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『希望の資本論』その2

2017年02月22日 | O60→70(オーバー70歳)
【10ページ】
池上 日本でも水野和夫さんの『資本主義の終焉と歴史の危機』(集英社新書)が話題になりました。長期のゼロ金利が示すのは、資本を投資しても利潤の出ない資本主義の「死」であり、日本はその最終局面にいち早く立っている、という本です。

【15ページ】
佐藤 ちなみに、共産党は企業の内部留保が多くなれば賃金が上がると考えています。だから共産党と関係の深い全労連(全国労働組合総連合)は、「企業の内部留保が増えているのだから、その分を賃上げに回せ」と言った。しかし、内部留保というのは、企業が投資をして資本を増やしていくために必要なお金であって、賃金はその前の段階で決まってしまっているわけです。
しかし、安倍さんが全労連の主張に乗っかる形で経団連に賃金を上げさせた。これは実はムッソリー二と同じやり方で、イタリア・ファシズムの経済理論と同じなのです。

[ken] 水野さんが説く、「長期のゼロ金利が示すのは、資本を投資しても利潤の出ない資本主義の『死』」であることは理解できるのですが、その先を展望することは難解そのものですね。そして、15ページの「賃金論」に関わる佐藤さんの考え方は、2017春闘の時節柄、とてもホットな話題です。「官製春闘」と揶揄されている労働側が、社会的合意を得ながらどのような考え方でたたかうのか、「イタリア・ファシズム」の経済理論とは決定的に違い「主体的な力」を発揮していただきたい、と期待しています。(つづく)
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トナカイさんの撮影ボードでの一枚!

2017年02月22日 | O60→70(オーバー70歳)
先日、横浜駅西口地下街のヨドバシカメラ前に、トナカイさんの写真撮影用のボードがあったので、「63歳の男子がやることではないなぁ」と思いつつ、せっかくだから一枚撮ってもらいました。
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