友々素敵

人はなぜ生きるのか。それは生きているから。生きていることは素敵なことなのです。

新しい年になりました

2021年01月04日 17時04分49秒 | Weblog

 新しい年になりました。元日の朝は銀世界と期待していたが、雪は積もっていなかった。東の空に現れた初日はやはり神々しかった。いつもと変わらない太陽なのに、どうして特別な光に見えてしまうのだろう。母は信心深い人で、元日はいつも、初日に向かって手を合わせていた。

 元日からの3日間は、テレビを観てばかりだった。これまではテレビを見続けることは無かったのに、今年は誰も来ないから、『箱根駅伝』を2日間ゆっくり見た。カミさんが出かけたり、テレビから離れると、私は読みかけの三島由紀夫の『金閣寺』を開く。読んでいると引き込まれていくので、怖くなって中断する。

 今日は風も無く穏やかな暖かい日だった。年末から、トイレのお尻を洗う洗浄水が出なくなった。まず、これの修理から始めようと取扱書を見ながら挑戦した。一番気になっていた洗浄水のフィルターを外してみたが、詰まってはいない。ひと通り気になる部分を掃除して、動かしてみたらもとのように動いた。

 次はDVDプレイヤーだが、時間が無くなったので次の機会にしよう。新しい年を迎えて何となく浮きたった気持ちでいたが、やはり長い年月が経つといろんなところに支障が出るようだ。お昼にケイタイが鳴った。誰も訪ねて来ることも、電話してくることも無かったから、今年初めての人だ。

 「もしもし、分かる?」と言う。私が地域新聞を始めた時からの知り合いだ。「生きてるのね。年賀状が来ないから何かあったのかと思ったのよ」とスネて言う。90歳を過ぎても若々しい声だ。年賀状を止めると挨拶に行くつもりでいたが、コロナ禍でどうしようと思っているうちに年が明けてしまった。心配かけて申し訳ない、近々伺いますと伝えるが、なかなか話は終わらない。

 穏やかな新しい年の始まりだが、さて、これからどうなっていくのだろう。

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