鼎子堂(Teishi-Do)

三毛猫堂 改め 『鼎子堂(ていしどう)』に屋号を変更しました。

夏野菜

2016-07-18 05:44:38 | 食・料理

くもりがち。
はっきりしないお天気続く・・・。


夏野菜と言われるものには、トマト、茄子、胡瓜・・・などがあるけれど、コレらは、ほどんど、1年中、スーパーの青果売り場に並んでいる。
だから、夏だけ・・・ってこともなく食べられるけれど、やはり、野菜にも、旬・・・というものがあって、夏野菜は、夏に美味しい。

子供の頃、夏野菜は、嫌いなものが多かった。
酸っぱすぎるトマト。
味がないようで、ヘンな味の茄子。
丸かじりの胡瓜は、苦い。

夏休み前、登校途中で、まだ青いトマトが、支柱に沿って、成っているのを見るのが好きだった。
この青なりトマトは、夏休みを連想させるから好きだった。

茄子と胡瓜は、特に、思い出がない。

胡瓜は、カッパの大好物だから、きゅうりを好きになれば、カッパに会えるかもしれない・・・とマジで、思っていたバカな小学生だった頃。
カッパが恐ろしい妖怪であることは、まだ知らずにいた。
茄子に至っては・・・鈴虫のご飯くらいの認識しかなくて、特に、お漬物は、ダイの苦手だったのだ。

そんな夏野菜も、食の変化、流通の拡大、技術の改良(改悪?)で、様々に変化していった。
トマトを煮て、トマトソース。
イタリアン化した食。

トマトは、生で食べるだけのモノ・・・では、なくなった。
加熱調理して、調味料として使ったりする。
冷凍可。冷凍した方が、栄養的にも、保存性もよいらしい?

胡瓜も加熱の不思議。これは、中華風。
でも、やはり、生かな?中華なら、バンバンジーとか。

茄子は、若い頃、見向きもしなかったのに。
油を使うのは、天ぷらだけだったけれど。
油をたっぷり吸った茄子は、和洋中華なんでもござれ。
和は、揚げだし茄子を始め、焼きナス、煮茄子・・・基本手には、加熱が原則。
油を吸わせると、硬い身が、トロトロになる不思議。
パスタソース、ピザ、ドリア・・・イタリア料理にもバッチリで。
マーボー茄子、肉味噌掛けなど中華でも大活躍。
でも・・・。
素揚げした茄子に、鰹出汁たっぷり・・・なんていう和食が、一番美味しい気がする。
柔らかく煮含めた翡翠茄子なども、冷たく冷やして食べると夏の涼味満点。

今は、夏野菜が、旬。

夏のはじまり(2)

2016-07-17 06:25:56 | 自然・気象
 
まだ梅雨明けせぬようで、このところ、気温も30℃に届かず。
やはり、30℃を越えると、生体的なストレスになるのだろうと思う。

西暦2000年を超えたあたりから、温暖化に加速度がついてきたような気がする。

それ以前では、気温30℃が、猛暑の目安で、32℃くらいが、限界であった。

今は・・・。

36℃・・・体温越えは、普通のことになった。

テレヴィジョンなどでは、以下のコメントを多発している。

『無理をせず、エアコンを、「適切」に使いましょう。』

気温30℃が、人体への一応の節目のようだから、エアコンなしでは、生存が難しいのかもしれない。
もっとも、湿度が低ければ、30℃でも、それ程、暑くないような気もするのだけれど。

ここ数日は、最高気温30℃を越えていない。
まだ完全な夏とは言えないのかも知れない。
梅雨明けも宣言されておらぬようだし。

・・・ワタシは、今のような季節の先駆けの時期が好きだ。

夏になるまえの・・・ちょっと、モタモタした日。
梅雨明け前の・・・猛暑を迎える前の・・・幾分、涼しい日。

季節は、夏に向けて、スタンバイ。
祇園社のお祭り。

自宅付近の県道沿いでは、道路脇に、とうもろこしを売るテントが張られている。

昨日は、家人が、とうもろこしを二房(←とうもろこしの数量単位は、房・・・で、よいのかどうか???)買ってきた。
早速、半分に割って、塩茹でにして、食べる。

明るい綺麗な黄色の粒。
優しい甘み。
太陽の味かも・・・といつも思う。

とうもろこしを始めとして、筍なども、風味ものだから、もいだら、さっさと茹でて、喰ってしまうに限る。
ゆであげたものも、数時間で、張りをなくし、シワシワの実になってしまう。



