新聞を見ていたカミさんが、「今、こういうのが流行っているのね」と言う。今朝の読売新聞の1面下に、3段通しで書籍の広告が出ていた。『元彼の遺言状』というミステリー小説だ。これまでも新聞各紙に広告が載っていたが改めて見ると、著者の新川帆立さんの自筆の言葉があった。
「欲しいものは自分で手に入れる 男が何度変わっても 女ともだちは変わらない そんな私たちの、当たり前の日常を伝えたくて書きました 令和の女は強いぞ!」とある。カミさんは昨夜で最終回となった『大豆田とわ子と三人の元夫』や、NHKプレミアムドラマ『定年女子』を頭に浮かべたのだろう。
『大豆田とわ子と三人の元夫』の主人公は、中3の娘がいる女性だ。彼女は3度結婚し、3度離婚している。建設会社の社長なので、頭が良くて、我の強い女性を想像させるが、明るくてお人好しでちょっとお茶目で可愛い。こんな素敵な女性が、どうして3度も離婚したのだろう。別れた元夫3人が、どうして彼女の家に出入りしているのかも不思議だ。
『定年女子』の主人公も離婚している。女ともだちがいて、定期的に集まり、愚痴をこぼしたり相談にのったりしている。脚本も原案も女性である。新川さんの言葉にあるように、女ともだちは変わらないようだ。男同士で、昔からの友だちが定期的に会うケースは聞かない。男同士はライバル心が先に立って、女同士のように打ち解け合うことが出来ないのかも知れない。
村山由佳さんや松井久子さんのように、男女のSEXに切り込む作家が生まれている。男が世間体ばかり気にしているうちに、女は本質に迫ってきている。
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