友々素敵

人はなぜ生きるのか。それは生きているから。生きていることは素敵なことなのです。

人はみな花なのだ

2022年09月01日 17時37分19秒 | Weblog

 台風11号の影響で連日、湿った風が時々強く吹いてくる。ガラス窓を開けておくのか閉めておくのかでカミさんと意見が合わない。歳を取ると互いに我が強くなり、納得しないことが多くなると、新聞の投書欄でよく見かけるが、我が家も例外ではないと痛感する。

 物が見当たらないとカミさんが、「あなたが捨てたでしょう」と決めつけてくる。以前はムッとして反論していたが、それでは気まずくなるので、「そうかも知れない。ごめんね」と謝ることにしている。けれど、蒸し暑い部屋では熟睡できないから、「エアコン点けようよ」と提案するが、「こんな涼しい風が吹いてるのにもったいない」と言い切る。

 昨夜も押し切られ、ガラス戸を半分開けて寝た。南から冷たく湿った風が吹き込んできていた。朝起きるとカミさんは、「何だか身体が重い」とか「熱中症なのかな」とかブツブツ言い、食事が終わると「やっぱり少し横になる」と言って寝てしまった。顔色もよくないから、「熱はどう?」と聞くと、「熱は無い」と言う。

 白内障の手術をして眼鏡を新しくしたけれど、「新聞や雑誌を読んでいると頭が痛くなる。処方箋が間違っているんじゃないかな」と医師を疑う。「やってもらった以上は先生に、あなたが気になることを相談する以外に無いよ。先生を信頼しなかったら、症状はますます悪化するよ」と私見を伝える。

 私は仏教徒では無いが、「過去は追ってはならない。未来は待ってはならない。ただ現在の一瞬だけを強く生きなければならない」と思っている。強く生きるためには無になって、現実を受け入れる以外に無い気がする。本当は松井秀喜さんが言うように、「花よりも、花を咲かせる土になれ」が大切な生き方だと思う。でも、この世に生まれた人は誰もが、大輪や小輪の違いはあっても、花なのだ。

 台風はどうなっているのだろう。今晩もエアコン無しで寝なくてはいけないのだろうか。


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