友々素敵

人はなぜ生きるのか。それは生きているから。生きていることは素敵なことなのです。

年賀状

2007年12月30日 21時45分19秒 | Weblog
 年賀状がやっと書けた。300枚以上あったものを少しずつ減らして、何とか200枚ちょっとになった。もっと減らしてもよいはずだが、なかなか思い切ることはできない。議員が年賀状を出すことは公選法違反になるので、あくまでも個人の付き合いの範囲に限っていた。それでも年賀状をいただいたのに、お礼の賀状を出さないのは失礼に当たると思うので、結局は増え続けてしまった。

 年賀状は不要だと思う反面で、生きている「証」でもあるから、やはり出しておこう。そんな葛藤の中で続けてきた。1970年に長女が生まれたので、翌年の年賀状にハイハイしている赤ん坊を加えた家族3人のマンガを描いた。その赤ん坊が大きくなり、次に2人目の赤ん坊が加わり、そして年々大きくなる様子をマンガで描いてきた。中学や高校に通う頃になると、こんなに太っていないとか似ていないと注文され、少しリアルになった。

 その子どもたちが結婚し、家を出て行ったので、家族のイラストは2人になった。年毎の変化もそれほどないので、もうイラストはやめようかと思っていたら、卒業生から「先生のイラストが楽しみです」といった賀状をもらい、結局やめるわけにはいかず、毎年どう変化をつけるか悩みながら続けている。イラスト入りの賀状は来年(08年)のものをあわせると36枚になる。「先生、年賀状の展覧会をやったどうですか」と言ってくれる卒業生もいるが、恥ずかしくてできない。いつか絵が描けるようになれば、その一角で展示してもよいのかもしれないが、まだその気持ちになれない。

 昔から年賀状は1枚1枚、それぞれに手書きしている。以前は宛名も手書きしていたが、それでは追いつかなくなって、パソコンでの宛名印刷に切り替えた。だからこそせめて本文は自分で、相手のことを思い浮かべながら書くようにしている。それが今年は、かなり簡潔になってしまった。今、こうして毎日ブログを書き続けている。そうすると私がいつも思っていることや伝えたいことは書いてしまっているので、賀状に書き加えるようなことが出てこないのだ。

 今年(07年)の年賀状は、「ブログのアドレスです」と印刷までしたのに、それが私の不手際でブログを消滅させてしまうヘマをやってしまった。もう一度やり直しのつもりで今日まで続けてきたので、来年の年賀状にも再度ブログのアドレスを印刷しておいた。興味のある方なら見てもらえるだろうと思うと、詳しくはブログを見てくださいといった具合で、賀状に書くことがなくなってしまったのだ。

 さて、今年もあと1日だ。出会いがあれば、悲しい別れもある。歌謡曲の歌詞にあるような、喜びと悲しみの繰り返しだ。人生はそんなものだとわかるようにもなってきた。来年がもっと充実した年になりますようにと、欲深いことは言わないが、友だちに告げたように「死ぬまでしっかり生きていこう」と思っている。愛するたくさんの人たちと生きていくことができれば、そんな素晴らしく素敵なことはないと思う。

 明日は大晦日で、我が家にはたくさんの友人がやってくる。お正月の2日には卒業生が、また3日は私の親族による我が家で恒例の新年会である。だからこのブログも明日から3日まではお休みする。

 よいお年を!
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4 コメント

コメント日が  古い順  |   新しい順
年賀状 (kondo H)
2008-01-04 16:24:00
ご無沙汰しております、と言うのは適切じゃありませんね。
卒業以来37年間(たぶん)お会いしていませんから…

私は自営業なので商売上の年賀状を
そのままで個人分にも使っていましたから
こんな失礼なことありませんでしたね。




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Unknown (鈴木 至彦)
2008-01-04 18:47:23
コメントをありがとうございます。また、お便りください。
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年賀状は作品展 (高木憲二郎)
2008-01-11 09:42:40
僕は年に一回の作品展と思って、作っています。以前は時間をかけて、版画風に作っていましたが、ここ数年、原画は手描きで、あとはパソコンで調整してプリンターで出力。実はこのきれいな印刷はどうしても気にいりません。来年版は時間を作って、ちゃんとしたものを発表したいですね。コメントは一言ですが、その時の心境をかきます。何年も出していて、全くおたよりのない方もありますが、こちらはかってに自己存在をアピールしているのですから、全くおかまいなしです。もちろん、久しぶりにいただけたら、ありがたいもんですね。何十年も会っていない方でも一通の年賀状で、親密度がグッと引き寄せられます。この楽しみはやめられません。
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Unknown (鈴木 至彦)
2008-01-11 23:28:22
さすがに高木です。教えられますね。自分の作品の発表の場と考えて私も作りますが、題材を変えたいです(笑う)。これからもよろしく。
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