家の電話に、録音された音声でアンケート調査のお願いがかかってくる。「該当するものの番号を押してください」と調査が始まる。こんなことで世論の動向が本当につかまるのかと思いながら、私は真面目に回答をする。内閣支持率が下がっていることが問題になっていたが、全く当たっていないことも無いだろう。
こんな電話もよくある。「ご家庭で不要になった家電製品はございませんか?」と言うので、「無いねえー」と答えると、「カメラとか腕時計とか、スーツはありませんか?」としつこく訊いてくる。「古いレコード盤や書籍はお持ちでないですか?」と、年寄りなら持っていそうな品を問うてくる。ヒマしている私は適当に合わせている。
私のケイタイ番号をどうやって知ったのか、このところ間違いメールが送られてくる。初めは「しまだ」から、「急遽同窓会の会場に変更があったみたいです。これを見たらすぐに連絡もらえませんか?」とあった。連絡が無いと困るだろうと思い、「間違ってかかってきましたよ」と返信する。
次に「メールアドレスが変わりました」の題で、「朝晩はだいぶ涼しく感じられるようになりましたね。久しぶりにまたお会いしたいです!その後お変わりありませんか?」とメールが来た。放って置いたら、「長渡さんですよね」とメールが来たので、「間違っています」とメールを返した。
すると、自分は演劇をやっていて、今度公演があるのでその資料を送るとある。どんな人物なのかと興味が湧いたが、関わらない方がいいだろうと思い無視した。次に「たかの」という人から、「山崎さん、同窓会の会場変更の連絡って届いてましたか?」とメールが来た。放っておけばよいのに、「山崎ではありません」と返信した。
すると、間違えてごめんなさいと謝り、これも縁なのでいろいろお話しませんかと言って来る。26歳の女性で、悩みを話したり相談できる人がいないという。出会いを求めているのかと思ったが、相手がもうすぐ80歳になるジジイでは気の毒な気がして、放ってある。
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