右肩の痛みが治らなくて困っている。朝ご飯を食べて、また布団にもぐりこみ、昼ごはんを食べて、また布団にもぐりこみ、寝てばかりいる。怠けた生活だけれど、午前中はルーフバルコニーに出て、ブーゲンビリアの植え替えをしたり、草木に水撒きをした。午後は花フェスタに出かける予定だったけれど、余りに気温が高いので、家で貯めてあったビデオを観た。何か心配事があるのか、胃痛の予感もある。つまらない日々だと思うことが余計に拍車をかけているのかも知れない。
サラリーマン川柳にこんなものがあった。
宝くじ 「当たれば辞める」 が合言葉
私の友だちに「ロト6」ファンがいるが、その人は「もうすぐ当たりますよ。6つの数字のうち5つは当たっていますからね」と毎回教えてくれる。「それで当たったらどうするの?」と聞いてみると、「黙っていなくなったら、当たったと思ってください。カリブ海で遊んで暮らしていますから」と言う。どうやら誰もが宝くじに当たったら、黙っているらしい。そういえば私も、「買わなければ夢は当たりませんよ」と言われて、宝くじを買ったことを思い出した。調べてみたら、既に支払期限が切れたものが2つもあった。当たっていたらと思うと悔しいが、当たる筈はないと思えば気持ちも楽だ。
同じサラリーマン川柳にこんなものもあった。
がんばろう 日本とあんた 妻が言う
いつかやる きっとやるぞと もう定年
物忘れ 増えて良くなる 夫婦仲
頑張れ、頑張れと励まされ、日本の男たちは働いてきた。働いている時は、こんなものじゃーない、オレはもっと出来ると思っていた。そういう団塊世代も定年を迎え、目減りした年金を埋めるために、何でもいいから働ける仕事を探してまだ働こうと頑張っている。若い時なら、「お前がしっかりしていないからだ」とか「あなたがもう少し家のことを考えてくれればよかったのよ」とか、ぶつかってばかりいた夫婦も「あれどうした?」「今何しようとしたんだっけ?」と、物忘れが増えて、相手を責めるよりも「ごめん。助かったよ」「いつも悪いわね」と謝った方がうまくいくことを知るようだ。
そんな夫婦にも別れの時が来る。今夜も通夜があった。明日はマンションの総会があるのでせめてと思い、通夜に参列した。するとその葬儀場にお世話になった人の告別式が30日の午前10時より行われると掲示してある。こんなにも葬儀が続くとふと自分は大丈夫なのだろうかと思う。死を恐くないとまでは言わないが、それは神様が決めることだからと思っているけれど、もし1年後とか2年後とか、事前に分かるなら準備をしておきたい。いらないものは捨てておきたい。そのためには少し時間が欲しい。