前福井県議会議員 さとう正雄 福井県政に喝!

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大雨災害。日本共産党が福井県に被災者の要求最優先でさらに手立てを尽くすよう申し入れました

2022年08月13日 | 福井県政

 大雨災害。昨日、日本共産党福井県委員会が福井県に被災者の要求最優先でさらに手立てを尽くすよう申し入れました。金元書記長と私が参加しました。

県側は明田危機対策監が応対し、申し入れに対して、「断水している地域に給水車、仮設トイレなどをおくっている。生活再建では被害の確定、罹災証明の発行をすすめている」「激甚災害指定、生活再建支援法指定などについては、被害額の確定と基準に照らして取り組んでいく」などと答えました。

 また、昨日は、お盆を迎える時期のコロナ感染対策、大雨被災で機能の一部が故障した農業パイプラインについても県庁から説明をお聞きしました。午後は、社会保障関係の会議参加、夜は再稼働反対金曜行動などでした。

 ひきつづき、県民の皆さんの声を県政に届けてかんばります。応援お願いします!

 

 

県民福井、福井新聞より

 

 

 昨日は、朝 ご飯、味噌汁、海苔、梨。昼 経営が変わった県庁食堂で初めて食事、ラーメンとチャーハンの定食。夜 カツカレー、サラダ。

 

 


■申入書

福井県知事 杉本達治様

         2022年8月12日 日本共産党福井県委員会

              委員長 南 秀一

              書記長 金元幸枝

              県議会議員 佐藤正雄

大雨災害についての申し入れ

 

 南越前町、勝山市を中心に甚大な被害が出た8月大雨災害への連日連夜の対応、感謝申し上げます。

この間、佐藤県議が8月6日に明田大吾危機対策監に面会し県民からの要望をお伝えしました。おもなものは、「断水地域へのきめ細かな給水対応」、「災害ででた大量のゴミ処分は被災者の負担にならないやり方で処理を」、「嶺北ー嶺南間の遮断されている交通回復のメドをしめすこと」、「迂回路となっている大野市などで公共事業のダンプも多く渋滞要因をつくり出しており生活優先の配慮を」、などです。

 また、8月9日には県議会土木警察常任委員会オンライン会議で佐藤県議は高橋土木部長に、「昨日知事らが新幹線要請に政府に出向いた際に、大雨災害対応についても要請したと聞いたが、マスコミでは全然報道されていない。政府の対応はどうだったのか」、「激甚災害指定に向けた取り組みはどうなっているのか」、「私も現地に入りたくさんの要望をうかがったが、たとえば、県道や町道の側溝が土砂でうまっており、雨がくれば容易に住宅地に流れ込む危険がある、対策を講じて欲しい」、と質問要望しました。

 また、8月7日の現地調査をふまえ、当日夜に南越前町役場に北野徹副町長をたずね、町民への情報提供などについていくつか要望をお伝えしてきました。

 これまでの関係者のご尽力に感謝するとともに、被災者の要求最優先でさらに手立てを尽くしていただきますように以下の点を申し入れますのでよろしくお願いいたします。

 

 

1,南越前町の今庄、河野地区や勝山市などの特定地区に集中した被害があり、道路、河川構造物が大きく破壊されていることが特徴で、激甚指定での早急な復旧計画が必要であり、指定となるように取り組んでください。また、再度災害抑止のためにも住宅地内の県道町道の側溝などが土砂で埋まった水路の確保をおこなってください。

2,コメ作りなどの農業被害も泥の流入、パイプ破損などで甚大で、現状では今年のコメはダメで、来年以降のメドも心配であり、この面でも復旧計画を早く示すことが必要です。また、経営体育成支援事業による補助などにより立ち直りの展望をしめしてください。

 また福井坂井地区などに農業用水を供給するパイプラインも土砂の影響がでている、と報道されていますが、一日も早い土砂撤去での機能回復をはかってください。

3,民家の敷地に流入した土砂撤去についてボランティアの皆さんにもご尽力いただいています。一方、業者などに依頼した場合でも床上床下に関係なく工事費の一定割合を国が負担し、市町の持ち出し分についての交付税措置もあります。高齢者世帯やボランティアが入りにくい地域などでは専門業者を広域で動員するなどして被災者の生活再建と地域復旧に取り組んでください。

4,被災者生活再建支援法の適用での住宅と生活の再建をすすめ、被災地域が崩壊していくことがないようにしてください。

5,家屋が浸水して、北陸電力が通電は危険と判断した家では、テレビも照明もクーラーも使えません。応急住宅などを手当てし居住環境の改善をはかってください。

6,従来の水害の際には消毒の際に消石灰などが配布されていましたが、その後の知見で厚労省は泥を取り除き、水で洗い乾かすだけよい、との指針に変更されています。まずこういう変更内容を適切に被災者に周知してください。一方、水がまだ十分な供給がなく、洗い流すことができない家屋も多い現状をふまえた消毒剤の配布などの対策を講じてください。

7,南越前町の被災地では、災害ゴミを自分で離れた指定場所に運搬する必要があるとのことです。広域での収集車、作業員を配置して、家の前に出された災害廃棄物を収集するなど、極力被災者の負担軽減をはかってください。

8,床上浸水により、常備薬などが使えなくなった方々にも災害救助法を適用して、必要やお薬が行き届くようにしてください。

9,日中の高温のなかでの作業、ボランティア活動での健康管理に万全を期してください。被災地区への医師・看護師の巡回などもおこない、被災者の健康観察などもおこなってください。

 また、コロナ感染拡大は厳しい状況がつづいています。ボランティア活動などを通じて感染拡大がおこらないように細心の取り組みをお願いします。

10,今回の気象予報をふまえた災害時の住民への情報提供、避難の指示などが的確であったのか、検証してください。

11,堤防決壊などの個所について、事前に地元地区からの改修要望がだされていたかどうか、出されていた個所ならこの間の対応の検証もおこなってください。

 

                                    以上