大雨災害で農業パイプラインの取水設備が破損し、坂井平野の農地に水が届きにくくなっている問題。九頭竜川鳴鹿土地改良区のHPで随時情報提供しています。
防塵3機のうち、3号機1機は明日13日からの稼働をめざしていますが、1,2号機の2機は損傷が大きく、当面使用出来ない可能性
があります。

県は来年春までの復旧をめざすとしています。
説明をうけた私は、「農家の皆さんに適切に情報提供を」「事故当時の操作状況はどうだったのか」「復旧にかかる費用負担はどうなるのか」などを県側にたずねました。

■FBC・・・農地に給水できず 大雨で設備に土砂流入
8月4日の大雨で九頭竜川鳴鹿土地改良区が管理する取水設備に土砂が流れ込み、水田などに給水できない状態が続いている。影響は坂井市と福井市の一部地域など4市町で合わせて9000ヘクタールの農地に及び、コメの品質低下が懸念されている。(8月10日) 坂井市坂井町の農業法人では、70ヘクタールの水田でコメを作付けしているが、先週から九頭竜川のパイプラインから給水することができていない。経営者の田中勇樹さんは「コメに水が必要な時期だけど、水が流れてこない状況で困っている。穂が出るころに水をあげないと収量が少なくなる。わせ品種のハナエチゼンの刈り取りに入るけれど、水が入れられず、高温障害でコメが割れないか心配」と語った。 同土地改良区では、取水口の土砂の撤去作業を進めていて、8月13日ごろの復旧を目指している。