友々素敵

人はなぜ生きるのか。それは生きているから。生きていることは素敵なことなのです。

万事うまく収まるならそれでいい

2024年04月28日 18時03分12秒 | Weblog

 やっと終わることが出来た。先輩に、「NPOの解散手続きが終了したので、皆さんにその旨を書いて欲しい」とお願いしていたのに、何時まで経っても原稿がもらえない。「清書はパソコンでするから、適当でいいですよ」と伝えていたが、無しのつぶてである。

 収支の計算を何度もして、間違いない結論に達した。この事務作業から解放されたいと思い、今朝、もう一度電話すると、「3時にはそっちへ持って行く」と言われた。人には得て、不得手がある。手紙を書くのが苦手なのかと思いつつ、待った。

 苦手なのは手紙を書くことでは無くて、めんどくさいことが苦手なのかも知れない。井戸掘りをする時も、段取りもせずに「やりましょう」と言うことが多かった。誰が何から、どうするのか、考えもせずに始めるから困った時が結構あった。

 人はいいけれど、人に頭を下げることが嫌いで、人をまとめることが苦手である。井戸掘りに参加してくれた人の中にも、気持ちのすれ違いから去って行った人もいる。会社組織ではなく、仲間で作業しているから、ある意味でやむ負えない。

 けれど、最後まで参加し、力を貸してくれた仲間には感謝してもらいたい。仲間がいたから、ここまでやってこられた。金銭を支払わず、旅行や飲み会で穴埋めしてこれたのも、不満を言わずに従ってくれた仲間のおかげだ。

 収支報告書と清書した手紙、それに残金を均等割りしたお金をいれ、あて名を書いた封筒を作成し、「ひとり一人に、手渡してくださいね」とお願いする。感情のズレから、険悪な関係になっている人にもちゃんと手渡せるかと心配した。

 不思議なことに、何とも思っていない様子だった。無頓着というか、神経が図太いというか、相手のことに構わない感性に驚いた。羨ましいとも、思いやりが無いとも、複雑な思いがした。まあ、これで、万事うまく収まるならそれでいい。

 人によって、感性も価値観も違う。夫婦だからと言って、間隔が近い訳でもない。中3の孫娘の修学旅行が5月にあるので、「小遣いを渡さなくては」とカミさんは言う。「学校の授業で行くのだから、金額は決まっているはず。余計なことはしない方がいい」と私は反対だ。


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