午前中は先輩と一緒に信用金庫へ出かけて行き、NPOの通帳を解約してきた。やれやれ、これで会計報告が出来る。秋晴れの空は美しい。よし、昼からはルーフバルコニーで、植木鉢から土を取り出し、土嚢袋に移す作業をしよう。
そう思っていたら、オーディオ機器に拘る先輩から久しぶりに電話がかかった。「何してる?」と言うので、「ヒマしてます」と答える。いつもの喫茶店で2時に待ち合わせることになった。行政への関心が強い人だから、何か問題があったのだろう。
介護施設に入っている先輩も、行政に関心がある先輩も、基本的には寂しがり屋だと思う。誰かに話を聞いてもらいたいのだ。カミさんでもいいのだろうが、カミさんは「また言っている」としか受け止めてくれない。
自分のことを知っていて、話を聞いてくれる人が必要なのだ。先輩の話に矛盾は無いし、間違った主張でも無い。むしろ、行政に関心を持ってくれるありがたい市民である。けれど、行政は彼に付き合うほどヒマは無いし、聞き入れれば課題が増えてしまう。
なかなか難しい存在だが、先輩は真面目なだけに、いい加減なことでは納得できない。オーディオ機器の知識も豊富だから、知識のない市の職員は対応に困ったことだろう。「市長にも面会を求めたが、返事がない」と不満を漏らす。
「市長による市民説明会を聞きに行ったが、パフォーマンスはうまいが誠意が無い気がした」とも話す。まだまだ若い、やる気だけはある市長をよく見ている。先輩の口癖である、「長い目で育てる」ことが大切な市長だろう。
日本シリーズの阪神とオリックスの対戦は、1回戦と2回戦で相手が入れ違う結果になった。まるで誰かがシナリオを書いたのかと思うような展開だった。ほんの少しのミスが大きな傷を生む。「長い目で育てる」ことの大切さを痛感する。
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