先日の酔い覚ましのお絵描きは、献血車両に描いてあった「けんけつ」くんです。献血大好きの私ですが、数年前からの糖尿病治療により、薬をのんでいること、および「元気のない血液」であるらしく、献血車でお断りされてから献血をしていません。とても残念です。
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池上 マルクスは革命でひっくり返さなければいけないと考えたのですが、ピケティ氏はやはりどこかで人間の理性を信じていて、「民主主義によってそれを押さえなければいけないんだ」と、そういう言い方をしていました。
【26ページ】
佐藤 ピケティ氏について私が問題だと思うのは、自分の力で変えるという発想が少ないところ。今後も税金を徴収することで、国家に再分配してもらう・国家にお願いする、という発想です。それはある種のエリート主義で、代表制なんです。
だからこれは対話的な理性を強調するユルゲ・ハーバマスと一緒で、外部の世界がないということです。
[ken] 私は若い頃、活動家として「自分の力で変える」「社会変革の一翼を担う」という発想を堅持していましたが、いつの間にか「それは無理!」と考えてしまったようです。残念ながら現代では、それを「転向」とは呼びませんし、思想的な堕落ということですらありません。労働組合運動に身をおいてきた経験、まだ仕事を続けている身としては複雑な想いもあります。完全リタイアまでに2年余ありますので、心の棚卸しをしつつ再考していきたいですね。(つづく)
池上 マルクスは革命でひっくり返さなければいけないと考えたのですが、ピケティ氏はやはりどこかで人間の理性を信じていて、「民主主義によってそれを押さえなければいけないんだ」と、そういう言い方をしていました。
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佐藤 ピケティ氏について私が問題だと思うのは、自分の力で変えるという発想が少ないところ。今後も税金を徴収することで、国家に再分配してもらう・国家にお願いする、という発想です。それはある種のエリート主義で、代表制なんです。
だからこれは対話的な理性を強調するユルゲ・ハーバマスと一緒で、外部の世界がないということです。
[ken] 私は若い頃、活動家として「自分の力で変える」「社会変革の一翼を担う」という発想を堅持していましたが、いつの間にか「それは無理!」と考えてしまったようです。残念ながら現代では、それを「転向」とは呼びませんし、思想的な堕落ということですらありません。労働組合運動に身をおいてきた経験、まだ仕事を続けている身としては複雑な想いもあります。完全リタイアまでに2年余ありますので、心の棚卸しをしつつ再考していきたいですね。(つづく)