前福井県議会議員 さとう正雄 福井県政に喝!

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阪神大震災から18年。大飯原発は停止して徹底調査を。天皇の歌の解釈。

2013年01月17日 | Weblog
  今日は、阪神淡路大震災から18年、私も放送にあわせて黙祷しました。
当時も、支援物資や募金などを現地へとどける活動に参加しました。
  仮設住宅や復興公営住宅での孤独死が1011人にもなっています。震災後、行政によって地域コミュニティが断ち切られたことが大きな原因だといいます。
  大震災を生き延びた命がこのような扱いでいいのか、と思います。
  東日本大震災、とりわけ福島原発事故では避難生活中の死亡が急増しています。
  本当の絆の回復の責任は、第一義的に政治、行政にあることを痛感します。


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  昨日の中継を私も一部視聴していましたが、大飯原発活断層問題では専門家の一致はみられませんでした。
  長期化すると報道されていますが、そうであるならば、まずは原発の運転を停止して、徹底調査をおこなうべきではないでしょうか。


■NHK・・・大飯原発の断層 評価長期化か

  1月16日 21時4分国内で唯一運転している福井県の大飯原子力発電所について、国の原子力規制委員会の専門家会議は、断層が活断層かどうかを評価する会合を改めて開きましたが、専門家の見解は一致せず、結論には至りませんでした。
規制委員会の島崎邦彦委員は、関西電力が今後行う調査を見て判断したいという考えを示し、規制委員会の評価は長期化する可能性が強まっています。

国の原子力規制委員会の島崎委員と専門家の合わせて5人は、先月下旬に行った大飯原発での2度目の断層の現地調査を受けて、活断層かどうかを評価する会合を改めて開きました。
専門家会議は、去年11月に現地調査を行ったうえで評価会合を開きましたが、敷地の北側で見つかった地層のずれを巡って「活断層」か「地滑り」かで専門家の見解が分かれ、関西電力は追加の調査を行っています。

 16日の会合では、専門家から、地層のずれについて「活断層だ」という意見と「地滑りだ」という意見が出て、見解は今回も一致せず、活断層かどうかの結論には至りませんでした。
規制委員会の島崎委員は、関西電力が今後行う、原子炉の近くで溝を掘って地層の断面などを調べる調査を見て判断したいという考えを示しました。
これに対し、会合では「専門家4人の分野が偏っているので、ほかの専門家も入れて議論をすべきだ」という意見も出ました。
国内で唯一運転している大飯原発について、規制委員会は、重要な施設の真下を走る断層を活断層と判断した場合、運転停止を求める考えですが、規制委員会の評価は長期化する可能性が強まってきました。・・・・


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  Twitterを見ていたら、赤旗記者のTweetで歌会始にふれたものがありました。天皇の歌の解釈が深読みでおもしろい。

以下、転載。

■皇居で開かれた「歌会始」。天皇の「お歌」は、昨年11月に夫妻で訪れた沖縄県の景勝地「万座毛」についての思いを詠んだものだったが、そこにはメッセージが込められているように感じた。

「お歌」は「万座毛に昔をしのび巡り行けば彼方恩納岳(あがたおんなたけ)さやに立ちたり」というものだ。

 沖縄戦のさい、「万座毛」の断崖絶壁からは、戦火に追われた民間人が多く海に飛び込んで犠牲となっている。もちろん「恩納岳」も戦場だったし、米軍占領後は155ミリ砲などを住民の頭越しに打ち込む実弾演習の標的となった。

 「昔をしのび」というのは、かならずしも琉球王朝の当時だけをしのんだわけでもあるまい。そして「さやに立つ」とは「さやあて」などの「さや」、つまり戦争の犠牲者をいたみ平和を願う沖縄の人々のように山が立ちはだかっている様子を詠んでいるかのようだ。

憲法の下で「国事行為」以外の政治的発言はできない立場の天皇だが、かつては園遊会で、「日の丸」「君が代」は強制的でないほうがいいと述べたこともある。今日は新基地建設やオスプレイ配備を狙う小野寺防衛相が沖縄を訪問している。そんな時期の意味深長な「お歌」だった(J)