、ダイジェストで端折り?つつ、八つの水晶をもつ運命の同志の出会いが、前半。
八人の同志が揃ったところで、裏切の物語が始まります。

一番おいしい役は、額蔵(犬川荘助)役の瀬戸康史さん。清潔なヴィジュアルで、犬塚信乃(阿部サダヲさん)を守り抜くカッコよさ。

このドラマに女優さんは、おひとりしか出ていないけれど、他の女役は、内田滋さんが、三役演じておられたようでした。
そして、妖艶な美しさで、オカマを演じるのは、中村倫也さん(犬坂毛野役)。
オカマ役多いですね~~~。細身で、線が細いからよくお似合いだし、絶妙な色気がある・・・ふと、以前見た『地獄のエレベーター』でも、オカマの役だったなぁ・・・などと思い出して。
声もよく通るひとで、声域(音域)が、艶のあるカウンターテナー?で、ここまで、張りのある声をだせる力量のある役者さんなのだなぁ。
男女の判別が少し難しいくらいです。このひとが、後半のキーパーソンになるのですが・・・。

田辺誠一さん(金腕大輔役)のクールで清涼感溢れるヴィジュアルは、物語を底辺で、全てのからくりを知るものとして、そして、逆転劇の第二のキーパーソンとして、静かに暗躍します。

そして、久々の阿部サダヲさん。
舞台の上で、ぴちぴちと飛び跳ねるような阿部さんを久しぶりに堪能。

和太鼓まで、叩いてしまいました。

ご天守の金のシャチホコに抱きついてしまいました。

妖刀・村雨をおもちゃのように振り回し、スカっとさせてくれる立ち回りの演技は、健在。
軽快な殺陣をやらせたらもう最高な役者さん。
阿部さんが、動なら、『静』を演じるのが、同劇団の角太郎さん(犬村大角)役の近藤公園さん。
このお二人は、対照的ですが、光と影、動と静、主と従と抜群のコンビネーションをみせてくれます。一見地味な役者さんですが(お顔が、小さい!)、私は、近藤公園さん大好きです。

舞台は、二つの和太鼓の稼動する櫓を組んでのセット。
ただ、このシアターコクーンという劇場・・・横幅が、かなり狭い。
ちょっと、タイトめのセットとなりました。もう少し広い劇場の方が、よかったのかもしれませんが・・・。
音響の演出は、抜群でした。

演出は、河原雅彦さん。

休憩20分を含んで、3時間の上演。


春休み:ノスタルジックな映画館③『凱旋門』

2013-03-15 22:56:05 | Weblog
春めきながら・・・。

春にみた(・・・ような記憶に残る)映画第3夜。


♪映画を見るなら・・・フランス映画さ・・・。
若かった頃のきみと僕の思い出話は・・・。

僕らは、飛べない鳥じゃなかったはず・・・
翼を広げたら、きっと飛べたんだ。

きみは、翼があることを知って、怖かったでしょう・・・。

(甲斐バンド:ポップコーンを頬張って)


・・・大がかりなアメリカ映画よりも、シャレたフランス映画よりも、私は、イギリス映画の方が好き。
・・・なんだけれど、今日のお題『凱旋門』は、レッキとしたアメリカ映画。
そうだったのかなぁ・・・?と今更ながら、思います。

舞台が、第二次世界大戦中のパリだから、フランス映画と勘違いしていたようです。

原作は、ドイツの作家エーリッヒ・M・レマルク。
この本は、病院のベッドの上で、夜中に読んでいたのですが、読書灯の小さな灯りの中で、ヨーロッパ戦線が、不思議とリンクして、なにやら、戦時中のパリにいるような気分(・・・行ったことはないのに)になって、読んでおりました。

やはり、恋愛映画(小説)なんでしょうかね。
小娘には、ちと早かったような・・・

スウェーデンの女優・イングリッド・バーグマン主演。
このひとは(或いは、このひとも)、いろいろあったよな・・・。
離婚したり、再婚したり、不倫したり・・・。
絶頂期に映画界から締め出され、女優生命の危機となり。
美人だから、波瀾万丈でもいいのか・・・。
(或る意味、美人とは、大変なものだ・・・という思いに至らせる女優さんである。女優とは、かく在りたい・・・???)

