前福井県議会議員 さとう正雄 福井県政に喝!

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福井県議会、「JR小浜線および越美北線の維持・活性化について国の積極的な関与を求める意見書案」全会一致で可決。私は賛成討論。

2021年06月16日 | 福井県政
昨日は県議会開会、議会運営委員会や本会議、理事者説明などがつづきました。

「JR小浜線および越美北線の維持・活性化について国の積極的な関与を求める意見書案」について、自民・仲倉議員が提案理由を説明、民主みらいの辻議員と私が賛成討論。全会一致で可決されました。

 全員協議会では、私は、核燃料税、県立病院医療事故で1億4000万円の損害賠償議案について、特急存続断念について、質疑しました。

県民福井より



■意見書賛成討論 6月15日

 日本共産党の佐藤正雄です。ただいま上程されました発議第27号「JR小浜線および越美北線の維持・活性化について国の積極的な関与を求める意見書案」について賛成の立場から討論いたします。

 まず、今回のJR西日本による大幅な減便の発表は沿線自治体と住民にとっては看過できないことは言うまでもありません。
 日本共産党の武田良介参議院議員がこの問題を6月8日に国土交通委員会でとりあげました。
 上原鉄道局長は、「鉄道は、地域住民の生活の足として、かつ経済産業活動の基盤として非常に重要な役割を担っていることから、減便の実施にあたっては、沿線自治体の関係者に対し丁寧かつ十分な説明をおこない、利用者の利便性の確保にできる限り配慮したうえで行う必要がある」と答弁しています。
 つづけて、鉄道局長は4点について、
1, ダイヤについて具体的な内容はまだ決まっていない
2, 減便は利用状況と輸送力の乖離にもとづくもので、輸送力の確保は今後の利用状況に応じて柔軟に対応する
3, 今回の減便は廃線を前提にしたものではない
4, 自治体関係者に対し理解を得られるよう丁寧かつ十分な説明をおこなう、

 この4点について6月3日にJR西から鉄道局に報告された、と答弁しています。

 さらに武田良介参議院議員が、6月4日に福井県や県議会議連から国土交通大臣あての要望書の内容をしめして、大臣の受け止めをただしました。
赤羽大臣は「いくら事業届出制だからといって話し合いもせずに減便をばしばしできるなんてことは公共交通機関としては考えていない。我々も、国土交通省としても関与していける範囲でしっかりと支援していく」と答弁しています。

 国会審議のやりとりを紹介いたしましたが、意見書の1項目はまさに地域との十分な協議と慎重な判断を指導することを国に求めている点できわめて重要です。
 2項目目は今回のコロナ感染症拡大の下での国民の移動制限や移動自粛いういわば荒業のなかで交通利用者が激減し、交通事業者の経営が悪化した緊急事態への国の支援措置をもとめ、また、人口減少などの構造的問題での利用者減少の中での運営費支援を求める内容であり賛同いたします。

 以上申し上げて賛成討論といたします。