前福井県議会議員 さとう正雄 福井県政に喝!

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農民連が米価下落の歯止め求める請願。小浜線・越美北線・北陸本線第三セクター問題で日本共産党が福井県に要望・意見交換

2021年06月04日 | 福井県政
 昨日は、農民連が米価下落の歯止め求める請願。県農民連副会長の栄正夫さんが山川議会局次長に請願書を手渡し、「コロナによる需要消滅での過剰在庫を政府が緊急に買い入れて需給環境の改善を」「政府が買い上げたコメをコロナ禍での生活困窮者支援に活用を」などを求めました。
 栄さんは大野市議をつとめながら米作や里芋づくりをやられている農家です。山川次長も小学生低学年までお父さんの仕事で大野市におられたそうで話がはずみました。
 私からは、「福井県内でもお米が食べられない学生が食糧支援に多数集まってくる状況があります。長野県庁では学生向けの食糧支援にも取り組んでいます。」などと述べ、農家農業支援と、コロナ禍での貧困支援に取り組む重要性を訴えさせていただきました。

 ひきつづき、小浜線・越美北線・北陸本線第三セクター問題で日本共産党が福井県に要望・意見交換しました。私と、かねもと書記長、沿線自治体から、敦賀市、若狭町、おおい町、大野市、福井市から議員が参加しました。
 党側は①10月からの運行縮小を行わないよう強く求める②特別の支援の枠組みを国に求める―などを求めました。
 県の担当者はJR西に対し、運行本数の維持などを沿線市町とともに求めているとし、国には重点要望として、「新幹線や大都市圏で稼いだ利益を地方の赤字に充てる仕組みに頼らなくても済む制度を求める」とのべました。
 党側は地方ローカル線について、「通勤・通学の重要な要だ」と強調し、「JRはちょっと雨が降ると(運行を)止め、高校も休みになってしまう。JRの都合で学校が休みなってはいけない。JRには(公共交通機関としての)責任がある」と強調しました。
 わたしたちは2024年の北陸新幹線敦賀開業に伴い第3セクター化される並行在来線の利便性確保も要望しました。県側は北陸本線のJR西からの買取り交渉について、「まさに交渉中だが、詳細は守秘義務で話せない。富山は185億円で買い取ったが富山以下をめざす。夏にはJR西とスキーム合意をめざす」「3セクの運賃は富山、石川ともJR時より15%値上げしている。利用者は北陸3県で福井が一番少ない。具体的には10月の経営計画でしめしたい」などと答えました。
 越美北線・小浜線の利便性維持とともに、北陸本線第三セクター鉄道問題も大きな山場を迎えています。

 夕方は戦争する国づくり反対総がかりアクションの宣伝行動に参加しました。