友々素敵

人はなぜ生きるのか。それは生きているから。生きていることは素敵なことなのです。

人が生きているのは誰かの役に立っているから

2015年11月03日 17時45分10秒 | Weblog

 やっぱり「文化の日」は晴れ日が多い。戦前は明治天皇の誕生日という祝日だったが、こんなことを知っているのは年寄りだろう。年寄りでも80代以上ではないだろうか。私は昭和19年生まれだが、「文化の日」が明治天皇の誕生日と知ったのは大人になってからだ。祝日も子どもの頃とは変わってしまい、未だに覚えられない日もある。

 国民の祝日は現在、15日ある。1月1日の元日、5月3日の憲法記念日、12月23日の天皇誕生日以外はすべて「〇〇の日」である。これは今後も変更があるということのようだ。今日は晴れやかな祝日なのに、新聞を見ると痛ましい事件もある。先日も名古屋市の地下鉄の駅で、中学1年の男子が入ってくる電車に飛び込んで亡くなった。彼は「学校や部活でいじめが多かった」「もう耐えられない」と書いたノートを残して家を出た。

 それを知った家族がケイタイに電話すると、「大丈夫」と答えたようだ。地域新聞を手伝ってくれていた現編集長の息子もいじめられていたようで、彼女は息子に「どうせいらない命なら、誰かのためになってから死んで」と言ったという。絶対に死なないだろうという確信があったから、そんなことが言えたと思うが、「ボクが死んだら、ボクの臓器を役立ててください」と遺書でも書かれたらどうするつもりだったのだろう。

 人が生きているのは必ず人の役に立っているからだ。彼女の息子は、生きているだけでジジ・ババは可愛くて仕方ないし、何よりも彼女の生きがいである。彼女の母親も彼女を溺愛しそれが重圧となっていた。彼女もまたひとり息子を溺愛し、東京で暮らす息子のために「おかずを作って冷凍して送る」ことまでしている。

 誰でも息子や娘は可愛い。そう思うが、時には我が子を殺してしまう親もいる。「いじめられたら、やり返せ」と教える親もいるが、それで本当に強く生きる子になってくれればいいが、そうではない場合もある。大人になってもいじめに遭う人もいるし、手抜きや改ざんに走ってしまう人もいる。人を愛し、自分の信じた道を歩くしかない。

 


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