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おしりペンペンについて〈英訳付〉

2017年02月02日 | ここで一服・水元正介
▶︎お尻の標準語は「おしり」ですが、福井県の方言では「けっべた」というそうです。私が生まれ育った福島県南部では「けつっぺた」でしたね。

▶︎The standard word for buttocks is oshiri, but in the Fukui dialect it is called kebeta. In the southern part of Fukushima prefecture where I was born and raised, it was "Ketsuppeta".
▼用例としては、今で言う「おしりペンペンするよ」が「けつっぺだ、はだぐど(叩くこと)」となります。福井県の方言番付表は、秋吉横浜関内店の喫煙室に掲示されていました。一服しながら、楽しい読み物で勉強になりました。

As an example, what we say now, “Oshiri pen pen shiru yo” becomes “Ketsuppeda, Hadagudo (to hit)”. The dialect list of Fukui Prefecture was posted in the smoking room of the Akiyoshi Yokohama Kannai store. While taking a break, I learned with fun reading material.



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高校生からわかる『資本論』(その8)

2017年02月02日 | O60→70(オーバー70歳)
【172ページ】一人でコツコツ、誰とも言葉を交わさないで仕事をしているよりは、みんなでわいわいがやがやとやった方が生産性があがる、能率が上がるって言ってんだよね。
かつて「サテライトオフィス」というのが流行したことがあります。社員が全員同じ職場で働かなくても、IT機器が発達したから、みんなから離れた場所で仕事をする(満員電車からの回避、通勤時間の活用等)~。
ところが結局、普及はしませんでした。みんなと一緒に仕事をしていないと、不安になったりして、仕事の能率が上がらなかったのですね。
だから「結果として」、(《資本論》の例でいえば)たとえば「12人の人間が同じ1日の労働をして計144時間」、12かける12だね。12人の人間が12時間働いた方が12人の労働者が別々に一日12時間働くより、あるいはたった1人が12日間、12時間ずつ働くより、はるかに多くの生産量を全体として上げることができる」。→人間は社会的動物。

【173ページ】つまりマルクスは「資本主義はけしからん、とんでもない」って言ってるわけじゃないの。もちろん資本主義っていう仕組みがいかに非人間的なものであるかってことも論じてるんだけれども、決してそれだけではないんだ。
みんなが同じところで働くことによって生産性が上がり、みんな豊かになっていく。あるいはそこで一人で孤独に働くよりは、ライバルがいたりして、やる気が出てきて働く。これは人間本来のことなんだ。
人間として一人一人の労働者が成長していくので、決して悪いことばかりではないってことを、実はここで言ってるんです。

[ken] 今、政府や各企業は「働き方改革」にとりくんでいます。その目玉として、在宅勤務(テレワーク)やフレックスタイム制などの導入が推奨されています。かつて、アルビン・トフラー氏は「第三の波」という著作で、サテライトオフィスの普及等を提起し、私もそんな時代の到来を期待した記憶がございます。「自分は定年退職をしてしまったけれど、やっと、そんな時代が到来するのか!」と思いましたが、現実を直視すればするほど、一部の労働者に限られた制度の導入になりそうですね。(つづく)
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