第31回目の観月会

2016-07-16 06:05:40 | 食・料理

蒸し暑さなども一段落。
上空に寒気が流れ込んで、涼しい1日となった昨日(15日)。

月例の観月会。

午前中から降り続いた雨も夕方には、上がった。

気温23℃

長袖で、丁度いい。
コレくらいの温度が、一番よいかなぁ・・・などと思いながら、夕刻のラッシュの中、県央へ。



先付には、夏野菜を寒天で吹き寄せ、塩気のある生ハムとトマトのジュレで和えた一品。

いつもながら、秀逸な御碗には、篠田巻に胡麻豆腐、ズワイガニに、青菜を、たっぷりの鰹出汁で頂く。

前菜は、とうもろこしの真丈、穴子、手長海老、鰊煮、サツマイモのオレンジ煮、枝豆、明太だし巻玉子焼き。

御作りは、鮪、カンパチ、甘エビ。

鉢物は、たぐり湯波、茄子、蟹のあんかけ。

旬菜は、和牛のロースト。こちらも、ズッキーニなどの夏野菜数種類を、玉葱とにんにくのショウユベースのタレでいただく。

口替わりは、不思議な味の豆乳ヨーグルトを、マンゴーソースで。さくらんぼ添え。

揚物は、鱚と野菜、蓬部のアラレ田楽を、レモンで。

お食事は、もずく雑炊とたまり漬け。

デザートは、バニラアイスクリームと無花果のワインコンポート。珈琲。

どれも、美味しくて、とうもろこし、茄子、枝豆など夏野菜が一杯。


今月も、月のない観月会だった。
毎月、月替わりの懐石風創作料理で、前菜、御碗、先付は、秀逸。
鉢物の出来もよかった。

お店は、混雑していたせいか、お料理の供されるペースが、いつもより早かったので、22時前には、居住地に着いた。
待合せで、車を止めさせてもらっているショッピングモールの閉店時間には、まだ少し余裕があったので、食材を購入して、戻る。

おなかが一杯で、すぐ眠ってしまい、目覚めて、こうしてブログなど書いている・・・。



夏休み前。

2016-07-15 07:06:13 | Weblog
 
梅雨末期特有の豪雨っぽい昨日、今日。

もうすぐ夏本番。

旧暦では、お盆。

祇園社のお祭りも今頃で、この週末の3連休は、各地で、そんな神社系イヴェントも多いのだろう。


夏の始まり・・・を予感させる日々。

暑いのは苦手だけれど、夏休み前のあの心が軽くなるような雰囲気は、好きだ。

私は、どうも、学校とか会社とか・・・そんなものが苦手で、そこから逃れられる週末とか、長いお休みの前のリラックスムードが大好きだった。

結局のところ、何を成すでもなく・・・9月の始業式を迎えてしまう。

日々を惜しみながら、秋になってしまう。


たぶん、この人生もそうなんだろう。

何を成すこともなく・・・きっと終わってしまって、後悔するんだろうな・・・。

そんなことを考える世間一般の夏休み前のなんだか、中途半端な日々。




風と風邪とパリ祭についてのどうでもいい・・・の記

2016-07-14 08:17:50 | Weblog

パリ祭り。

くもりときどき、雨。
半端ない蒸し暑さ。
午後には、雷雨の予報。

現在午前8時。
室内気温28.7℃
湿度70%

蛍狩りに出向いた折、待ち時間に車のリアシートで、爆睡したとき、目覚めたら、咽喉が痛かった。
つっかかるような痛さ。
咳も出るから、夏風邪かもしれない。


眠るときは、扇風機を使っている。
エアコンが不調だ。
購入後、9年目だから、そろそろ、買い替えの時期かもしれないのだけれど。

扇風機の弱風、クビ降り、リズム風、イオン放出・・・。

目覚めているときは、それ程でもないけれど、眠りにつくと、扇風機の風が、顔面に吹き付けると、呼吸ができないで、目が覚める。
窒息状態になるようだ。

とても苦しい・・・。

昔、就寝中に、扇風機で、人体に風を送り続けると、死に至る・・・というハナシを聞いたことがあって、真偽のほどは、知らないけれど、幼児やお年寄り、病人などには、やはり風を当て続けると良くないようだ。

とくに背面・・・首筋に、冷風が当たると良くないらしい。

暑さで、死ぬのと、暑さを凌ぐために、風に当たり、死ぬのと・・・どっちがいいのか・・・イヤ、どっちもよくないんだけれど。

・・・で、蒸し暑い梅雨の最中。
今日は、パリ祭。
漫画『ベルサイユのばら』で、覚えたフランス革命の日。

1789年7月14日 共和制?バンザイ???




