緊急事態宣言から1週間、コロナ感染者はなかなか減っていかない。『特ダネ』のキャスターが、「いったい私たちは何を伝えているのだろうか?」と自問していた。「何を決めても従わない人が10%はいる」と慰める人いる。強い規制を求める人がいれば、反対する人もいる。
「エホバの証人」の人が、「神の王国が近づいている」と言う。永遠の命など私は欲しくないし、正義しか存在しない社会は息苦しい気がする。死の近いことを感じた老人が、最後の恋がしたいとか、最後に女の裸が見たいとか、そういう不純が残っている方がいい。
三島由紀夫は身長が165センチほどだったという。レーニンも同じくらいだった。小男ながら演説が上手かった。それに、仲間内で論争するとレーニンに勝てる相手はいなかった。品のいい言い方というより、口汚く罵倒したらしい。レーニンには同志の妻と、同志の愛人がいた。
組織の頂点に立つと、その地位を維持するために努力をするのは人の常だ。連合赤軍の事件でも、殺害されていったのは底辺の人たちだ。働きに出かける人は非難されないが、午後8時以降も飲食店を開いている人は非難される。コロナ太りになっても家に居るのは良くて、ジムなどに出かけるのは後ろめたい。
1月生まれは美人が多いと言えば、「統計が出ているのか?」と切り返す。私が愛した人が1月生まれだからだが、それでは「エビデンスが無いことを言うな」となる。情緒が無いというか、ユーモアに欠けるというか、乾燥しきった冬の空気が支配している。バカなことを言って大笑いして、いや、それよりも年寄りは、真剣に最後の恋に身を焦がす方が良いのかも知れない。