友々素敵

人はなぜ生きるのか。それは生きているから。生きていることは素敵なことなのです。

旅の終わりは楽しくにぎやかに過ぎた

2023年09月29日 17時48分02秒 | Weblog

 南東北の名湯巡りは、終わってみれば楽しい旅で、「不思議な天候」に恵まれていた。松島湾の遊覧で始まり、夕方の街灯がとても優雅な銀山温泉街をそぞろ歩いた。先輩がどうしても行きたいと言うだけあって、銀山温泉の街並みはとても魅力的だった。そして夜は、蔵王温泉の宿に泊まった。

 小川を流れる川音がうるさいと思ったら、雨が激しく降っていた。雨降りの旅行か、ついていないな、そう思いながらバスに乗り込む。朝は雨降りだったのに、山寺に着いた時は止んでいた。皆さんは奥の院まで、115段あるという石段を登って行ったが、先輩は「登らない」と言うので、仁王門まで行き、宝珠橋を渡って芋煮会の時の大きな鍋を見に行く。

 昼食後は蔵王のシンボル、エメラルドグリーンの火口湖の見学である。バスが山道を登って行くと雨が再び降り出してくる。ところが霧の中を通り過ぎると雲が下になる。眼下に美しい雲海が広がり、青い空まで見える。駐車場から火口湖へ歩く。以前来た時もエメラルドグリーンがよく見えたが、自然の持つ力の美しさにまた感動した。先輩もケイタイで写真を撮っていた。

 裏磐梯五色温泉のホテルに着く。昨夜の宿はガッカリだったが、期待出来そうなホテルだった。食事はバイキングで、好きなものが食べられて美味しかった。先輩が飲みたかった焼酎が無かったので、「東北に来たのだから日本酒にしましょう」と桝酒をいただく。食事が終わると客は次々といなくなる。私たちが最後になってしまった。

 朝、起きて風呂に行く。露天風呂も気持ちよかった。腰の悪い先輩を見守りながら湯船に浸かる。先輩も全身をシャボンで洗い、気持ちよさそうだった。けれど朝、やはり雨が降っていた。ところが、鶴ヶ城に着く頃には止んでいた。若い可愛いガイドが「皆さんは本当に心がけがいいんですね」と感心する。

 カミさんたちは天守閣まで登って行ったが、私は先輩と一緒に下で彼女たちを見守る。そこから南にある、昔の宿場町を再現した大内宿へ。昼食をとり、街道の散策となる。茅葺の家が40件ほど連なっているが、ほとんどが軒下で小売りし奥でソバを食べさせていた。

 最後に郡山まで行き、バスを降り東北新幹線で東京へと向かう。名古屋に着くと有難いことに、先輩の長女夫婦が迎えに来てくれていた。好意に甘えて車に乗り込み、北名古屋市の店で食事にする。先輩もやっとゆっくりと焼酎が飲めて満足そうだった。私たち夫婦はワインをいただく。旅の終わりは楽しくにぎやかに過ぎた。


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