友々素敵

人はなぜ生きるのか。それは生きているから。生きていることは素敵なことなのです。

悲惨な結果以外に何も無い

2023年02月24日 17時08分12秒 | Weblog

 ロシア軍によるウクライナ侵攻から1年経つのに、戦争が終わる見通しは全く立っていないと、新聞もテレビも報じている。素人の私には、そもそもなぜロシアがウクライナに侵攻しなければならなかったのかが分からない。

 歴史的には、ロシアもウクライナも1つの国だったと言う説がある。古代ローマ時代、キリスト教が広がって国教とまで認められるようになると、国の分裂と共にいくつかの分派が生まれ、ギリシア正教もウクライナとロシアに分かれたようだ。

 キリスト教は戦争を否定しているはずなのに、ロシア正教はプーチンを支持しウクライナ侵攻を後押しした。いざ戦争となれば、祖国に忠誠を誓うのが人の常なのだ。ロシアでも戦争反対と叫ぶ人はいたが、戦争が長引くと反対する空気は縮んでいく。

 1年前に比べると、プーチン支持者は増えているという。学校では軍事訓練や愛国教育が行われている。まだ、少数だが「ウクライナは敵ではなく、兄弟」とプラカードを掲げる人もいる。戦地に送られた兵士から多くの死者が出ているから、反戦を求める声も上がることだろう。

 侵攻されたウクライナは、徹底抗戦の空気が支配的だ。多くの人が殺され、土地を奪われたから人々は武器をもって戦うしか無い。国を捨てて外国に逃れた人も、「国を守るため」に帰国しているという。ウクライナの側から停戦を呼び掛けることは無いだろう。

 停戦に向かうとすれば、プーチンがどう判断するかである。「戦争で一番難しいのは終わらせることだ」と言うが、権力者が死ぬか、日本の敗戦の時のように、天皇制の維持という面子を立てるしかないのだろう。戦争はいつも、勝てると思って始めるけれど、終わってみれば悲惨な結果以外に何も無い。

 昨日は天皇誕生日の祝日で、抽選で選ばれた4000人が、皇居での一般参賀に歓喜した。天皇陛下やご家族がベランダに立って手を振られるだけのことだが、人々は大満足の様子だった。陛下もきっと、このような平和が続くことを願われたことだろう。


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