那須塩原。夏のドライヴ

2016-07-13 05:11:40 | Weblog

深夜から、雨が降り出す。
今日は、終日、雨の予報。

もうすっかり、夏気分だったのだけれど、梅雨明けの発表は、まだのよう。


(昨日の続き)

メインの蛍狩りは、受付終了が、19時30分、その15分後、開場となるから、正午の現地入りは、早すぎる。
夏が、始まったばかりの那須塩原周辺を、ドライヴ。

丁度、正午過ぎに、那須塩原市内に到着。

千本松牧場にて、ジンギスカンの昼食。
柔らかいラム肉と野菜を、ジンギスカン鍋で、焼きながらいただく。

まだ夏休み前の平日なのに、結構な人出なのには、少し驚いた。

ロイヤルロード(国道400号線)を、西進して、塩原の温泉街へ。鍾乳洞を見学。

昭和の終わり頃から、時が止まっているような鍾乳洞の入り口で、受付のオバさんのとなりの出窓にちょこんといるのは、震災の年に迷い込んできて、ここに住みついたシロクロ猫の茶々さん。
大人しく人懐っこいので、少し遊んでもらった。

鍾乳洞といえば、横溝正史の『八墓村』なんかに代表されるような平家の落ち武者伝説だけれど、こちらは、源氏の落ち武者だという。映画・八墓村に出てきたような広い鍾乳洞ではなく、10分も見れば終わってしまう様なこじんまりと小規模な鍾乳洞であった。

鍾乳洞を後にして、次は、木の葉の化石などを展示してある博物館へ。

鬱蒼とした森の中にあるこちらも昭和の終わり頃・・・を彷彿とさせる建物の中に、出土した植物などの木の葉や昆虫(三葉虫)などの標本がズラリと展示してある。
こんな北関東の山奥で、海に住む生物の化石が発見されるのも、かつては、ここが、太平洋に隣接していた証であろうか・・・何やら不思議な気がする・・・が、建物の中は、とにかく蒸し暑かった。

木立の庭のベンチで少し休んで、涼を取り、途中のコンビニで、軽い食糧を調達。

今度は、北上して、蛍狩りの渓谷へ。

時刻18:00。
太陽、未だ沈まず。四方を山に囲まれているこの地でも、まだまだ明るい。
まだ1時間半も時間があるのに、蛍狩りのお客さんが、集まり始める。渓谷を散策したりできるけれど、ほとんどの人は、駐車場の自車の中で、待機している。

私は、前日、久々に、ヒトに会ったせいか、その晩、よく眠れずにいて、睡眠不足だったから、待ち時間中、車のバックシートで、グーグー寝ていた。
その間、相方は、周辺の散歩とコンビニで、調達してきた食糧で、軽い夕食。

平日。
月曜日。
夏休み前・・・なのに、ギャラリーは、(目算だけれど)200名前後。

流石に、土日よりは、少ないけれど、平日だよ?月曜日だよ?
コレから月末の金土日は、もっと人出が多くなるのだろうなぁ・・・。

綺麗だもんね。蛍。


約1時間蛍狩りを終えて、帰路に着く。

ひたすら南下して、居住地に戻る。


半月、既に、西の地平に落ち行く途中、平地の空は、曇っていて、星は、全くみえなかった。



今年も蛍狩り(3)金色の月と銀色の星・・・そして蛍火

2016-07-12 11:30:00 | Weblog

昨日は、猛暑の中、午前中より、県北へ蛍狩りへ。

今年の蛍狩りは、7月7日から31日迄で、去年より幾分、期間が短くなっていた。

『来週は、時間が取れないし・・・再来週もダメかも・・・。』

相方は、どうも忙しいらしい。・・・ということで、平日の・・・しかも月曜日に今年の蛍狩り決行!(決行・・・っつ~ても、
私は、車の助手席に座っているだけだから、全く、造作ないことなのだけれど)


去年は、不作で、蛍の個体数が少なかったので、今年は、どうかな・・・?と思う。
先週末からの雨と気温が、低い日もあったので、今日は、舞飛んでくれるかどうか・・・。

気温23度。
吹き抜けていく風が冷たい・・・。
少し風が強いか・・・?