パリの凱旋門といえば、エトワール凱旋門か、カルーゼル凱旋門が、二大双璧だと思いますが、あのエトワールの凱旋門の前を、車が通過する映像などみると、排気ガスだとかで、痛んだりしないのかなぁ・・・と余計な、いらぬ心配をしてしまいます。

ヨーロッパが、二つの戦争で、荒廃するまる以前・・・。
やはり、その頃が、一番良かったんじゃないだろうか・・・と、なんだか、そんな気がしてしまいます。暮らしたことはもちろん、行ったことさえないパリですが、映画の中では、もうお馴染みな場所。

♪ニューヨークじゃない、ロサンジェルスでもない~~~~(ここまで、大江千里さんの『ハワイへ行きたい』) ・・・パリへ行きたい・・・と思い続けて、凱旋門。

・・・ちっとも、映画のハナシになっておりませんから~~~~!残念!!!


春休み:ノスタルジックな映画館②『アラビアのロレンス』

2013-03-14 20:58:59 | Weblog
薄曇り。寒い一日。

春休みにみた(ような)記憶の中の映画について、益体も無い事を綴っております。
今宵、第二夜。


たぶん、一番、好きな映画だと思います。
『アラビアのロレンス』。

この映画は、長編で、全編見終わるまでに、休憩を含めて、4時間くらいは、必要かと・・・。
演劇でも、3時間超えると、ウンザリしてくるものも多いのですが・・・まあ、長けりゃいいってもんじゃないですけど・・・歌舞伎なんかだと、昼夜通しで、全部上演する作品・・・例えば、忠臣蔵なんかそうですけれど、コレも腰が痛くなって、オカルとカンペイの道行あたりで、大体、眠くなって来たりして・・・。

『アラビアのロレンス』は、女優が出てこない!(多少は出てくるけれど、主人公のロレンスは、男色?だから、男女の絡みがないのかも・・・。)

同性愛者?であるロレンス大佐とアラビアの美少年の関係は、少し出てくるけれど。

雄大なスケールの遠景が、何より美しい映像の映画でした。

映画で、ロレンスを演じるピーター・オトゥールの大ファンだったのが、作家の森茉莉さんで、ご自分のエッセイにもお書きになっています。

私は、アメリカのハリウッドで製作される映画よりもむしろ、イギリス映画の方が好きな作品が多いかもしれません。

メジャーな大作は、あまり好きじゃないのかも・・・。

そして、恐ろしいことに、1990年以降は、映画館で、上映される映画を1本も見ていません。
その頃をさかいに、映画から演劇への再転換もあったし、DVDの普及や、地上波放送が、新作映画上演後、間髪をおかずに、放送してくれるし。
この頃から、近視の度が進み、巨大スクリーンでも、字幕が読めない・・・そして、目は、疲れるし・・・ってことで、自宅で、自分の都合に合わせて、映画を楽しめる時代になったことを有難く思っています。


春休み:ノスタルジックな映画館『いちご白書』

2013-03-13 22:50:43 | Weblog
強風。暖かい風が、砂埃を舞い上げ、行く先が、霞んで見える荒れた1日。


進級、進学を控えて、学生さんは、春休み。
春休みは、夏休みのように大量の宿題は、ないけれど、新しい環境に飛び込む前の・・・落ち着かないソワソワ感と春爛漫・・・の一歩手前のなんだか、本当に、落ち着かない・・・そんな時期かもしれません。
会社へお勤めの方は、人事異動の内示なんかも発表されちゃって、嬉しいひと、落ち込むひと・・・悲喜こもごも・・・。

さて、私の3月と言えば、やはり、1年間の休学を余儀なくされたあの18歳の日々が、原点で、未だに、それを引き摺っていて、春なのに、出遅れて、モラトリアムな日々だったことは、去年の今頃のブログに書いています。

そんなモラトリアムな日々の中で、出会ったのが、アメリカ映画『いちご白書』。

日本でも、『いちご白書をもう一度』というニューミュージックでリバイバルしたような記憶がありますが、学生運動盛んな頃の青春映画でした。

その頃(『いちご白書』が、上映されたころ)、大国アメリカは、泥沼のベトナム戦争が、膠着状態だったし、たぶん、天敵・ソヴィエトとの確執もあり、大国でありながら、見えない影に脅かされつつも、やっぱり、パックス・アメリカーナ・・・わが世の春を楽しんでいた時代でもあったようです。

はい・・・。そんな中、コロンビア大学での学生紛争に身を投じていくサイモン(B・デービソン)とリンダ(K・ダービー)の恋の進展とその結末・・・ってのが、テーマだったように記憶しています。
原作(たぶん、角川文庫あたりで出版されていたと思いますが)とは、趣が、異なる映画になっていたような気がします。

