物部の森

日常感じたこと、趣味のこと、仕事のこと・・・等々
日記風に書いてます。

【映画】ATOM

2009年10月12日 | Weblog
 ロンドン時代の友人、翻訳家のTさんから久しぶりにメールがきた。このたび公開の映画『ATOM』の日本語吹替え版の翻訳を手がけたという内容だ。『ATOM』は手塚治虫生誕80年企画として原作の「鉄腕アトム」をハリウッドで3DCG化したもの。息子たちも興味を持っていたので早速見にいった。
 ストーリーを書くのはルール違反なのでやめておくが、一言、「面白かった」。勧善懲悪がはっきりと出ていて、子供たちにも分かりやすい。アトムの声優の上戸彩も違和感なくはまっている。また生みの親であるテンマがアトムを見捨て、代わって友人のオチャノミズが彼を支えるという複雑かつ生身の人間観も、原作から逸脱することなく描かれていたように思う。
 物語が終わり、交響曲風のBGMとともにエンドロールが流れ始める。ハリウッド版は中国人スタッフが相当かかわっているようで延々と続く。ようやくそれが終わると日本語版の声優やスタッフの紹介に移る。そこからBGMは、あの「空を越えて~♪」の、日本人なら誰でも知っている主題歌に変わる。心にくい演出。そして最後、本当に最後大トリに「吹替え翻訳者」としてTさんの名前が出る。
 銀幕に友人の名前が映るのってちょっと感動。Tさん、ついにここまできたねえ。おめでとう!グッドジョブ!
コメント (2)
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