暮れゆく山入端は、オレンジ色に染まる。

迫る闇の色。

ヒグラシの声。


空には、煌々とした半月。
金星を伴い、西の空に傾き始める。

渓谷の入り口を少し下っていくと、箒川の支流の小さな小川があって、小さな閃光が、ひとつふたつ見え始めた。

蛍の呼吸に合わせて、ひとつ、ふたつ。
周囲の森林の中にも、またひとつふたつ。
鋭い閃光を放つ。

かなり高い位置まで飛翔しながら、光を七つ。

奥に進むにつれて、蛍は、数を増して行く。

蛍狩りには、新月の夜が特に良い・・・と案内の人が言っていた。
地上の住宅地と違って、灯りの少ない山の中は、半月の光でも、充分に明るい。

一番奥まった場所にある池には、蛍が乱舞していた。
水面に反射する蛍のひかり・・・。
空の月、星と相まって、光は競合する。


空に浮かぶ半月と同じ金色のひかり。

銀色の星と同じ閃光。

緑がかったひかり。


夜空を見上げれば、無数の星。

月と星と蛍達が織りなす極上の宵。



夏のはじまり

2016-07-11 06:05:21 | Weblog
 

昨日から、また暑さが戻りはじめて、夕刻には、ひぐらしの鳴き声。

昨日の夕刻には、1匹だけだったひぐらしは、明け方4時前頃、複数で鳴きはじめた。


夏のはじまりを告げているようだ。


ひぐらし・・・というのは、夏の終わりのイメージがあるけれど、蝉の中では、一番最初になきだす。

もうすぐ、梅雨も明けるのだろう・・・。


大ッ嫌いな夏のはじまり。

そして、昨日は、以前勤めていた会社の友達と1年ぶりに会った。
本当は、もう会わない方がいいのだけれど。

私が退職しても、彼女は、あの場所で、仕事をしてきたのだな。

私は彼女に自分の仕事を差し出すはめになったのだけれど・・・。

もういい加減、忘れたいのに、会社の話しか、共通の話題がない・・・。

いつまでもあの会社にいる彼女と、追い出されたのに、未だに縛りつけられているようなワタシ・・・。

この足枷?は、いつ解かれるのだろうか・・・?

大ッ嫌いな夏の始まりに、出来れば、消してしまいたい過去が出現する。


私は・・・一体・・・どうしたら、よいのだろうか・・・と未だ、答えの出ない置き去りにされた私は、出ない答えを考えつつ、本日のイベントは、県北への蛍狩り。

優雅で、美しい蛍が、たくさん、舞飛んでくれることを願いながら・・・。



円高ですと・・・。(2)

2016-07-09 23:38:11 | 社会・経済

夏日からの解放。

涼しい土曜日。

・・・本降りの雨で、気温が上がらず、快適だったので、一日中、眠ってしまった。
こんなに長時間眠ったのも、なんだか久しぶりで、いつものように、2時間おきに目が覚めてしまうのは、変わらないけれど、随分、惰眠したものだ・・・と思う。

そう。寝付いたのが、朝の7時。
起きたのが、19時・・・。

こんなに寝ていると、耳が三角になって、ピンピンしたヒゲが生えてきて、猫になってしまいますよ!

延々・・・12時間。いくらなんでも、寝過ぎだろうよ・・・。
・・・でも、眠る・・・ということは、現実と遮断された時間帯で過ごす・・・ということだから、1週間に一度くらいは、自由に眠ってもいいことにしよう・・・と、とことん、自分を甘やかす。
そのかわり、平日は、きちんと睡眠をコントロールしよう。

頭痛やめまいも、出来るだけ、我慢しよう。

至福の土曜日のために・・・。



それにつけても・・・(昨日の続きです)。
世の中、円高・・・であります。

年金資金の株式運用が、15%から、25%に増額されて、昨年のギリシャ、チャイナショックを経て、昨今の円高にひっぱられて、株価も落ちてきた。

一蓮托生ってヤツか・・・。

コレは、この先、株価が上昇すれば、年金資金も増えるってことで、このまま、下落すれば、財源は一気に減っていく・・・という図式でもある。
含み損は、含み損だけれど、長期運用だから、確実・・・であります・・・ってことらしい。
資金が大きければ、大きいほど、長期運用にこしたことはない・・・というのが、投資だという。

そこで・・・。
バカな頭で、考えた。

(↓以下、寝起きの妄想。数字に何の根拠も検証もありません)
チマタで、天才だとか、カリスマだとか言われている有名トレーダーを国費でスカウトする。
勤務時間は、自由(昼間でも、夜間でも、可。先物もOK)
資金は、トレーダーひとりあたま、100億円迄貸与。