主題歌の『サークル・ゲーム』はテンポのよい曲でした。

まあ、そんなこんなで、モラトリアムな春休みのテレビでの深夜放映を、みていた私ですが、主人公・サイモンの声の吹き替えをしていたのが、富山敬さんだったような記憶があります。
『ああ、宇宙戦艦ヤマトの古代進くんの吹き替えの声優さんね。』

『リンダ~~~~~~!』
『サイモ~~~~~~ン!』

いちご白書で、警官隊に引き離されるサイモンとリンダのシーンで、エンド。


主人公・サイモンを演じたブルース・デービソンは、その後、『愛と死のエルサレム』などに、出演していましたが、その後、縁がないのか・・・彼の映画は、みておりません。
吹き替えの富山敬さんは、その後、テレビアニメ・ちびまる子ちゃんの友蔵おじいちゃんの声に出演されていましたが、残念ながらお亡くなりになられました・・・『いちご白書』について書いていたのに、最後は、ちびまる子ちゃんになってしまいました・・・。

相変わらず、お粗末。

・・・という訳で、人事異動!・・・雷山小過・・・悪夢再現!

2013-03-12 22:52:18 | Weblog
日中は、春めいて。


このところ、マトモに出勤が叶わぬ身であるけれど、先週の水曜日、久々に、出勤してみると、急遽、朝礼やるからね~~~というお達しがあって、ハテサテ・・・休んでる間に、何か、あったんかいな・・・と思いつつ。

はい。お察しのとおり(・・・というかタイトル通りですが)人事異動の発表でした。

私の異動はありませんでしたが、以前、私の所属していた例の人材のゴミ捨て場である100名の現場社員の分も引き継ぎ、総計400名近い人員の庶務を担当していた超有能なお姉さんが、イキナリの異動。
私は、以前の課での、100名分だけでも、オタオタしていたのだが・・・。
後続の補充なし・・・って。
(・・・っつうことは、あの庶務を、今度は、私か・・・??????)
と戦々恐々しておりました。

2年前の合併時のあの大混乱での庶務仕事・・・!

やっぱ・・・庶務仕事を甘く見てると言うか・・・。
管理職全員でやったって、あのお姉さんには、勝てるまい・・・と思うくらい、大変な仕事なのであるが・・・。所詮、庶務は、庶務・・・特別な能力は、必要ないとみなされているのは、いつものこと。

・・・で、その後、呼び出されて、半年の契約更新が決まったのだけど、私は、庶務免除ってことだったので、一応、安堵するのも、束の間。今日になって、再び、庶務仕事を命じられたのだった!

どの会社にもいるのである。
勤続ン十年・・・ワタシがいないとこの部署は、回っていかないのよ!!!と豪語する・・・あまり出来のよくない???お局様的存在が・・・。
悪く言えば、『会社に巣食うガン・・・』みたいな。

てっきり、あのお方に庶務仕事が、振られるのかと思っていたのだけれど。
なんで、私なのかしらん・・・。正社員様を差し置いて、個人情報覗き見放題の庶務仕事なんて。

今回は、100名の4倍・・・。胃が痛くなってきた・・・。

庶務仕事は、確かに、大切で、このポジションがないと回らないけれど、私などは、不向き中の不向きだし、何の評価もされないからな・・・。

悪夢復活・・・の春である。

考えてみれば・・・。今日の朝、立てた易は、雷山小過・・・以前、この卦がでたときに、異動のお達しがあったのだった。前回は、楽だったけれど、負荷4倍?ってのも・・・。

雷山小過・・・悪夢の再現である。



東へ西へ・・・。

2013-03-11 22:54:36 | Weblog
初夏から一転・・・冬の寒さ・・・。

本日は、ライン停止日。現場休業。スタッフだけの事務所は、薄暗く静かすぎる月曜日。
桜の蕾も小刻みに震えているよう・・・。



♪昼寝をすれば、夜中に眠れないのは、どういう訳だ・・・

たよりの自分は、睡眠不足で・・・

だから、ガンバレ!みんなガンバレ!月は流れて東へ西へ・・・。


井上陽水さんの『東へ西へ』。

寿司詰めの電車に乗って、愛しいあの娘とお花見に行く歌だったとは・・・。
ン十年を経て、初めて知った曲の内容でした。

井上陽水さん・・・と言えば、初期の頃、突き放されたような冷たさ、マイナーさ、陰気さ、暗さ・・・そんな曲を作る方で、当時、コンサートなどのチケットも、全然取れないフォーク歌手でした。
メジャーで、楽しい曲なんて、ほとんどなかったし、曲調が変わってきたのは、『少年時代』あたりからで、明るくなりましたかね?

