新型コロナ感染の第7波が拡大している。それでも帰郷する人、行楽地に出かける人、都心で楽しむ人、皆これ以上は我慢できない心境にある。私も退院以来じっと家に籠っているが、出来ることならどこかへ出かけたい。風光明媚な土地でなくても、名作を上映している映画館でいい。
最近は新聞に映画館の上映広告が掲載されないから、どこでどんな映画が上映されているのか分からない。パソコンで調べればすぐ分かると言うが、調べてみる気力が欠けてきている。せっかく長女のダンナが、テレビで映画が見られるようにしていってくれたのに、操作も忘れてしまっている。
市の拡声器から、「警察官を名乗った詐欺の電話がかかっています」とアナウンスがある。ニセ警察官が「通帳が紛失していないか」と電話してくるらしい。そんなことでどうして騙されるのかと思うが、言葉巧みに誘導されると心配性の年寄りは不安を感じて通帳を探し、言わなくてもいい金額までしゃべってしまうのだ。
世の中には、真面目で親切で世話好きな人がいるが、どういう訳か他人を騙して金を巻き上げようと企む人もいる。人は生まれてきた時は皆、善人ばかりなのに成長するにしたがって悪人になってしまう人がいるのはどうしてなのだろう。「核廃絶は理想だが、現実を見ない平和ボケだ」と主張する人がいる。
理想をバカにするのは間違っている。理想に向かっていくように、政治に求めていかなければ、この世は現実重視で何も変わらない。力が支配する現実を、本当にそれでよいのかと問い返さなければ理想へは近づけない。コロナ禍を乗り越え、核の脅威を克服し、人は生き抜いていく。
15日には娘たちが家族揃ってやってくる。久しぶりの家族の集いである。
※コメント投稿者のブログIDはブログ作成者のみに通知されます