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友々素敵

人はなぜ生きるのか。それは生きているから。生きていることは素敵なことなのです。

世界最大の映画の祭典

2010年03月08日 22時41分26秒 | Weblog
 世界最大の映画の祭典、アカデミー賞が発表された。大方の予想を裏切って『ハート・ロッカー』が『アバター』を破って受賞した。『アバター』の監督と『ハート・ロッカー』の監督が夫婦だったというのも面白いし、『アバター』と『ハート・ロッカー』とでは制作費もその売り上げも大きな開きがある。それくらい、『アバター』は注目された作品であったのに、アメリカ人は時々面白いことをするなあと思った。

 私は映画を観ていないからテレビや書物での事前の紹介とか評判でしか知らないが、3Dなどには興味がないので扱っている内容に関心がいってしまう。どちらも反戦が底に流れているように言われているけれど、『アバター』は娯楽性が高く、『ハート・ロッカー』は時事問題性が高いそうなので、『ハート・ロッカー』の方により関心が向く。

 これはどこかのテレビでやっていたけれど、両監督は背が180センチ以上もあり、共に「強い人」が好きだと言われていた。『ハート・ロッカー』の女性監督は脚本を見て、これは凄いと思ったそうで、すぐに元夫に相談した。すると、元夫はこの作品はあなたが作るべきだと奨励した。そんなことも紹介していた。なかなか意気の合った夫婦ではないかと思うけれど、共に「強い人」が好きということが、生活できない原因だったのだろうか。そんな馬鹿げたことを想像しながらテレビニュースを見ていた。すると、アカデミー賞のドキュメンタリー部門で日本のイルカ漁を扱ったものが賞を得たと報じていた。イルカ漁を行なっている和歌山県の漁港では「日本の伝統」に対する無理解であると断じていた。

 南極での捕鯨で日本は非難を受けているけれど、イルカ漁も同じ根っこなのだろう。イルカやクジラをペットのような気持ちで可愛がっている人々には、捕まえて肉を食べてしまうことが残虐に映るのだろう。私は自分がクジラやイルカを食べないし、世界の全ての人々が反対しているとは思わないけれど、少なくとも反対している人が少数でもいるのだから、イルカやクジラを捕らえるのをやめればいいと思っている。やめたならば生活できないとか日本の国が成り立っていかないというほどのことではないだろう。「日本の伝統」ではあっても、それがよその国の人に不愉快であるなら、その伝統を破棄してもよいのではないだろうか。

 私は映画が好きだ。娯楽性の高いものに全く関心がないわけではないけれど、観たいというものはどちらか言えば物語に興味がある。たとえば、『抱擁のかけら』とか『シャネル&ストラヴィンスキー』『50歳の恋愛白書』を観たいと思うし、『サヨナライツカ』で中山美穂は何をどう演じるのだろうと思う。これらの映画は上映劇場が限られているし、上映期間も短いので見たいと思っていてもやっていないことが多い。昔ならば、名古屋で上映した後、さらに地方の映画館で上映していたので、新聞で探してどこかで見ることができた。

 名作といわれる映画を上映する映画館が少なくなった。
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