子供だけの為に年をとった両親を歌う『人生が二度あれば』。
盲目の男が静かにみている似顔絵、似てると一言つぶやいたまま・・・(曲名失念)。
高価な帽子や靴を買ってあげたのに、それが当然みたいな『感謝知らずの女』。
きみのくれた青いシャツを今日は着ていないだけ、まだ暖かい・・・と言うおとこの乗る『夜のバス』。
帽子を忘れた子供がひとり。直射日光にやられて死んだ・・・僕の目から汗がしたたり落ちてくる。
本当に暑い日だ・・・(曲名失念)。


日常に見え隠れする、ひとが、口にしたくない、隠しておきたい、表面に表すのを拒むような言葉を、淡々とマイナーなメロディに乗せる・・・。


mmmmmmmmmmmmmmmmマイナーだらけの譜面。


睡眠不足な僕は、愛しいあの娘に逢うために、寿司詰めの電車に乗って、花見にいく。
愛しいあの娘は、満開の花の下で、狂喜する。
夢の電車は、東へ、西へ・・・。
雲は流れて、東へ、西へ・・・。

桜もうすぐ・・・お花見シーズンもうじき。

月は、流れて、東へ西へ。


巳年も、はや3ヶ月目を迎え・・・。我が身、蛇の生殺しに至る。②

2013-03-10 22:54:28 | Weblog
午後から、再び、強風。夏日一歩手前か・・・。


そんなわけで、あと半年。
こんな状態で仕事ができるかどうかは、わからないが、会社員を続けることになった。
・・・普通、コレだけ、欠勤しても、私を解雇できない理由が、あるには・・・ある。
私には、理解不能だけれど。

このブログ内で、何度も書いてはいるものの・・・(グチの重複で、ごめんなさいね~~~)。

3度の合併前の輸送関係の費用処理。
コレを一手に引き受けていた子会社での仕事を引き継いでいるのが、現在、私ひとり・・・ってこともある。以前、管理部から、三人がかりで、改編後、いろいろとやったみたいだけれど、何故か、突然、手を引くような形になって、私と経理部の担当だけが、朧げながら内容を把握している仕事なのだった。

もともと、月末と月初の数日間に費用処理しないと、支払ができない・・・。
或る程度の慣れというか、処理速度がないと対応が難しいと言えば、そう言えないこともない。
(只、それだけなのに)

・・・だから・・・。
自社内で、私のやっている仕事を引き継ぐひとを決めればいいだけのことなのに、何故やらないのか、不思議である。
たぶん・・・だれもやりたがらないのだろう。面倒だし。数字とにらめっこの地べた這う様な仕事だし。

この会社にとって、私は、いても居なくてもどうでもいいような存在であることは、間違いないけれど、いればそれなりに便利だから・・・というような理由で、雇われているのだろう。

し・か・も、会社側としては、チャンスは、くれてやった。
採用試験は、受けさせたけれど、落ちたのは、おまえ(私)の能力不足・・・。
だから、こんな状態を作り出しているのは、あきらかに『ワタシ』なのだけれど。

でも、採用試験は、社内の所属長の力で、如何様(いかよう)にもなるというハナシも聞いたし、数名うけたなら半数は、落とすという決まりもあるらしい。
・・・もっとも・・・裏取引があるって、言ったって、私が、満点取って合格していれば、問題なかった訳で、それは、私の能力不足だし、勉強不足だし、実力不足だし、体調も悪かった・・・理由にはならぬが・・・。

そして、裏取引する程の価値は、あらねど、ここで、辞めさせると多少なりとも、困るかもしれない・・・そんな曖昧な理由だけなのだろう。


電話には、怖くて出られません・・・港湾にコンテナ滞留させて、延滞金300万円超えてます・・・どうせ、私が、経理課長に怒られながら、費用処理するだろうな・・・こんな無能なヤツのために。

そんなこんなで、何処へもぶつけようのない怒りを、我が身の不運と嘆き、また、半年、あの不毛な仕事をするのかと思うと、なんとも気の重い春の休日でもある。