1年で、何倍に出来るか・・・トレードさせる。

損失は、10%の10億円で、強制退場とする。ペナルティは、取らない。
報酬は、利益の50%(つまり、利益を上げれば上げる程、儲かる仕組み)。
利益に対する税額は、免除。証券会社へのテラ銭は、貸与総資金より捻出。

手法は、何でもあり。

スキャルピング、ディ、スイング、長期投資・・・いづれも可。
自分のもっとも得意な事で、利益を上げる事。投信などでの禁じ手、カラ売りも、もちろんOK。

GPIF(年金積立管理運用独立行政法人)に投資させるより、余程・・・マシなんじゃないだろうか?
↑こういう組織自体要らないでしょ?
どうせ、証券会社とつるんで、損しないようにできてんだから。

・・・もっとも・・・。
天才トレーダーというひとたちは、自分の力で、蓄財しているから年金なんて、掛けないだろうし、国家のためとか、ましてや老人養うために、トレードなんてしないよな・・・。

以上、阿呆な妄想。






円高ですと・・・

2016-07-08 23:52:45 | 社会・経済

くもりがち。

25℃を越える夏日。
湿った北東気流の影響なのか・・・週明けの暑さで、身体が馴染んできたのか・・・比較的、涼しさの立つ週末。


円高・・・だそうです。
昔は、円高というと、メリットばかり・・・あるような言われ方をしていて、海外へ行くなら、円高の時だとか、ドル預金は、円高で、預け入れして、円安で、引き出すと差益還元があると大騒ぎしていたのが、十数年前で、1ドル=79円くらいまで、円高になった時期があったような気がする。

1ドル=79円で、ドル預金1000ドル預け入れて、1ドル=120円で引き出すと79,000円が、120,000円になって戻ってくるという計算(・・・もっとも、円をドルに、ドルを円に交換するには、1ドルあたり、何十銭だかの為替手数料みたいなものがかかるから、実際に手にする現金は、120,000円よりは、少ない)。

1000ドルだから、差益が、41,000円だけれど、コレが、10000ドルだとか、100000ドルだとかになると、更に、10倍、100倍になるから、資金に余裕があるひとには、いいかもしれない。
もっとも、円高が進むと、この逆で、預け入れしたときの金額より減ることになるのだけれど。

輸入品の価格が安くなるとか、原油(車を運転するひとには、福音か・・・ガソリンが安くなる)が安価になり、原料輸入しているメーカーさんだとか、電力・ガス料金なんかが、安くなってくるから、家計には優しい。

・・・というのが、今まで?だったような気がする。

円高になると、東京証券取引所の外国人投資家が、撤退するから、現在の東証の商いは、売買代金が、2兆円を下回ったりしているようで、マーケットに、チカラがないように見受けられる。

外国人投資家が、撤退するということは、日本株が、売られるということで、概ね、株価が下がる。

株価が下がると景気が低迷・・・アベノミクス失敗か・・・だとか・・・大騒ぎする。

アベノミスク前の日経平均株価は、11000円から8000円の間を上下していた。
現在は、底値と言われているけれど、15000円を割るか割らないか・・・ってとこだから、1.5倍弱くらいか。

悲観的な予測では、来年中には、平均株価6000円台と予想をだしたエコノミストもいらっしゃるようだ。

円が他の通貨より強いんじゃくて、他の通貨が、弱くなったから、円買いに走る・・・円だって、他の通貨に比べて、格段に安全か・・・と言えば、どうもそうでもないようだ。

先月の英国EU離脱騒ぎのとき、大方は、離脱しないだろう・・・ということで、影響なし・・・みたいな安楽な雰囲気だったけれど、フタを開けてみれば、離脱の方向へ行くようだ。

英国ポンドは、取引警戒が出ていたから、巻き込まれたひとは、あまりいなかったみたいだけれど、弊害は、ポンドに巻き込まれて、ドルまで、暴落していったから、ミセス・ワタナベと呼ばれる邦人主婦達は、青ざめたらしい。
逆張りで、ドルを買ってたのに、暴落ですと・・・。

・・・他にも、円高の弊害は、あの?悪名高きGPIF(年金積立管理運用独立行政法人)は、昨今の円高、株安で、数兆円から数十兆円の年金資金を市場に溶かした。

全く運用してませんよね?

善良な市民から年金保険料というテラ銭集めて、ギャンブルですよね?

ひとつ提案する。

GPIFよ。生温い事言ってないで、円買いしろ、カラ売りしろ・・・。どうせ、他人のカネのギャンブルなんだろ?